2013年11月30日

ルイ・マルティーニ、シャンパルティエ/真夜中のミサ

一気に寒くなりました。
アメダスによると、奈良地方気象台では 7:10現在 0.1℃ であります。
奈良は何度も言うように近畿のチベットみたく、夏は暑く、冬は寒い・・・

このステレオ・サードシステムのある部屋には暖房器具は足温器しかなく、
室温は5℃となっていますが、ONKYO Liverpoll R200 は22日の開腹手術以降、
実に快調に動作してくれていて、嬉しい限りです。

休日朝に恒例となってしまった感のある宗教曲の鑑賞もサードシステムにて、
先日の高知旅行で捕獲したレコードをかけています。

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PB305687 posted by (C)fronte360

シャンパルティエ/真夜中のミサ
 マルタ・アンジェリシ(S)、エディット・セリ(S)
 アンドレ・ムーラン(カウンターT)、ジャン=ジャック・ルージュ(T)
 ジョルジュ・アプドアン(B)、フランス音楽青少年合唱団
  ルイ・マルティーニ指揮パイヤール室内管弦楽団

降誕祭前夜のミサ曲とも呼ばれるそうで、降誕祭前夜=クリスマス・イヴ、
クリスマスの歌・ノエルに基づいて曲が構成されています。
そのノエルも当時のフランスでは誰しも知っているポピュラーなものばかり、
しかも対位法的な処理をされずにそっくりそのまま利用するなどされて、
とても解りやすく聴きやすいのが特長ではないでしょうか。

たとえば第1曲目キリエの冒頭「キリエ・エレイソン(Kyrie eleson)」には
Joseph est bien marie(ヨセフはまことよきひとをめとい)
続く「クリステ・エレイソン(Christe eleson)」には
Or nous bites Marie(時にはマリアはわれらに語っていわく)で、最後に
Une jeune pucelle(若き乙女は)という3曲のノエルが使われているそうで、
この間にオルガンの間奏も入って、親しみやすく牧歌的でもありかつ神秘的。

3曲目のクレードを頂点としたシンメトリカルな構成をとっていて
形式感もしっかりとしていて、単なる流用品で寄せ集めた感はなくて、
ポリフォニックな面もあって聴き応えもあるミサ曲でした。
これはいい買物をしました。


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2013年11月29日

秋の高知旅行・朝倉神社参道

11月23日、朝倉神社の秋祭りで張られた縄に誘われるように神社に到着。
参道にはお神輿が置いてありました。

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当地では、担ぐのではなく、引き回すのが多いのではないかな?
本殿にはもっと立派なお神輿がありましたが、しばし観察。

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鳥居には朝倉神社と書かれていますね。

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先に進みましょう。
まだちょっと時間が早いようで、準備中のようであります。

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境内には太鼓も置いてあり、これも引き回すのでしょうね。

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拝殿前にはパイプ椅子を並べ、

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拝殿の中では写真撮影の準備中のようです。

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立派なお神輿、ここにお祭の間には神様が移ってこられるのでしょう。
しかし、久しぶりに男性の紋付羽織袴、女性の留袖の正装を見た、
そんな気がします。

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2013年11月28日

秋の高知旅行・朝倉神社界隈

11月23日、到着した日より気になっていたのですが、
朝倉界隈には、ご覧のような縄が張り巡らされているんです。

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思い出してみると、昨年もコレがありました。
朝倉神社の秋祭りがあるので、神社の領域(結界?)か何かを示すものかな。
とにかく、ずっとこれを追いかけて行くことにしました。

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神社に近くなると、笹の竿が立つようになりますね。

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そして朝倉神社に到着、幟が立っております。

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2013年11月27日

秋の高知旅行・到着そして収穫

11月22日、有給休暇をとって、気温3度の奈良を抜け出しました。
お盆休みの青春18きっぷでの高知往復より久しぶりの高知往復となりましたが、
今回はバス利用、阪神高速は渋滞していましたけれど、定刻に高知到着。

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駅前の銅像(実際はFRPだそうですが)
最初は駅に向かって立たせる計画でしたが、それでは観光客はここで満足し、
それぞれの観光地に行かないので、あえて駅に背を向けて立っております。

さて、当方が到着してすぐに向かったのは・・・

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中古レコードの捕獲でした。 今回はちょっと収穫ありましたよ。

■日本コロムビア シャンパルティエ/真夜中のミサ ルイ・マリティーニ指揮パイヤール室内管弦楽団ほか (OS-2867-RE:105円)

■キング [バロック名曲1000シリーズ]ガブリエリの魅力 ハンス・ギレスベルガー指揮ガブリエリ・フェスティヴァル金管アンサンブルと合唱団、エドモンド・アッピア指揮ガブリエリ・フェスティヴァル管弦楽団と合唱団ほか (GT-1077:105円)

■日本コロムビア [バロックの宝石箱]J.S.バッハ/カンタータ第23番「汝まことの神にしてダビデの子よ」BWV23、カンタータ第159番「見よ、われらエルサレムにのぼる」BWV159 クルト・トーマス指揮ドイツ・バッハ・ゾリステン、フランクフルト聖歌隊ほか (OC-7211-KT:105円)

■キング [ウィーンの室内楽名盤1300]モーツァルト/ピアノと木管楽器のための五重奏曲変ホ長調 K.452、ベートーヴェン/ピアノと木管楽器のための五重奏曲変ホ長調 Op.16 ウィーン八重奏団、ワルター・ポンフォーファー(p) (GT-9264:105円)


あいかわらず宗教曲関連が多いのが特徴ですね。
はちきん運転士も写った土電を貼っておきましょう。

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2013年11月26日

高知大学交響楽団 第54回定期演奏会

日時:2013年11月24日(日) 14:00開演(13:30開場)
場所:高知市文化プラザかるぽーと・大ホール

曲目:グリンカ/歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
   ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 作品26
(アンコール)J.S.バッハ/無伴奏パルティータ第2番
   ステンハンマル/交響曲第2番ト短調 作品34
(アンコール)オーノコウヘイ(漢字不詳)/グラデーション
(アンコール)J.シュトラウス/ラデツキー行進曲

独奏:吉川安子(vn)

指揮:小笠原暁

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創団50周年を迎えた昨年の定期演奏会をもって16年間指導されていた池田俊さんが名誉指揮者に退かれ、新生高知大学交響楽団としてスタート。 ステンハンマルの交響曲第2番という意欲的なプログラムでしたが、フレッシュな感覚でメリハリを持った演奏で見事に演奏しきったのに感服しました。 学生時代より係わっておられたという小笠原暁さんの指揮のもと、キレもよく一体感のある充実した演奏でした。

各パート間の連携やバランスも良かったですし、何より第1楽章の冒頭が実にカッコ良く始まって、一気に最後まで聴かせた、そんな感じがしました。 確かに事故(ミス)も散見されましたけれど、果敢に攻めた前向きな演奏の結果であったので気になりません。 そして終楽章のフィナーレでは、沈着冷静に振り分けていた小笠原さんも少々熱っぽくなられていたようです。 落着きながらも粘り気も出し、じっくりと溜め込んだ終結は見事でした。 一呼吸おいて、最初に拍手を贈らせていただきました。

この演奏の前、団長の女性と前半プログラムでコンマスを務めていた先輩(男性)が登場。 曲紹介とともにスウェーデンと高知大学・高知大学交響楽団との結びつきの解説もあり、スウェーデンからの交換留学生3名もステージに登場するなど、単なる曲紹介に止まらず、オーケストラと演奏会場との一体感を醸成させるなかなか良い試みであったと感じました。 これで曲への親近感もぐっと増したことは間違いないでしょう。

これに先立って演奏された「ルスランとリュドミラ」序曲は、フレッシュかつストレートな演奏でした。 集中力を高めて走りきった、という感じかな。 各パートのソロがやや薄く響いてオケとも溶け合わないのは、練習量の差でしょうね。

高知在住のヴァイオリニストでオケのトレーナーでもある吉川安子さんを迎えてのブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番、オケの響きは厚みと深み増して覇気ある伴奏となり、吉川安子さんとの一体感がよく感じられた演奏でした。 第3楽章、明るくフレッシュに盛り上がり、吉川さんのソロも情感漂わせつつも力強く弾いて、元気を頂いた感じがしました。

アンコールには高知大学交響楽団のOBのよる「グラデーション」という曲のフル・オーケストラ・バージョン。 オーノコウヘイ(漢字不詳)さんもキーボードを弾かれて参加。 優しくも雄大な自然をテーマとした曲でしょうか、そんな感じがしました。

最後はラデツキー行進曲、手拍子でオケと一体となってのお開き。 今後の活躍を期待したいと思います。 これからも頑張ってください。

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簡単に演奏会を振り返ってみたいと思います。

昨年秋の高知旅行で偶然見つけた高知大学演奏会、そこでアンケートを書いたら招待状が来ました。 当初、今年秋は11月2〜4日の日程でしたが、仕事の都合などもあり今年秋の高知旅行は22〜24日に変更となし、演奏会と日程が合いました。 はりまや橋近くの「かるぽーと」へと足を運びました。

このホールには始めて入りましたが、新しく綺麗なホールですね。 正面は3階席、両サイドの席は5階まであって、奥行きは短いけれど天井の高いのが特長でしょうか。 2階席中央右側の最前列 1列-26 に陣取りました。 天井が高いのでやや音が上に抜けてしまうかな、と予想しましたが、確かにそんな感じで少々デッドな響きのホールのようです。

定刻、ブザーが鳴るのがちょっと昔風で違和感あり。 こんな綺麗なホールなのでメロディが流れるような工夫が欲しかったところですが、これはオケとは関係ありません。 左右より整列入場にてオケのメンバーが登場。 会場より暖かい拍手が鳴りやみません。 オケの編成は通常配置で 12-10-9-7-5 でしょうか。 コンマスが立ち上がってチューニングを実施して準備完了。 指揮者の小笠原暁さんが、やや緊張した面持ちで静かに登場し、指揮台の前で一礼をして登壇。 いよいよ始まります。

「ルスランとリュドミラ」序曲、フレッシュかつストレートな演奏でした。 集中力を高めて走りきった、という感じだったでしょうか。 的確に降る小笠原さんの指揮に合わせて、走る、といった感じ。 早いフレーズもきっちりと弾いているのですが、各パートのソロなどやや薄く響いてオケとも溶け合っていない感じなのですね。 ホールの音響もデッドな感じなのも影響しているでしょうが、練習量の差と感じました。 それでも集中力を切らさず、最後まで見事に演奏しきっていました。
なお、ヴァイオリン奏者の中には香南ジュニアオーケストラの方5名も参加していて、皆さんしっかりと弾いておられたのが印象的でした。

オケの弦楽器メンバーが刈り込まれてジュニアオケの方が抜けたようで、9-6-9-7-5 の編成となりました。 そして高知在住のヴァイオリニストでオケのトレーナーでもある吉川安子さんが、タイトな真っ赤なドレスに身を包んで登場。 まずはオケの各弦楽器1プルト方々に握手をしてから、客席に向かって一礼をして始まったブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番。 オケの響きは先と比して厚みと深み増し、覇気ある伴奏となりました。 そして何より吉川安子さんとの一体感がよく感じられた演奏でした。

第1楽章、ティムパニのトレモロ、柔らかな木管アンサンブルによる上々の滑り出し。 安川さんも深みのある音で入ってきましたが、少々フレーズの最後の音程が怪しかったかな。 それをオケが重厚感ある響きで盛り上げてゆきますが、どうもソロがやや潤いの少ない響き。 小笠原さんはソロによく併せオケを的確にコントロールしています。 クライマックスとなって、吉川さんも油が回ってきたみたい、オケとともにパワフルに昇りつめてゆきました。

アタッカで第2楽章となると吉川さんのソロ、伸びやかになって艶が断然増してきました。 オケの弦楽器の分奏もしみじみとして、むせび鳴くようなソロも相俟って見せ場を形成。 素晴しかった。 ただオケの管楽器のソロが入るとやや音量が大きくでバランス悪く感じたのが少々残念でしたけれど。 雄大なホルンが入ったあと、じっくりと歌ってこの楽章を終えました。

第3楽章、ヴィオラのトレモロより徐々にオケが音量を上げて明るくなると、ソロも明るく歌いますが、少々音がかすれ気味かしら。 少々テンポを遅くとって歌います。 オケだけになって、力増して勢いつけて盛り上がってゆくフレッシュさがいいですね。 ソロも情感漂わせつつ吉川さんのソロも情感漂わせつつも力強く弾いて、一体感のある演奏となって、元気を頂いた感じがしました。 そしてフィナーレ、ストレートにキレ良く進めて駆け抜けました。

15分間の休憩。 団長の女性と前半プログラムでコンマスを務めていた先輩(男性)が登場。 曲紹介とともにスウェーデンと高知大学・高知大学交響楽団との結びつきの解説が始まりました。 少々慣れないやり取りに会場内はかえって和んだみたい。 そしてスウェーデンからの交換留学生3名もステージに登場。 単なる曲紹介に止まらず、オーケストラと演奏会場との一体感を醸成させるなかなか良い試みであったと感じました。 これで曲への親近感もぐっと増したことは間違いないでしょう。

解説が終るちょっと前よりオケのメンバーがステージに入ってきました。 11-12-8-9-5 の編成のようです。 解説を終えると、先輩は1ヴァイオリンの第2プルト、団長さんは楽屋にマイクを置いてからトランペット席に着席。 コンミスが立ち上がってチューニングを行って準備完了です。 指揮者の小笠原さんが登場していよいよ始まります。

第1楽章、小笠原さんの軽いハナ息とともにヴィオラとチェロが明るく深みのある響きで勢い良く歌います。 響きにはコクもあって素晴しい響きに魅了されました。 そしてメリハリを付けて進め、実にカッコ良い音楽に仕上がっていたに驚かされました。 素晴しい。 落ち着いた深みのある木管の響き、雄大でかつタイトなホルンの響き、弦楽器の分奏も良く、コントラバスもこれまでの曲よりも厚みのある響きです。 密やかさもありますが、若々しく明快な曲運びとして聴きやすい。 そして各楽器が歌って織り成す響き、想いの籠もった演奏で、色々な楽器が特徴的に扱われているのもよく分かる見事な演奏でした。

第2楽章、ヴィオラの静謐な響き、チェロが絡んで神秘的な開始。 落ち着いたヴァイオリンも入ってきました。 凜としたオーボエ、落ち着いたクラリネット、ゆったりとしてやや粘り気を持たせています。 小笠原さんの的確が棒捌きで丁寧に進めてゆき、各パートの響きを織り交ぜ、先の曲と違ってバランスも良く、統率力よく実に見事に纏めていました。 やや単調になるきらいもなきにしもあらずでしたけれど。

第3楽章、深い響きを持ちつつも活気あるメロディで攻めます。 ヴァイオリンのワルツのリズムでしょうか、巧く決めて盛り上げていって、ノリノリって感じ。 これをすっと転換するのも見事。 木管楽器が果敢に攻めていて、前向きな演奏が聴き応えあります。 多少の事故(ミス)はあっても気持ちいいじゃないですか。 弦楽器が加わって、コントラバスのピチカートも良かったですね。 小笠原さん、派手なアクションなどなく確実にテンポを刻み指示を出して進めてゆきます。 若干後半また単調になったようにも感じましたけれど、この楽章とそっと止めました。

第4楽章、小笠原さんの軽いハナ息とともに弦の響きのあとホルンが咆哮。 オーボエ、フルートも加わって雄大な響きのあと粘り強く盛り上げてゆきます。 小笠原さんのキレの良い的確な指揮に合わせてオケが見事に反応、タイトに曲を進めます。 想いの籠もった息づいた音楽です。 オケが一体となっています。 これをすっと止めた転換も見事。 クラリネットが身体を揺らして抑揚つけていましたね。 全休止。 コントラバスのピチカート、クラリネットの深い響きが絡み、徐々にタイトかつ重量感のある響きで盛り上がってゆきますと、小笠原さんも徐々に熱してきたみたい。 左拳をグーにしてホルンに指示。 それでも弦楽アンサンブルは冷静に進めて、スキップを踏むような少しおどけた感じも交えます。 エンディングに向かってトランペットも抑揚つけて吹いて盛り上げ、最後はじっくりと溜め込んだ響きとして落ち着いた着地。 ホールに残響が残った熱演。 フレッシュな感覚でメリハリを持った演奏で見事に演奏しきったのに感服しました。 素晴しい演奏でした。 ホールの響きが消えるのを待ち、最初に静かに拍手を贈らせてもらいました。

アンコールには高知大学交響楽団のOBのよる「グラデーション」という曲のフル・オーケストラ・バージョン。 オーノコウヘイ(漢字不詳)さんもキーボードを弾かれて参加。 優しくも雄大な自然をテーマとした曲でしょうか、そんな感じがしました。

最後はラデツキー行進曲、手拍子でオケと一体となってのお開き。 新生高知大学交響楽団を見たいい演奏会でした。 今後の活躍を期待したいと思います。 これからも頑張ってください。


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2013年11月25日

131125_0814~0001.jpg残ったの…
誰やろ

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131125_0807~0001.jpg色とりどりの傘が掛けられたシート

高知は雨

これより帰還いたします。

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2013年11月24日

酒王司牡丹

131124_1939~0001.jpg牡丹は百花の王、さらに牡丹の中の司たるべし

金凰司牡丹

今宵、高知最後の夜
室戸のさごし、須崎のびんながの刺身とコレで更けゆきます。

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日曜日

131124_1217~0001.jpg日曜市

山北みかんを買って次に移動します。

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2013年11月23日

小村神社

131123_1536~0001.jpg土佐二之宮・小村神社に来ました。

いい所です。また来たいな。

posted by fronte360 at 15:40| Comment(0) | TrackBack(0) | mobile | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ひまわりリーブル

131123_1223~0001.jpg高知県民御用達の乳酸菌飲料

ひまわり乳業のリーブル。

北海道のカツゲンみたいなもの…と言っても分かりませんね。

posted by fronte360 at 13:36| Comment(0) | TrackBack(0) | mobile | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月22日

どろめ

131122_2110~0001.jpg美味しいなぁ〜

ほとんど完食…

土佐鶴が進んでヤバいかも…

posted by fronte360 at 21:21| Comment(4) | TrackBack(0) | mobile | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

新酒・土佐鶴

131122_1951~0001.jpgこの時期、
高知に来たなら…

コレは外せません。

新酒・土佐鶴

ボジョレー!

posted by fronte360 at 19:55| Comment(3) | TrackBack(0) | mobile | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高知に到着

131122_1500~0001.jpg気温3度の奈良を脱出

高知は小春日和で、あったかいなぁ。

駅前でさっそくアンパンマン発見。

ご冥福をお祈りしました。

さて、時間が早いのでどこに行くかな…

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ONKYO Liverpool R-200 接点復活作戦その後のその後

寒いですね、奈良はついに気温3度まで下がりました。

寒いと汗をかかなくなるので、オーディオ機器の分解には良いのですが、
身体が冷えるのが困り者ですが、格闘していると寒さは感じないものです。

で、今日はお休みを頂いていて、これから外出しないといけないのですが、
先日より格闘している ONKYO Liverpool R-200 の右の音がまた出なくなって・・・
またもやスピーカーA、Bとも同じ状態なんです。

当初はスピーカーリレーを疑っていましたけれど、
スピーカーA、B用にそれぞれ1個のリレーのはずなので、
同時におかしくなることは考え難く・・・
原因は別の所・・・そう思い立ってまた分解・格闘しました。

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PB225493 posted by (C)fronte360

フロントグリルを外して、この前は接点復活剤を持ってなくて、
アルコールで拭いたところですけれど、接点復活剤を塗っておきました。

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PB225496 posted by (C)fronte360

あと、フロントパネルが外せないか・・・と格闘。
パネルのネジを外したあとボリュームの載っている基盤のネジを1本外し、
ケーブルは付いたままですけれど、ようやくフロントパネルが外れて、
持ち上げることに成功しました。

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PB225497 posted by (C)fronte360

モード切替のロータリスイッチ、金属の四角の箱になっている部分ですが、
ここから接点復活剤を流し込んで、スイッチをカチカチと動かし、完了。

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PB225499 posted by (C)fronte360

これで本当に完了となりますか・・・ 現在また試運転してます。

今日はイングリッド・ヘブラーによるモーツァルトのピアノ協奏曲第17番。
快調です。

次の確認は25日までお預け・・・ さぁでは行ってきます。



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12月の関西アマオケコンサート情報(追加)

12月に、京阪神で開催されるアマオケ関連の演奏会について追加投稿します。

※11/22(追加)
 12/1:西宮市交響楽団 第九 in にしのみや
 12/3:神戸女学院大学音楽学部 定期演奏会'13

我太呂さんより情報を頂きました。
西宮で設立60年となる西宮交響楽団、
そして神戸女学院大学音楽部による成果発表ともいえる定期演奏会。
興味ある方は是非いらしてください。


2013年11月21日

河内花園から若江岩田・吉田春日神社(ラグビー神社)

11月16日、河内花園から若江岩田まで歩きました。
東花園駅前より2箇所の延命地蔵尊にご挨拶して向かった吉田春日神社、
ラグビーの聖地花園ラグビー場に近く、別名ラグビー神社とも呼ばれています。

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PB165429 posted by (C)fronte360

奉納された巨大なラグビーボール

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PB165430 posted by (C)fronte360

そしてプレートは、絵馬でしょうか。

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PB165431 posted by (C)fronte360

絵馬にに描かれているキャラクターは、右から、
東大阪市のメインキャラクター「トライ君」、地元花園の「らぐびーらっこ」
JAの「らっぴーくん」、そして地元の「ラボちゃん」のようです。

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PB165432 posted by (C)fronte360

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PB165433 posted by (C)fronte360

愛嬌のある狛犬さんは江戸時代に作成されたもののようです。

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PB165437 posted by (C)fronte360

享和元年ならば1801年、この前の年号は寛政、このあと文化・文政となり、
江戸時代中期ですね。

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PB165441 posted by (C)fronte360



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2013年11月20日

河内花園から若江岩田・吉田春日神社

11月16日、河内花園から若江岩田まで歩きました。
東花園駅前より2箇所の延命地蔵尊にご挨拶して向かった先は・・・
その前に、そうそうこんなのがあるんですよね。

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PB165423 posted by (C)fronte360

江戸時代の道標と想像しますが、右がいいですね、瓢箪の形です。
瓢箪山は右でっせ、と判りやすい。

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PB165424 posted by (C)fronte360

ここを右、そして行き着いた目的地は、吉田春日神社であります。

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PB165425 posted by (C)fronte360

その名のとおり、奈良の春日大社や元春日と称される枚岡神社と同じ
4柱(天児屋根大神、比売大神、武甕槌大神、経津主大神)を祀っています。

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PB165426 posted by (C)fronte360

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PB165428 posted by (C)fronte360


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2013年11月19日

河内花園から若江岩田・花園商店街の延命地蔵尊

11月16日、河内花園から若江岩田まで歩きました。
東花園駅前の延命地蔵尊に挨拶し、花園商店街を抜けました。
振り返ると、こんなアーケードになってます。

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PB165417 posted by (C)fronte360

ラボちゃん、
ラグビーのまち東大阪・花園、花園ラグビー場のキャラクターですね。

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PB165422 posted by (C)fronte360

このアーケードを出たところにも延命地蔵尊がいらっしゃいます。
ここには3体のお地蔵さまがいらっしゃるんですね。

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右のはお不動さんに見えるのですが・・・
手入れもきちんとされて、皆さん仲良く見守ってくださってます。 合掌。

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PB165418 posted by (C)fronte360


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2013年11月18日

豊中市民管弦楽団 第49回定期演奏会

日時:2013年11月17日(日) 14:00開演(13:30開場)
場所:いたみホール

曲目:ワーグナー/歌劇「タンホイザー」序曲
   ウェーバー/クラリネット協奏曲第1番ヘ短調 作品73
(アンコール)シュライナー/Immer Kleiner(どんどん小さく)
   シューマン/交響曲第4番ニ短調
(アンコール)ワーグナー/楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲

独奏:近藤久美(cl)

指揮:谷野里香

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シューマンの交響曲第4番、大好きな曲だけにハードルも高いのですけれど、充実した響きに感動しました。 第4楽章、まだ終わらないでくれ、と念じつつ最後の1音まで堪能させてもらいました。

惜しむらくは客席からのブラボーが早かったこと。 どの曲も太い声でブラボ・ブラビと叫ぶ御仁がいらして、気持ちは分からないでもないですが、音楽の終わりを知っているから素早くブラボと叫ぶのは間違い。 声が音楽の余韻を掻き消していることにもっと想像を巡らせて欲しいものです。

と、オーケストラには関係ない話を書きましたけれど、第1楽章の序奏部より谷野さんが両腕を拡げて大きく掬い上げるように始めた落着いた響き。 ファゴットのしっとりとした響きが絡み、熟成された音楽の始まり。 素晴らしい演奏になるな、と直感したとおりの素晴らしい演奏でした。 コントラバスは4本のみでしたが、一体となった響きは時にパワフルとなって見事な存在感。 木管楽器も見事でしたね。 僅かなフレーズでも身体を揺らながらイントネーションをつける熱演。 谷野さんらしくきちんと整理された音楽に、オケの面々の想いが熱くのった演奏にしばし心奪われました。

これに先立って演奏された「タンホイザー」序曲は、精密機械のように組み立てられた演奏と感じました。 パワフルな面ももちろんあるのですが、最初の曲ということもあってか、きちんと整理されているのが前面に立ってしまったようですね。 曲の構造がよく判ったという点では面白かったな。

近藤久美さんをソリストにしたウェーバーのクラリネット協奏曲では、オケの響きに深みとコクが出てきました。 近藤さんのソロは凛とした清潔感のある響きで、オケとうまく対峙していたように感じました。 まだお若いので深い陰影という面では少々物足りなさを感じましたけれど、時おり楽器を見て首をかしげておられたようなので楽器の不調だったのかもしれませんね。 第3楽章では輝くようなノリノリのソロとして活気ついたオケとの会話もよく駆け抜けました。 蛇足ですが、このブラボも早くて少々興ざめ。

でもアンコールでまた楽しめました。 オケのメンバーが増員されるので何をするのかな、と思って見ていると・・・クラリネットを分解しながら吹く曲なのですね。 おじさんが出て来たので、譜面でもめくるのかな、と思っていたら譜面を指さしたあと、近藤さんより渡されたベルを持って楽屋に引っ込みました。 次に出てくると下菅、その次は上管が持ち帰られて、最後はマウスピースでビロビロと吹いておしまい。 初めて見ました(聴きました)。 終演後の近藤さんのにこやかな笑顔も素敵でしたね。

思い起こすと豊中市民管弦楽団を最初に聴いたのは2001年4月15日の第24回定期演奏会でした。 途中単身赴任で聴けなかったり、都合が悪くてここ2回ほど聴けていませんでしたが、谷野さんの指揮のもと着実に進化しているようです。 素晴らしい演奏を有難うございました。

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簡単に演奏会を振り返ってみたいと思います。

奈良から伊丹まで1時間半でしょうか、バタバタとしていて12時過ぎに家を出たのでホールに到着は開演10分前。 慌てて2階席を目指し、中央通路より後ろ3列目 28-26 に陣取りました。 2階席は3割程度の入りだったでしょうか。 もっと余裕を持って来ないといけませんね。

定刻となり左右よりオケ・メンバーが整列入場。 通常配置で 10-12-8-8-4 でしょうか。 コンミスによるチューニングが始まりました。 パンフレットによるとゲストコンサートミストレスとなっておりました。 準備完了。 長身スリムな谷野里香さんが登場し、指揮台の手前にて、にこやかな笑顔とともに左・中央・右と3方向に丁寧に頭を下げてから登壇します。 一つ括りにした髪、10年前に黒かったのにずいぶんと白くなったなぁ、との印象。 あえて染めないのは、年輪を意識されているのでしょうか。 勇気あるなぁ、とは同行者の意見。 とにかく始まります。

ワーグナー「タンホイザー」序曲、きちっと制御された精密機械のように組み立てられた演奏と感じました。 柔らかな響きでの始まりには威圧感なし。 丁寧に紡いでゆきます。 そして底鳴りのするオケの大きな響きもありましたが、きちっとしているからか威圧感はここでもあまり感じません。 コントラバスの響きもよく聴こえますし、ティムパニは終始重い打音なのですけれど。 ヴァイオリン・ソロは清澄な響き。 谷野さんの手中に綺麗に収まっているからかな。 その谷野さん、左手を使って音量をまた上げました。 少々ヴァイオリンの響きが薄いというか、ザラついた感じだから余計にそう思うのかもしれませんね。 最後までもちろんパワフルな面ももちろんあるのですが、きちんと整理されていた、との印象。 最初の曲ということもあるでしょうね。 曲の構造がよく判ったという点では面白く感じた演奏でもありました。

オケメンバーが一部退席、手際よく第1ヴァイオリンの席を後ろに下げてソリストのスペースを確保しました。 9-9-6-5-3 の編成になったようです。 チューニングを終えて準備完了。 紫というかガーネットのような色相の綺麗なロングドレス、裾を引きずりながらソリスト近藤久美さんが登場。 裾を踏まないように、足元に注意しながら指揮台の後ろに回り込んだ谷野さんとともに礼をし、いよいよ始まります。

ウェーバーのクラリネット協奏曲、先ほどまで精密機械のようなっだオケの響が生き生きとして深みとコクが出てきました。 そして近藤さんのソロは凛とした清潔感のある響き。 オケとうまく対峙して吹き切りました。

第1楽章、コントラバスの響きが印象的な序奏、先ほどのまでのオケの響きとは違って生き生きとた感じで堂々としています。 クラリネットのソロは凛とした響きで、やや憂いを帯びた感じだったでしょうか。 音量は十分、オケと対峙しつつ曲が進みます。 劇的な感じもよく出ていました。 オケも間奏部分では音量を上げていますが、ソロが加わってもオケの音量は目立って下がることなく、堂々と渡り合ったのと、そっとこの楽章を止めました。

第2楽章に入る前、布を通してクラリネットの清掃してから始まります。 柔らかな弦楽器の伴奏にのってクラリネットも柔らかに歌い出します。 凛とした響きで落ち着いて歌い継いでゆく感じ。 ホルンとの響きも絡んでしっとりと歌います。 ホルン大健闘。 やや陰影に乏しく感じたのはまだお若いからでしょうか。 楽器の調子もイマイチだったのかもしれませんが・・・時折楽器を見て首をかしげておられたようですし。

第3楽章、輝くようなノリノリのソロとし、活気ついたオケとの会話。 ティムパニは先の細いマレットに持ち替え、軽快に走るオケとソロとの掛け合いが気持ちいい。 一転しっとりと吹いたあと、主題を戻してまた活気つき、技巧的なパッセージを織り交ぜながら颯爽と駆け抜けました。 間髪を入れずにブラボー、熱演でしたけれど、ちょっと早いのではないの・・・と少々同行者は不満だったようです。

アンコール、普通ならソロの曲になると思いますが、オケのメンバーが増員されるので何をするのかな、と思って見ていると・・・オーケストラをバックに軽快なメロディを吹きながら、クラリネットを分解しながら吹く曲なのですね。
途中、おじさんが出て来たので、譜面でもめくるのかな、と思っていたら譜面を指さしたあと、近藤さんより渡されたベルを持って楽屋に引っ込みました。 次に出てくると下菅、その次は上管が持ち帰られ、右手をベル(持ち帰られましたが)の置いて管を塞ぎながら吹いていて、最後はマウスピースだけでビロビロと吹いておしまい。 面白い。 初めて見ました(聴きました)。 終演後の近藤さんのにこやかな笑顔も素敵でした。

15分の休憩。 パンフレットやチラシなど見ながら席で時間を過ごします。 落着いて見ると綺麗なホールですね。 座席のシートもいい感じ。 標準的ですが、もうちょっと足元が広いと、なんて欲張りたくなります。
そして定刻、オケの方が左右より整列入場し 11-12-8-8-4 の通常配置にて着席。 コンミスが立ちあがってチューニングをし、準備完了。 谷野さんが登場して、またも左・中央・右と丁寧に3方向に礼をし、登壇。 さぁ始まります。

シューマンの交響曲第4番、大好きな曲だけにハードルも高いのですけれど、充実した響きに感動しました。 第4楽章、まだ終わらないでくれ、と念じつつ最後の1音まで堪能させてもらいました。

第1楽章、谷野さんが両腕を拡げて大きく掬い上げるように始めた序奏、落着いた響き、ファゴットのしっとりとした響きが絡む熟成された音楽の始まり。 これは素晴らしい演奏になるな、と直感。 主題、コントラバスは4本のみなのに重量感のある響き、畳み掛け、えぐる力感、素晴らしい。 単にパワフルなのではなく、シューマンらしいくぐもった感じが良く出ていますし、またオーボエを始めとして木管が歌っています。 各パートがしっかりとしていて、かつ有機的に絡んで、本当に見事。 弦楽パートもくっきりと分かれて聴こえてくるので、対向配置で聴いてみたくもなったほど。 フィナーレはパワーアップして感動的。 惜しむらくは、アタッカでそのまま第2楽章に繋いで欲しかった。

第2楽章、アマチィアなので間合いをとって体制整えて始まりましたが、オーボエの物悲しい響きが見事。 チェロも素敵、ヴァイオリンがじわじわっと攻めてきて、明るさが増してきました。 ヴィオラが良かったですね。 ヴィオリンのソロも可憐。 しっとりとして曲想によくマッチしていました。

第3楽章、ここでは第2楽章終結部より谷野さんの手が上ったまましばし静止、オケの準備が整ったのち直ち、深みを持たせた強靭な響きで開始。 くすんだようでいて艶もあって最高。 ABAB形式のBの部分、柔らかな響きに大きな呼吸、ここのコントラバスも柔らかな響き。 そしてAに戻ってまた強靭な響きのコントラバスは大活躍、存在感ありました。 谷野さん潔く音楽を進めて終楽章に繋ぎます。 ここはもちろんアタッカ。

第4楽章、トロンボーンのコラール風の序奏、トランペットも渋い響きで盛り上げてからの強靭な主題の呈示。 跳躍するようでもいて、また粘り気もあり充実した響き。 木管楽器の皆さん、僅かなフレーズでも身体を揺らながらイントネーションをつける熱演。 オケのやる気もひしひしと伝わってきます。 谷野さん、盛り上げる前では大きな振りとしてオケを盛り立てますが、要所では返って小さく振ってオケの自主性に任せているのでしょうか。 きちんと整理されながらも、オケの面々の想いが熱くのった演奏となって心奪われました。 まだ終わらないでくれ、と念じつつ最後の1音まで堪能させてもらいました。 素晴らしい演奏でした。

惜しむらくは客席からのブラボーが早かったこと。 どの曲でも太い声でブラボ・ブラビと叫ぶ御仁がいらして、気持ちは分からないでもないですが、音楽の終わりを知っているから素早くブラボと叫ぶのは間違い。 その声が音楽の余韻を掻き消していることにもっと想像を巡らせて欲しいものです。

アンコールはワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲、これは開放感もあってか華やかで恰幅の良い演奏とし、演奏会を締めくくりました。
思い起こすと豊中市民管弦楽団を最初に聴いたのは2001年4月15日の第24回定期演奏会でした。 途中単身赴任で聴けなかったり、都合が悪くてここ2回ほど聴けていませんでしたが、谷野さんの指揮のもと着実に進化しているようです。 皆さんお疲れさまでした。 素晴らしい演奏を有難うございました。



posted by fronte360 at 20:02| Comment(2) | TrackBack(0) | 13-演奏会にて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする