2013年10月31日

東京散歩・大田区の大森貝塚

9月28日、1年半ぶりの東京散歩、大森に移動して駅前散策。
大森天祖神社で蚊に追われて急な石段を降りた駅前、品川方向へ少し歩きます。

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NTTデータのビル脇の小道で京浜東北線の線路脇に下ります。

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ここにあるのが大田区の大森貝塚を示す石碑です。

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品川区にも大森貝塚を示す公園や石碑もあって、実際のところ、
モース博士が見つけた貝塚の正確な位置って解らなくなっているようですね。

本郷弥生町より発掘された弥生式土器、弥生時代と呼ばれるほどの発見ですが、
やはりその土器の発掘位置も今となっては諸説あってよく解らない・・・
おおらかな時代だったんでしょうね。 石碑の文字は立派ですけれど。

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2013年10月30日

東京散歩・大森天祖神社

9月28日、1年半ぶりの東京散歩、大森に移動して駅前散策。
馬込文士村のレリーフを見ながら階段を登ったところにあるのが大森天祖神社

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東京には天祖神社というのがよくありますね。
関西には天祖神社ってお目にかかった記憶がないのですけど・・・
天祖神社、天の祖の名前の通り天照大神を祭神としている神社です。

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ともかく駅前とは思えない静寂な雰囲気のある神社です。

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けっこうお気に入りだったりしますが、ベンチに座って休んでいたら、
蚊がやってきたのに閉口・・・ここを後にすることにしました。


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2013年10月29日

東京散歩・馬込文士村の入口

9月28日、1年半ぶりの東京散歩、秋葉原でアレコレと探したけれど、
結局は何も買わず、牛乳値上げにご理解をとの全酪連のバックを貰っただけ。
マクドでしばし休憩(東京ではマックと言いますね、マクドナルドのこと)
次なる友人との待ち合わせ場所の大森へ移動しました。

まだ少し時間があるので、大森駅前の散策、まずは駅前の大森天祖神社。

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この小高い丘を登る階段のところに馬込文士村について書かれてあります。
東京在住時代、2〜3度この文士村を散策したことがありますが、
ここもいい所ですね、田端文士村に住んでいなかったら、
このあたりに住むのもいいな・・・なんて思ったものです。

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石坂洋次郎、稲垣足穂、今井達夫、宇野千代、尾崎士郎 、片山広子、川瀬巴水、川端茅舎、川端康成、川端龍子、北原白秋、衣巻省三、倉田百三、小島政二郎、小林古径、榊山潤、佐多稲子、佐藤朝山、佐藤惣之助、子母沢寛、城左門、添田さつき、高見順、竹村俊郎、萩原朔太郎、日夏耿之介、広津柳浪、広津和郎、藤浦洸、真野紀太郎、 牧野信一、真船豊、間宮茂輔、三島由紀夫、三好達治、室生犀星、室伏高信、村岡花子、山本周五郎、山本有三、吉田甲子太郎、吉屋信子、和辻哲郎・・・

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どれが誰でしょうかね。



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2013年10月28日

「そして父になる」グールド、バッハ/ゴールドベルク変奏曲

日曜日(10/27)、「そして父になる」を観てきました。

カンヌ映画祭審査員賞受賞、との触れ込みで、確かによく撮られていて、
裸も暴力も出てこないのに、まったく飽きさせることはなかった映画でしたが、
映像がなんとも地味(滋味)な映画でしたね。
日本ってこんな殺風景なんだと逆に思い知らされたような気もしました。

あと気になったのは、劇中に使われていた、下手クソなピアノの音楽・・・
ゴールドベルク変奏曲のアリアが象徴的に流れていたことですね。

主人公でもある取り違えられた子供の慶多くんがピアノを習わされているけど、
ちっとも上手くなく、また向上心もなく、父親の福山雅治をイラつかせる・・・
そんな伏線もあったでしょう、慶多くんはゴールドベルクを弾いてませんが。

この演奏、グレン・グールドが1982年に録音したゴールドベルク変奏曲、
このアリアの部分でした。

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下手なんで、この映画のための録音か、と不覚にも思っていたのですけれど、
エンドロールで気付いて吃驚しました。

ゴールドベルク変奏曲は好きで、グレン・グールドの演奏も好きなんですが、
いつも1955年録音のデビュー盤、スピード感溢れるのをよく聴いていて、
こちらを先に聴いた、ということもありますが、ほんと不覚でした。
ちょっと反省したしだい。

そんなこともあるかもしれませんが、映画を観終わったあとも、
ついついこのアリアのフレーズで口に出てきております。

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東京散歩・神田明神

9月28日、1年半ぶりの東京散歩、東京大学より秋葉原に向かう途中、
湯島天神を経て向かった先は・・・

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AKB48が初詣に来ることで有名?な神田明神。
銭型平次の碑もありますけど、軽くお参りを済ませて秋葉原へ向かいましょう。

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明神甘酒、ここの天野屋さんで今でも作っているんですね。
本物の甘酒で、今でも地下にある土室(むろ)で糀をもとに発酵させてます。

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酒と同じような製造方法ですがアルコール発酵ではないのでアルコール度数0、
暑熱の続く夏、婦女子や老人の栄養補助飲料としても好まれていたそうです。
夏の「冷やし」はまた格別ですな。

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未だにこんなものが残っているなんて東京は面白いところですね。
偉大なる田舎とはよく言ったもんです。

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2013年10月27日

ヴァント、シューベルト/交響曲第4番「悲劇的」

久しぶりに朝日を見たような気がします。
ベランダよりしばしお陽さまを眺めておりました。
あ〜、空気が冷たい・・・調べてみると奈良の最低気温はちょうど10℃、
でも、気持ちのいい朝です。

一昨夜、酔っ払った勢いでヤフオクで入札した555円のジャンク・アンプ、
酔いが醒めて後悔していたのですが、別の方が高値556円で持って行かれ、
心のひっかかりも取れて、よけいに気分が明るくなりましたわ。

昨夕、ターンテーブルに載せたままのレコードを今朝も聴きましょう。
シューベルト自身の手で「悲劇的」とのタイトルが付けられて、
序奏こそ暗い雰囲気が漂いますけれど、弱冠19歳のシューベルトの作品、
そこここに彼らしい歌がこぼれ出てきて、元気になれる曲だと思います。

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シューベルト/交響曲第4番ハ短調「悲劇的」
  ギュンター・ヴァント指揮 ケルン放送交響楽団

シューベルトの交響曲が大好きになったのは、CD時代になってからで、
LPレコードではほとんど持っていなかったりします。
超有名曲「未完成」は今でもちょっと苦手の部類だったりしますが・・・
第1〜5番あたりの若い番号の交響曲がいいですね、
とくに若々しい歌が溢れるムーティが指揮したCDが大好きです。

このヴァントの演奏もCDでは全集を持っていて、ムーティとは違い、
独墺系らしく構成感を持った演奏とし、若々しさも出ていると思います。

このレコードは結婚前かな、会社の同僚より何かの拍子で頂いたものです。
タイトル「悲劇的」、序奏での暗い雰囲気の印象を引きずってしまい、
またカプリングの「未完成」が苦手・・・当時より興味あったヴァントですが
このレコードは顧みられなかったなぁ・・・

巨匠と呼ばれた独墺系の著名指揮者が次々と物故したので、
最後の巨匠・・・そんな風に祀り上げられていたギュンター・ヴァント。
その頃にこの演奏のCDも買ったのですが、今となってはカールベーム同様、
ほとんど忘れ去られた指揮者みたくなりました。

ヴァントが指揮するギュルツェニッヒ管弦楽団とのレコードも持ってますが、
そもそもスター性に乏しく、素朴な独逸的な演奏を地道にやるタイプでしょ、
自身も含め、嗜好の変遷に思いいたるレコードでもあります。


posted by fronte360 at 07:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 13-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月26日

ステファヌ・カイヤー、ヴィヴァルディ/グローリア・ミサ

ノロノロ台風だった27号、ようやく速度を上げて八丈島の南海上へ進行中。
伊豆大島での大規模な災害に追い討ちがかかるか心配ですけれど、
近畿はようやく天気は回復でしょう。

奈良は現在気温14℃、今日はせいぜい17〜18℃までしか上がらない見込み・・・
晩秋か初冬の様相、紅葉が綺麗で行楽の秋に代表されるようないわゆる中秋、
もうなくなってしまったのでしょうか。 ちょっと残念な秋模様です。

温暖化の影響で「四季」はなくなり「ニ季」になるのだと言われていますが、
それとは関係ないけど合奏協奏曲「四季」で有名なヴィヴァルディ、
彼の作曲した「グローリア・ミサ」もいい曲ですね。

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ヴィヴァルディ/グローリア ニ長調 RV.589
 クリスチアーヌ・エダ・ピエール(S)、マディ・メスプレ(S)、
 ジョスリーヌ・シャモナン(S)、ジャニーヌ・コラール(A)、
 ピエール・ピエルロ(ob)、アンヌ=マリー・ベッケンシュタイナー(hpsi)、
 オリヴィエ・アラン(org)
  ステファヌ・カイヤー指揮 ステファヌ・カイヤー合唱団
  パイヤール管弦楽団

演奏時間30分弱の大規模な「グローリア」なので、ミサ典礼の一部ではなく、
音楽教師をしていた女子孤児院施設の少女達の演奏会のための曲のようです。

解説によると、1939年9月30日、イタリアのシエナで行われた、
キージ音楽院主催ヴィヴァルディ音楽祭でアルフレート・カゼラにより復活上演、
ヴィヴァルディ再評価の端緒になった作品と書かれています。

全体が12の部分で構成されていて、弦楽合奏がリトルネロのように奏でられ、
トランペットの輝かしい響きで始まっていかにもヴィヴァルディ。
11曲目にもこの前奏が現れて、終曲は堂々たるフーガの合唱で閉じられます。

華やかな部分もありますが哀愁を帯びた合唱やソロ、美しい二重唱もあり、
中間の6曲目にはオーボエのソロとソプラノが絡んでとても魅力的です。

この時代、自らの意思で宗教曲を書くことは基本的にはなくて、
典礼のため、演奏会のため、いわゆる職業として作曲されているわけですが、
長さをちっとも感じさせませんし、充実した印象を与える名曲ですね。


posted by fronte360 at 08:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 13-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月25日

美彩淡露

131025_2016~0001.jpg131025_2019~0001.jpg近江のお酒頂きました。

美彩淡露、びさいたんろ、と読むそうです。

滋賀県湖南市の竹内酒造謹製。

近江の美酒・香の泉、特別純米酒

ほんのり甘口純米、って書いてます。

甘口は好みです! 楽しみ!!
有難うございました!!!

posted by fronte360 at 20:30| Comment(0) | TrackBack(0) | mobile | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

東京散歩・湯島天神

9月28日、1年半ぶりの東京散歩、東京大学総合研究博物館を出て・・・
さぁ次はどこに行こうか、もう一人の友人との待合せは16時に大森でしょ、
時間があるので秋葉原に向かうことにし、切通坂に向かって歩いて湯島天神

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いつもながら人が多いですね。
でもそんな境内にひっそりと立つこれは・・・

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スイスの時計メーカーRADOの日時計

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ココを出て南下しましょう。

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2013年10月24日

東京散歩・無縁坂〜東京大学

9月28日、1年半ぶりの東京散歩、上野東照宮・上野大仏を見たあと、
不忍池を渡って上野公園を出て、向かう先は東京大学。
近道は、無縁坂。 左側の壁は三菱創業者の岩崎邸です。

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この坂を登り詰め、東京大学医学部脇の鉄門より中に入ります。
勝手知ったる東大キャンパス、安田講堂はなんか工事中みたいですね。

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でもこの地下にある中央食堂は営業中。
同行者とともにここの名物「赤門ラーメン」を食し、昼食とします。

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暑い日でしたが、赤門ラーメンでもまたいっぱい汗をかきましたが、
お腹が満たされたあと、東京大学総合研究博物館

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特別展示 宇宙資源
ここで脳ミソにもいっぱい汗をかきました。 面白かった。
さすが東京大学といえる見事な展示内容、これが無料公開なんて太っ腹。
(京都大学総合博物館は 400円徴収されるんですが、なんとかなりません?)



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2013年10月23日

東京散歩・上野東照宮〜上野大仏

9月28日、1年半ぶりの東京散歩、国立西洋美術館を出て次の目的地へ。
その前にここに立ち寄って驚きました。 覆いが取られているんですねっ!
上野東照宮

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徳川家康(東照大権現)を神様としてお祀りする神社です。
有名なのは日光東照宮でしょうが、各地にあります。

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上野にあるこの東照宮は、藤堂高虎の屋敷地に1627年に造営され、
三代将軍・徳川家光が1651年に造営替えをしたものが現存する社殿です。
戦災の免れて江戸時代の面影を残す重要文化財。

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フェンスが立てられ、まだ漆の塗り替え工事など続いているようですね。
綺麗になりました。 この綺麗さが京都・奈良の寺社仏閣にはない要素・・・
関西人には有難味が少ない・・・ってことになるんですが。

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で、関西人には御馴染みの大仏も、ここ上野ではこんな風になっているやと、
同行の神戸人を驚かせようと上野大仏でっせ。

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いつ見てもシュールですなぁ・・・


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2013年10月22日

東京散歩・国立西洋美術館

9月28日、1年半ぶりの東京散歩、上野の西郷さんの銅像前で待ち合わせ、
まず向かった先は、国立西洋美術館。

第4土曜日にあたるので常設展示が無料公開なのを見過ごせません。
が・・・「ル・コルビュジエと20世紀美術」を行っているため、
通常の常設展示が新館のみとなって、イマイチ観た感が少なくて残念。

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ル・コルビュジエ、国立西洋美術館の本館を設計した建築家であり、また、
絵画、彫刻、版画、タピスリー、映像などの分野にわたって活躍してました。
しかし、今回の展示で同時代のレジェ、ピカソ、ブラックなどと並べてみると、
伝わってくる質がやはり違う、稚拙とは言いませんけれど、落ちる感じが・・・
偉そうなこと言える立場ではありませんけれど。

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常設展示が少なくて残念でしたけれど、新収蔵作品がありました。
「洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ」
ティツィアーノ・ヴェチェッリオと工房による1560-70年頃の作品。

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あとはいつも見ていたものばかりですが、観たかったものは少なくて、
なんかあっけなく外へ出てしまいましたんで、青空に映える「カレーの市民」

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普段はあまり観ない角度からもどうぞ

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そして「弓を引くヘラクレス」ですね。

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2013年10月21日

近畿フィルハーモニー管弦楽団 第9回ファミリーコンサート

日時:2013年10月20日(日) 14:00開演
場所:門真市民文化会館ルミエールホール・大ホール

曲目:チャイコフスキー/「白鳥の湖」より
              「情景」「4羽の白鳥の踊り」「チャルダーシュ」
   チャイコフスキー/「くるみ割り人形」より
              「葦笛の踊り」「花のワルツ」
   プロコフィエフ/「ロメオとジュリエット」より
              「モンタギュー家とキャピレット家」
   ストラヴィンスキー/「火の鳥」(1919年版)より「終曲」
   ベートーヴェン/交響曲第7番 イ長調

(アンコール)チャイコフスキー/「くるみ割り人形」より「トレパーク」
(アンコール)メンデルスゾーン/結婚行進曲

指揮:朝倉 洋

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ひとことで言うなら、とても楽しい演奏会でした。 聴かせ上手な指揮者・朝倉さんの本領発揮でしょうね。 明快で判りやすくてノリやすい朝倉さんの指揮に応え、オーケストラもキレのいい演奏で奮闘していました。 そして朝倉さんの解説、バレエのストーリーの説明を中心にしたお話でしたが、聞きやすい口調でかつ興味を持たせるような話しの組み立て、まったく飽きさせません。 休憩後のベートーヴェンの交響曲第7番やアンコールまでもスピーチされて、楽しい演奏会を堪能した、そんな気分でいっぱいとなって演奏会場を後にしました。
前半はバレエ曲の演奏、個々の曲についての言及はしませんが、いずれも超の字の付く有名曲。 これがズラリと並んでいて、演奏される側としてはハードルが高かったと思いますけれど、いずれも破綻など皆無(些細なミスはあったかもしれませんが聞き取れていません)、何より聴かせ所のソロがいずれもしっかりと演奏されていたのが見事でした。
ただし少々気になったは、少々音がデッドに響いてきたことでしょうか。 ホールの特性か、聴いていた席が2階席(EE-15)のせい、それとも雨模様だったので響きが悪かったかな・・・なんて思って聴いていましたけれど。 コントラバスが4本編成で奮闘、低弦の人数にもよると思いますが、ティムパニが堅い打音となっていて、全体の響きにも深みが少々不足してたかな・・って感じ。 もうちょっと粘り気が欲しかったというのは欲張りかもしれませんが・・・ 全体的に少々響きが薄くなってしまって、大きな音での圧力がちょっと乏しかった感じかな。 
メインプログラムのベートーヴェンの交響曲第7番。 完全に酔っ払い、なんて朝倉さんが言われていましたけれど、終楽章に至って丁寧ながらも力いっぱい演奏。 見事な幕切れで盛り上がりました。 朝倉さんが舞台袖に下がられたあと、団員の皆さんの満足そうな笑顔がアチコチでこぼれていました。
アンコールの1曲目、トレパークはこれまでの演奏とは一味違って、朝倉さんの動きも大きくなってイケイケドンドンでノリノリの演奏。 指揮によってこれだけ違ってくるのかがよく判りますね。 ファミリーコンサートらしい演出でしょうか。 そしてアンコール2曲目は、公私混同と朝倉さんが言われてましたが、前日に結婚されたトランペット奏者の男性と、近日結婚予定のコントラバス奏者の女性もいらっしゃるそうで、結婚行進曲。 ベートーヴェンで寂しい思いをした金管奏者、これも朝倉さんの談ですが、見事な金管ハーモニー、艶やかな響きに深みもあって魅せられました。
とにかく楽しい演奏会、ありがとうございました。 そして皆さんお疲れさまでした。



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東京散歩・上野公園その2

9月28日、1年半ぶりの東京散歩、上野桜木町より上野公園に入り、
待ち合わせ場所の西郷さんの銅像前へと急ぎます。
パンダで賑わう上野動物園ですが・・・

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パンダ人気に便乗したこんなものを発見しましたぜ。
しかしこれはアカンやろ・・・郵便ポストって「赤」って決まってるのにな。

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関西に居ると、パンダって普通に芝生で転がって遊んでいるイメージで、
そんなに珍しいものでもないんやけど・・・

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関西人には西郷さんの銅像のほうが、ここにしかない珍しいモンですわ。
でなんとか時間丁度の到着。 友人と合流して次を目指しましょう。


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2013年10月20日

ペーター・マーク、モーツァルト/フリーメイソンのための音楽全集

朝から雨、気温も上がらず昨夜22時よりずっと 15℃台となってますね。
寒いのでセーターを出して着ました。 先週は半袖で汗かいていたんですが・・

今朝も早朝覚醒、4時に目覚めましたが頑張りました、ウトウトして5時起床。
平日と同じ時間ですが、ステレオ・メインシステムの部屋に移動、
音楽聴きながら、演奏会情報を更新しましたよ。

聴いていた音楽は、いつもながらの宗教曲ですけれども、
ちょっと毛色が違って、モーツァルトのフリーメイソンのための音楽全集

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モーツァルト/フリーメイソンのための音楽全集
 ペーター・マーク指揮 ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団・合唱団ほか

Side A
 詩篇歌「深き苦しみの淵よりわれ汝を呼ぶ」 K.93
 おお、聖なる絆よ(ヨハネ分団の儀式のための賛歌) K.148
 聖処女マリアの祝日のグランドゥアーレ「神の母、聖なるマリア」 K.273
 アダージョ ヘ長調 K.410
 アダージョ 変ロ長調  K.411(484a)

Side B
 カンタータ:汝、宇宙の魂に K.429(420a)
 歌曲「結社員の旅」 K.468
 フリーメイソンの喜び K.471
 フリーメイソンのための葬送音楽 K.477

Side C
 合唱付歌曲「今日ぞ泣かん、愛する兄弟よ」 K.483
 合唱付歌曲「汝、われらの新しき指導者よ」 K.484
 アダージョとフーガ ハ短調 K.546
 アダージョとロンド ハ短調・ハ長調 K.617
 教会音楽モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」 K.618

Side D
 ドイツ語の小カンタータ「無限なる宇宙の創造者を崇敬する汝らが」 K.619
 フリーメイソン 小カンタータ K.623
 フリーメイソンの歌「我ら手に手を取って」 K.623a

2枚組(4面)に全17曲が収録。
アヴェ・ヴェルム・コルプスなどフリーメイソンの音楽ではない曲も・・・
解説によると、会員に好まれて儀式などで使われた曲も含まれています。
なお解説は、モーツァルト研究の権威・海老沢敏先生であります。

フリーメイソンは18世紀ヨーロッパで流行し、現在も存続している友愛結社。
秘密結社とも言われているので、ちょっと胡散臭い団体、その音楽・・・
なんて誤解されがちですけれど、モーツァルトの音楽は美しく素適です。

「自由」「平等」「友愛」「寛容」「人道」の5つの基本理念にふさわしく
どの曲も清廉で明るく正しい雰囲気を持っていて、ペータ・マークの指揮も、
折り目正しくも温もりを感じさせます。

声楽曲や器楽曲、合唱曲が散りばめられている構成もまた好ましいですね。

器楽曲のアダージョとロンド ハ短調・ハ長調 K.617 は、
フルート、ヴィオラ、チェロとチェレスタによる演奏ですが、
このチェレスタの響きが可愛らしく、晩年のモーツァルトの作風も反映し、
天上的な美しさを持った曲ですね。

元来、盲目の音楽家マリアンネ・キルヒゲスナーのグラスハルモニカ
(アルモニカ armonica)の演奏を目指したものだそうですが、
この天上的な美しさによってフリーメイソンの会員に好まれたそうです。

色々な発見のあるレコード。 最近のお気に入りです。


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11月の関西アマオケコンサート情報(追加2)

11月に、京阪神で開催されるアマオケ関連の演奏会について追加投稿します。

※10/20(追加)
 11/3:すばる交響楽団 第22回定期演奏会
 11/9:フィロムジカ・スカーレット 第3回演奏会
 11/20:大阪芸術大学管弦楽団 平成25年度特別演奏会
 11/23:聖ソフィア・バラ合唱団/合奏団 演奏会
 11/26:大阪教育大学教養学科芸術専攻音楽コース 第57回定期演奏会

我太呂さんからの情報(いつもありがとうございます)に加え、
自力発見したものを加えています。
興味ある方は是非いらしてください。


2013年10月19日

クレンペラー、メンデルスゾーン/交響曲第3番「スコットランド」

奈良では小雨がそぼ降って最高気温が 20℃ に到達せず、初冬のような一日。
セーターを着ようかと思ってます、夜になったしなぁ。

火の気のないステレオ・メインシステムの部屋で聴いているのは
先月末に東京出張した折に 100円 で捕獲したレコード。

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メンデルスゾーン/交響曲第3番「スコットランド」
 オットー・クレンペラー指揮 フィルハーモニア管弦楽団

東芝音工のいわゆる赤盤と呼ばれている赤いレコードが懐かしいのですが、
写真ではちょっと判らないでしょうが・・・

悠揚としたテンポとスケール感、味わいの深い、言わずもがなの名演奏です。
左右に振り分けられたヴァイオリン、左奥に据えられたコントラバスの響き、
そして木管楽器の響きのひとつひとつにも含蓄の深さを感じます。

メンデルスゾーンの音楽はロマン派、明快で解りやすいと思いますけれど、
古典派の延長線上にしっかりとあり、格調の高さを持った演奏です。

アナログレコードの収録時間の関係から第4楽章がB面に入ってしまってて、
第1楽章から終楽章まで続けて聴けないのが、なんとも残念・・・



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コルボ、ヴィヴァルディ/スターバト・マーテル

昨朝、奈良の最低気温がついに10℃を切って 9.7℃ となっていました。
雨模様の今朝は 14.5℃ ですが、日中もこのままの気温が続きそうですね。
いずれにしても先週金曜は真夏みたく 31℃ だったのが嘘のよう・・・
秋を通り越し、すでに初冬の様相を呈しています。

せっかくの休日、しかもこんな寒い朝でも、早朝覚醒は如何ともしがたく、
今朝など4時に起きてしまうあたりが困ったものです。

ステレオ・メインシステムの部屋に移動、冬用のカーペットを敷いて、
今朝も宗教曲の鑑賞ですな。

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PA195332 posted by (C)fronte360

ヴィヴァルディ/スターバト・マーテル
 伊原直子(コントラルト)
  ミシェル・コルボ指揮 リスボン・グルベンキアン合奏団

ヴィヴァルディというと、四季に代表されるようなイタリアの快活な音楽、
それを想い起こさせますけれど、コルボ指揮によるスターバト・マーテルは、
伊原直子の陰影を帯びた歌唱もあって、まるでドイツ音楽のような感じ。
深い瞑想性を漂わせて、あれって思わせます。

華美になりすぎた教会音楽は、16世紀のトリエントの公会議で禁止され、
その中にスターバト・マーテルも含まれていたそうですが、1727年に解禁。

ヴィヴァルディが作曲したこの曲の手稿は走り書きのような速筆で書かれ、
同じ旋律を使い回して素材を節約していることより、機を見るに敏な彼が、
一気に書き上げた・・・と推測されてもいるようです。

旋律の使い回しは、印象を深くして瞑想性を高めるため、との説もあって、
このコルボ指揮による演奏は、後者の立場による演奏みたいです。
先にも書いたようにヴィヴァルディにしては(というと語弊あるかも)
深い精神性を湛えているように感じられます。

1727年に作曲された、と断定できないそうですが、この年ならば、
ヴィヴァルディ55歳の作品となるそうです。

コントラルトと弦楽合奏にオルガンのみを伴った味わい深い曲です。







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2013年10月18日

東京散歩・上野公園その1

9月28日、1年半ぶりの東京散歩、上野桜木町より上野公園に入ります。
待ち合わせは西郷さんの銅像、待ち合わせの10時まであと10分少々・・・
東京芸大の前を通って足早に目的地へと歩きます。

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IMGP8391 posted by (C)fronte360

耐震工事のため昨年4より休館となっている黒田記念館が綺麗になってます。
おまけに上島珈琲店も併設されてるじゃないですか・・・
これがまたよく似合ってて、吃驚しますね。

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IMGP8393 posted by (C)fronte360

旧東京音楽学校奏楽堂、日本最古の木造の洋式音楽ホールで重要文化財。
お休みのようですね・・・って、今年4月から建物保全のため休館みたい。
時おり東京芸大の学生さんによるコンサートを楽しんだものですが・・・

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IMGP8394 posted by (C)fronte360

逆に東京を離れるときには大規模改装で休館となっていた東京都美術館、
改装なってオープンしていますね。

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IMGP8395 posted by (C)fronte360


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2013年10月17日

読書の秋、風立ちぬ・・・

奈良でも気温が31度になった11日、映画「風立ちぬ」を観に行ったこともあり、
13日、八尾での演奏会の後に玉造の実家に行ったついでに持ち帰りました。

堀辰雄の文庫本6冊

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「燃ゆる頬・聖家族」「風立ちぬ・美しい村」「かげろふの日記・曠野」
「菜穂子・楡の家」「大和路・信濃路」「堀辰雄 妻への手紙」

今では廃刊で入手できないものが半分あるようですね。
「幼年時代・晩夏」が欠けているのは、今となっては惜しい気がします。

なんで買わなかったのか・・・
同じような物語なんで、どれも同じやな、って思った記憶があります。

読書の秋、検定試験も終って電車での中の受験勉強から解放されたので、
また読み返してみたいと思って持ち帰りました。

これらは昭和50〜51年に刷られた本で、高校生の時に読んでいたものです。
本の定価は140〜160円となっています。 今の1/3位の価格ですね。
本の内容と価格は別物ですけれど。

ちょっと話は変わりますが、
映画「風立ちぬ」の堀越二郎のキャラは堀辰雄がモデルでしょうね。
いかにも文学青年みたいな黒縁の丸眼鏡、堀辰雄の特徴ですから・・・

なお堀越二郎が設計主任となって開発した「零式戦闘機」
吉村昭さんの著作を現在読んでいます。

この本はもう何度目かな〜、5回以上のような気がします。
北海道室蘭のユースホステルにあったこの本で、吉村昭さんを知りました。
もう35年でしょうか、吉村さんの文章はちっとも色褪せません。 

読書の秋、進行中です。


posted by fronte360 at 20:26| Comment(2) | TrackBack(0) | 13-全般(その他諸々) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする