追悼のため「バッハ・オルガン作品集」とともに出してきたレコードですが
ステレオ・サブシステムに置いたままになっていたので再聴、偲んでいます。

P6024617 posted by (C)fronte360
ブクステフーデ・オルガン名演集
Side A
前奏曲、フーガとシャコンヌ ハ長調
コラール「異教の救い主よ、いざ来たれ」
コラール「暁の星のいと美しく輝くかな」
カンツォネッタ
前奏曲とフーガ ホ短調
Side B
前奏曲とフーガ ト短調
コラール「イエス・キリストよ、讃えられよ」
前奏曲とフーガ ニ長調
コラール「甘き喜びのうちに」
前奏曲とフーガ イ短調
ブクステフーデは、J.S.バッハの師匠にあたる人で、
彼のオルガン演奏を聴くために休暇願いを出してリューベックに赴き、
感動のあまり休暇を無断延長、3ヶ月間の指導を受けたという話があります。
J.S.バッハよりも簡潔かつ主情的な感じがします。
力強いオルガンの響きが、心に直接訴えかけるロックのようでもあり、
ある種のカッコ良さも感じないでしょうか。
アランさんの「前奏曲とフーガ ト短調」の動画を発見しました。
手元のレコード盤の解説も引用しておきましょう。
まず冒頭にはシャコンヌ的な主題によるオスティナートの低音に支えられた大きなトッカータ(異様なまでに近代的な曲である)、次いで長い音価の主題(オスティナートの主題と同じ姿をもつ)によるフーガの提示部、リズム的な経過部、そして最後の付点つきの音価の主題によるフーガといった構成をもつ曲である。
(解説:Norberr Dufourcq/浅沼圭司・訳)