2013年07月14日

オケゲム/ミサ「エッチェ・アンチルラ・ドミニ」ほか

昨夕の豪雨のあと一気に気温が下がって過ごしやすくなりました。
エアコン無しで寝てましたが、ちょっと寒かったほど・・・
気持ちいい朝、その朝にもバラバラと屋根を叩く強い雨が振って目覚めました。

散歩を諦め、ステレオ・メインシステムの部屋に移動して音楽鑑賞。
いつもながらの宗教音楽ですけれど、これは高知で捕獲したものではなく、
その以前に買っていたものです。

ヨハンネス・オケゲム、以前に高知で捕獲したレクイエムを採り上げてますが、
ここでも、ゆっくりとした波のような、なだらかな旋律で歌われていて、
自然とその波にのって天国に行けそうな感じです。

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オケゲム/ミサ「エッチェ・アンチルラ・ドミニ」
       モテトゥス「けがれなき神のみ母」
 アンサンブル・プロ・カンツィオーネ・アンティカ
  コレギウム・アウレウム合奏団員
  ハンブルグ古楽合奏団員
   指揮:ブルーノ・ターナー

わずかな管楽器を伴って4声で歌われていますが、器楽が活躍することはなく、
つねに声楽に寄り添って人声の従者として扱われています。

解説によると、定旋律がほとんどテノールで歌われているテノール・ミサで、
テノールは他のパートより少し遅れて歌いだし、バスがさらに遅れて歌いだす、
また数理論によって統一されていることなどが詳しく書かれています。
かつてはこんなことにも興味を持って読んだものです。

寄る年波で解説を読むにも眼鏡が必要ですし、何より怠惰・放漫になりました。
でも若いときには、刺激の少ないこんな宗教曲を稀に聴くことはあっても、
多分に知的好奇心の一環だったのですが、今はただただ呆然と聴いている・・・
聴ける老人になったというのが正しいのかもしれませんね。
あの世は近い、アーメン。



posted by fronte360 at 09:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 13-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

8月の関西アマオケコンサート情報(追加)

8月に、京阪神で開催されるアマオケ関連の演奏会について追加投稿します。

※7/14(追加)
 8/11:洛星交響楽団 楽友会演奏会2013

我太呂さんより情報いただきました。
京都にある中高一貫制の男子校・洛星中学校・高等学校のオーケストラ部と
そのOBなどによる学友会による演奏会。
興味ある方は是非いらしてください。