結局のところ、買物に出ただけでゴロゴロとしているだけの1日。
子供がいなくなって解放されたステレオ・メインシステムで終日レコード鑑賞。
夜になってテレビは面白くないので、レーザーディスク鑑賞に切り替えました。
といってもデジタルの映らないアナログテレビですけれど・・・

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モーツァルト/歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」
ダニエラ・デッシー(S)、デロレス・ツィーグラー(MS)、
アレッサンドロ・コルベッリ(Br)、ヨゼフ・クンドラーク(B)、
アデリーナ・スカラベッリ(S)、クラウディオ・デズデーリ(B)、
リッカルド・ムーティ指揮 ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団
ミヒャエル・ハンペ演出、イタリア・ミラノ・スカラ座(1989.4 LIVE)
モーツァルトの軽快で美しい音楽がてんこ盛り、
それをムーティーが流麗かつチャーミングに処理していていいですね。
オペラは門外漢、まだまだ修行の域を脱しませんけれども、
久々に観た「コジ・ファン・トゥッテ」=「女はみなこうしたもの」は
なんとかついてゆけます。
男声陣よりも女声陣がいい感じですね。
なかでも小間使いのデスピーナ役のスカラベッリ(S) がいいなぁ、
吉本新喜劇の三枚目役の女優もできるのではないかなと、巧いですねぇ。
歌もしっかりとしていますし。
このオペラのストーリーがまたストーリーですものね。
姉妹の恋人である二人の男が出征することになり、相手の貞節を試すため、
変装してそれぞれ互いの相手を口説いたらどうなるか、とやってみたら、
二人とも心変わりして口説かれてしまった。
結果、そのままお互いカップル同士が認め合って、めでたしめでたし。
だから「女はみなこうしたもの」。
オペラって真剣にストーリーを考えてはいけないのです。
モーツァルトの音楽を楽しみましょう。