2014年02月23日

SONY DISCMAN D-265 開腹

アンプ Victor AX-F1 をステレオ・サブシステムに接続しましたが、
CDプレーヤ代わりに接続した SONY DISCMAN D-265 が不調。
時おり読み取りミスをして音が途切れてしまいます。

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P2236226 posted by (C)fronte360

これも昨年4月に開腹して復活させたのですけど → ココ
また開腹してみることにしました。

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P2236227 posted by (C)fronte360

こいつの回復は簡単、裏面の「⇒」マークのあるネジを全て外しますが、
外してみて気付きました、CDをセットしたままでした。
このため、CDをマウントするノッチがまた一部欠けてしました。

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P2236228 posted by (C)fronte360

欠けた部品も記念撮影です。 仕方ないですね、過酷に使ってきましたから。
とにかく、ゴム足で固定されているピックアップ部が外して、
ひっくり返しました。 久しぶりのご対面。

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P2236230 posted by (C)fronte360

例によって螺旋に切られたネジの部分にミシン油を薄く塗っておきます。
そして、基盤の中央に写っているかしめられたネジのようなもの・・・
これがピックアップの出力調整の半固定抵抗かしら???

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P2236231 posted by (C)fronte360

マークして動かすべきでしょうが、小さな部品でマークできないし、
ここがそれと確証もないので記念撮影しておいてから、ほんの少ぉし・・・
本当に気持ち程度半時計回りに押してみました。 1度も動いてないかも・・・

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P2236232 posted by (C)fronte360

現在動作確認中。 ずいぶんと音飛びの頻度は下がりました。
5分に1〜2度かな、思い出したように息継ぎします。

今度はもうちょっと度胸入れて半固定抵抗を動かしてみるかな〜

posted by fronte360 at 19:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 貧者のオーディオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

同志社女子大学オペラクラス 第27回公演「フィガロの結婚」

日時:2014年2月22日(土) 14:00開演(13:30開場)
場所:同志社女子大学京田辺キャンパス・新島記念講堂

モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」全4幕(イタリア語上演)

演出・音楽指導:井上敏典
音楽指導:井原秀人
衣装:岸井克己

アルマヴィーア伯爵:青木耕平
フィガロ:井原秀人
ドン・バルトロ:雁木 悟
ドン・バジリオ:谷浩一郎
ドン・クルツィオ:平松実留
アントニオ:佐藤彰宏

<4回生オペラクラス配役>
伯爵夫人:川人麻理絵(2幕前)
      吉川 茜(2幕後)
      久保田美潮(3幕)
      後藤伽那(4幕)
スザンナ:白石秋季(1幕)
      長谷川巳恭(2幕前)
      杉山夏帆(2幕後・3幕前)
      菊池芽依(3幕後)
      北薗沙絵(4幕)
ケルビーノ:豊田ひかる(1幕)
       安井歩舞(2幕)
       杉本知奈津(3・4幕)
マルチェリーナ:中野ひかる(1・2幕)
         山下春菜(3・4幕)
バルバリーナ:佐貫瑞穂

花娘・村娘:3年次オペラクラス
      鈴木 萌、松永麻美
村の若者:大阪音楽大学在学生卒業生有志

管弦楽:同志社女子大学音楽学科管弦楽団
チェンバロ:中西智美(卒業生)

指揮:瀬山智博

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IMGP8569 posted by (C)fronte360

2008年の第21回公演以来、6年振り6回目の鑑賞となりました。

思い起こせは最初の鑑賞は2004年の第17回公演、アルマヴィーア伯爵:三原 剛、フィガロ:伊藤 正、バルトロ:井原秀人、バジリオ:松岡重親という布陣に指揮は井村誠貴さん。 この井村さんからのお薦めで伺ったのですけれど、素晴しくてほぼ毎年のように鑑賞していたのですが、単身赴任となって長らくご無沙汰してしまいました。

そしてご無沙汰している間に演出も指揮者も変わってしまい、おまけに本年より原語による上演とのこと、興味津々で伺わせて頂きました。

原語での上演ということもあって、字幕と舞台を行ったりきたり、最初はちょっと戸惑ってしまいましたけれど、よく考えるとすでに過去5回も鑑賞しているわけです。 また単身赴任時代には図書館で借りたアーノンクール指揮によるCDで通勤時に繰り返し聴いていたこともあって、ストーリーと音楽は、時々迷子になるものの、ほぼ解っているので字幕を補助的に見ることにして舞台にできるだけ集中するようにしました。

この原語上演、どうだったのでしょうか。 いくら耳なじみの音楽であっても発音の出来までは知る由もありませんけれど、オペラクラスの皆さんよく頑張っていたのではないでしょうか。 しっかりと堂々と歌われていました。 しかし、どの方も総じて声量が乏しいように感じて、関西トップクラスの男声陣の方々と堂々と渡り合う新鮮なオペラクラスの面々の歌唱を期待していたのでしたが、原語で覚えて、という作業でちょっと小さくなってしまったのかな、と思ってしまいました。 演技も表情や手振りなどもよく使って頑張ってましたけど、ちょっと人形劇っぽく感じる場面もあったりしてどうかなと正直感じた次第です。 これからどんどんとこなれてゆくのでしょう、期待したいと思います。

そんな印象を総じて持っていたのですが、その中でもとても見事だったのは第3幕の伯爵夫人。 声量も十分にあってしなやかな声質、コントロールもよく効いていました。 ちょっと断トツの感も持ち、素晴しかったですね。 あと第4幕の伯爵夫人はちょっと線は細いものの清らかで柔らかな声が良く、そのためもあってか夫人が可愛いお嬢さんに見えてしまいましたけれど。 またこの幕では、スザンナもそれまでと雰囲気がちょっと違ってしっかりもののお姉さんっぽく、落ち着いたなめらかな声で声量も出ていて良かったのではないかな。 若い女性としては難しい役どころのマリチェリーナですが、落ち着いたよく透る柔らかな声でした、もうちょっと声量があると更によかったかな。

と言いたい放題を書いてますが、男声陣ではバジリオの谷浩一郎さんが圧倒的でした。 片岡愛之助ばりの役柄でこれまでの松岡重親さんも見事でしたけれど、とても見応えもありまた一番声も良く出ていましたね。 他の男声陣と比してもヴォリューム1つぶん大きかったように感じました。 伯爵は演技もしっかりとしていましたが、この舞台では三原剛さんの存在感、圧倒的なイメージが強くて・・・後半は見慣れてきましたけどちょっと違和感を持って見てしまいました。 違和感というと、肝心のフィガロですけれど白状すると以前より個人的には違和感を持っていて、やはり最初にここで見た伊藤正さんがフィガロで井原秀人さんはずっとバルトロのイメージなんです。 申し訳ありませんけれど。

最後に管弦楽は、始めて聴かせていただく瀬山智博さんでしたが、躍動的な音楽造りで舞台を支えていました。 オケもよく頑張っていましたね、上質のアンサンブルでした。 今回トランペットが目の前にいる席だったので、やたらラッパと太鼓の音が耳につきましたけど、きちんと抑制効かせて響かせたラッパと深い響きながらコンパクトに打っていた太鼓によってまったく邪魔になるどころかこんな風に吹いて打っているのか、と発見にもなりました。 特に第3幕の後半など舞台と相俟ってわくわくする演奏を楽しんでいました。

久しぶりだったのと、原語上演ということもあって、今回はちょっと斜めに見てしまった感も多いにありますけれど(すみません)、やはりカーテンコールになると関係者ではありませんが目頭が熱くなりました。 一列に並ばれた皆さんのお顔を見ると、各場面で歌われていた場面を思い起こします。 色々と書いてはきましたが、それぞれ皆さん精一杯歌われたと感じましたし、一所懸命やりきった爽快感も感じた次第です。 とても貴重な経験をされたと思います。 出演された皆さんの今後のご活躍を期待します。

posted by fronte360 at 08:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 14-演奏会にて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする