今年は事務所移転事務局で慌しく、全くもって落ち着きませんけれど、
こんな日ぐらいはステレオ・メインシステムの前に陣取ってクラシックをば・・・

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ドヴォルザーク/交響曲第3・4・5番
ズデニェク・コシュラー指揮 スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団
この中から第5番を聴いています。
このところ通勤時に交響曲全集を制覇していて、最近はドヴォルザーク、
スィトナー指揮シュターツカペレ・ベルリンで第8番まで進んでいますが、
超有名曲の第9・8番へのターニングポイントが、この第5番だと思いました。
スィトナーは、第1番からドイツ風で、シンフォニックに演奏していて、
時に強引と思えるときもありますけれど、コシュラーさんは抑制かけていて、
オケの実力もあると思いますが、落ち着いてオケをドライブしているようです。
東京都響の首席客演指揮者として毎年来日されいたズデニェク・コシュラー、
でも、地味な方だったので、よく職人などと呼ばれていたように、
奇を衒わず、しっかりとした音楽造りが魅力でした。
かといって堅苦しくはなく、すっきりと纏めたベートーヴェンの田園とか、
ナクソスに録音されていたマーラーの巨人、R.シュトラウスなども
いい演奏だと思うのですけどね、やはり一般的ではないですかね。
話を戻して、1928年にプラハで生まれたコシュラーさんにとって、
ドヴォルザークはいわゆるお国ものですけれど、ここで聴くドヴォルザーク、
オケがちょっと機能的なら、躍動感・スケール感もあったかもしれませんが、
けっして田舎臭くはなく、ナチュラルな感じの音楽造りですね。
渋く味わい深く纏める職人ズデニェク・コシュラーさんの実力でしょう。
いい音楽を聴いて明日への活力としましょう。