2013年06月07日

ダイビル

130607_1718~0001.jpg130607_1719~0001.jpg珍しく出張で中之島界隈に来たので…
ダイビルのアーチでも貼っておきます。

さぁ帰ります。

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ご近所散歩・西大寺

梅雨の晴れ間の6月1日、久しぶりのご近所散歩に出かけました。

野神神社を出て、商店の角を曲がった細い道を進んでゆくと西大寺の土塀、
この土塀にある入口、裏口より境内に入ります。

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入ると本堂の裏手、先に紹介した本堂脇の扉を見るわけですね。

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この本堂脇よりずっと真っ直ぐに突き進むと、西大寺の南門、正面玄関ですが、
観光客の方は、近鉄の大和西大寺駅より来られるので、東門を利用されて、
滅多ここに来られる方は少ないと思います。

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とにかく正面玄関より入り直しましょう。

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本堂の手前にある基壇は塔跡
そもそも奈良時代には東西に建っていた塔ですが、その東塔跡になります。
奈良時代に隆盛を誇ったこの西大寺も、寺領は当時の半分ほどだそうです。

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もとは東大寺・西大寺と並び称されていたのですが、
平安時代に火災で焼失、ようやく鎌倉時代に再興されて現在に至ってます。
東大寺に比べると、値打ちが少ないように思うんですけどねぇ、
再興されてからでも750年以上ですから、奈良は奥が深いですなぁ・・・

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2013年06月06日

高知家

高知家の家族になれるかしら・・・





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ご近所散歩・野神神社

梅雨の晴れ間の6月1日、久しぶりのご近所散歩に出かけました。

秋篠寺の南門を出てまっすぐ、かつて田んぼだった所は宅地になりましたが、
かつてのあぜ道も「歴史の道」として整備されています。
「歴史の道」を進むと西大寺ですけれど、その手前にあるのが野神神社

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向かって右に鳥居があって神社の本殿ですが、
左の小さなお堂に祀られた石仏の十一面観音像を拝みにきました。

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P6014584 posted by (C)fronte360

毎度書きますが、いつ見ても優美なお姿・お顔で癒されます。
かざした左手の角度もまたとても愛らしいですね。

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そしてこの商店の角を曲がった細い道を通って西大寺に向かいます。

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なお帰りにはこの商店でトマト一盛り4個 200円で買いました。
地元の露地物でしょう、形は不ぞろいですが味は濃く、
昔のトマトの味がして、嬉しかった。



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2013年06月05日

玉造稲荷

130605_1914~0001.jpg130605_1913~0001.jpg歯科治療を終え、これから実家詣。

その前に、玉造稲荷神社に来ました。

豊臣秀頼公の像も出来たのですね。

なおこの神社、稲荷神社なのにキツネさんがおりません。

伏見稲荷より古い元稲荷社なんだそうです。

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ご近所散歩・秋篠寺

梅雨の晴れ間の6月1日、久しぶりのご近所散歩に出かけました。

秋篠川源流より歩いて行く先はいつもの秋篠寺、
いつもの東門より境内に入ります。

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P6014574 posted by (C)fronte360

かつては法相宗と真言宗、明治時代以降に浄土宗だった時期もあるようですが、
現在はどの宗派にも属していない単立のお寺です。
だから、ということでも無いと思いますが、
世俗を超えた落ち着きのようなものを感じる場所です。

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P6014576 posted by (C)fronte360

朝9時前、人影もなくひっそりとしてはいますけれど、
この日に限って遠くでブーブーという音がし、何かなぁ、と思って進むと、
お掃除の方が落ち葉を担いだブロアで吹き飛ばして集めてました。
他の神社仏閣では見たことありますが、ここでは初めてみました。

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P6014578 posted by (C)fronte360

お掃除の邪魔になることもありますが、ブーブーとちょっと興ざめし、
そそくさと南門より境内を出て次に向かうことにしました。

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P6014580 posted by (C)fronte360

南を出た隣には秋篠寺の鎮守、八所御霊神社 (はっしょごりょうじんじゃ)。
いつもながら玉砂利に綺麗な筋目がひかれていて、むやみに入り難い感じ。
またこの日は先にお参りされている方もいらしたので、先へと進みます。

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日傘を差したご婦人とすれ違いました。
秋篠寺南門へと向かわれている後ろ姿を慌てて撮ってみました。

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秋篠寺・伎芸天の動画も見つけましたので、貼っておきましょう。





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2013年06月04日

第2回 お寺検定

「お寺検定」なるものが出来たと投稿したのは2月10日でしたが、
早くも第2回が開催されることが決まったようです → ココ

3級(初級) 4,600円、2級(中級) 5,800円 を払ってまで受ける気ありませんが
今回も練習問題があったので、やってみましたが・・・

練習問題なのに30問もありまっせ。
こりゃ大変で、力尽きた感もあって30問中21問しか正解できんかった・・・

なお2級(中級)も30問あって、かなり難しいので省略します。
知力はおろか気力もありません。


★ 3級(初級)より


設問1
大きな寺院では、いくつかの堂や塔によって、寺院の空間が形成されます。それを何というでしょうか。
 内陣
 庭
 伽藍
 土塀


設問2
南門・中門・塔・金堂・講堂の建物が一直線に並ぶ伽藍配置を、何寺様式と呼ぶでしょうか。
 四天王寺様式
 大安寺様式
 薬師寺様式
 法隆寺様式


設問3
日蓮宗の開祖・日蓮が亡くなったお寺は、どこでしょうか。

 駿河国の大石寺
 武蔵国の池上本門寺
 甲斐国の身延山久遠寺
 安房国の清澄寺


設問4
禅宗寺院では、トイレを何というでしょうか。
 東司
 方丈
 塔頭
 庫裏


設問5
福井県にある、道元が開いた曹洞宗の本山寺院は、どこでしょうか。
 総持寺
 興聖寺
 永平寺
 景徳寺


設問6
南都七大寺に含まれているお寺は、どこでしょうか。
 法華寺
 大安寺
 中宮寺
 円成寺


設問7
奈良時代、国立の三戒壇の1つが設置された南都のお寺は、どこでしょうか。
 東大寺
 西大寺
 興福寺
 法隆寺


設問8
「慈覚大師」という大師号を下賜された、天台宗の僧は誰でしょうか。
 最澄
 円仁
 円珍
 良源


設問9
最澄が開いて修行した山の名前は、どれでしょうか。
 高雄山
 愛宕山
 比叡山
 比良山


設問10
空海は、高野山でいまも瞑想に入っていると信仰されています。この瞑想状態を、何というでしょうか。
 成仏
 入定
 往生
 菩提


設問11

堂の内部で参拝者が入る礼堂(外陣)に対して、仏を安置する空間を何というでしょうか。
 前陣
 横陣
 内陣
 後陣


設問12
袈裟は、古代インドでは何をぬい合わせて作るのが最適とされたでしょうか。
 絹の衣
 麻の衣
 金襴緞子
 ぼろ布


設問13
阿弥陀如来が往生の方法の違いを示して結ぶ印の形式は、何種類あるでしょうか。
  4種類
  5種類
  9種類
 12種類


設問14
経典に説かれる薬師如来の誓願の数は、いくつあるでしょうか。
 48
 12
 10
  5


設問15
奈良時代に作られた、十二神将像(国宝)がまつられる奈良のお寺は、どこでしょうか。
 正暦寺
 法隆寺
 薬師寺
 新薬師寺


設問16
半跏思惟形の弥勒菩薩像(彫刻としての国宝第一号)をまつる京都の古刹は、どこでしょうか。
 大徳寺
 寂光院
 仁和寺
 広隆寺


設問17
東京・巣鴨の高岩寺は、お年寄りが集まる地蔵信仰の場として人気を集めています。何と通称されているでしょうか。
 身代わり地蔵
 めやみ地蔵
 笠地蔵
 とげぬき地蔵


設問18
数ある観音菩薩の中で、唯一、怒りの表情(忿怒相)で表わされている観音はどれでしょうか。
 聖観音
 千手観音
 馬頭観音
 如意輪観音


設問19
次の天部のほとけのうち、四天王に含まれないのはどなたでしょうか。
 持国天
 多聞天
 広目天
 大自在天


設問20
弁才天信仰で有名な滋賀県のお寺は、どこでしょうか。
 大願寺
 清水寺
 東長寺
 宝厳寺(竹生島)


設問21
弘法大師信仰に基づいた四国霊場は、いくつのお寺から構成されているでしょうか。
 36
 99
 88
 33


設問22
四国遍路の最初(第一番)のお寺は、どこでしょうか。
 善通寺
 石手寺
 大窪寺
 霊山寺


設問23
天台声明の中心となり、魚山と称された京都の地区は、どこでしょうか。
 太秦
 大原
 嵯峨
 山科


設問24
大徳寺納豆で知られる大徳寺は、どこにあるでしょうか。
 奈良県
 京都府
 福井県
 滋賀県


設問25
浅草寺の本尊は、その大きさが一寸八分といわれ、絶対の秘仏として人目に触れることはありません。このほとけは、どなたと伝えられているでしょうか。
 釈迦如来
 地蔵菩薩
 観音菩薩
 薬師如来


設問26
落語や講談、浪曲の源流とされる仏教の語り物文芸は、何でしょうか。
 梵唄
 詠歌
 声明
 節談説法


設問27
人の子を奪って喰らう悪行を釈尊に諭され、改心して安産や育児の祈願をかなえる護法神となった、雑司ヶ谷の法明寺にまつられているほとけは、どなたでしょうか。
 吉祥天
 帝釈天
 鬼子母神
 聖天


設問28
川崎大師(神奈川県)は、正式なお寺の名前を何というでしょうか。
 平間寺
 奥間寺
 中間寺
 人間寺


設問29
京都・太秦の広隆寺を創建した人物は、誰でしょうか。
 平間寺
 聖徳太子
 秦河勝
 弘法大師


設問30
広島県の尾道三山(三名刹)に含まれていないお寺は、どこでしょうか。
 西郷寺
 西国寺
 千光寺
 浄土寺




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ご近所散歩・秋篠川源流で見つけた

梅雨の晴れ間の6月1日、久しぶりにご近所散歩に出かけました。

秋篠川源流、自然の護岸は緑に覆われていてよく見えませんが・・・
アオサギを見つけました。

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P6014556 posted by (C)fronte360

ちょっと先の朝日川、その合流付近ですが

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P6014568 posted by (C)fronte360

ここをよ〜く見てみると、カモが休んでいましたよ。

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P6014567 posted by (C)fronte360

近寄ってみると、片足で立って休んでいるんですね。
ツルと同じなんですね、泳いでいるのはよく見ますが、これは始めてです。

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P6014565 posted by (C)fronte360

いつもの場所ですけれど、ちょっとした発見でした。




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2013年06月03日

吹田市交響楽団 第75回定期演奏会

日時:2013年6月2日(日) 14:00開演(13:30開場)
場所:吹田市文化会館メイシアター・大ホール

曲目:ドビュッシー/牧神の午後への前奏曲
   ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
   プロコフィエフ/交響曲第7番「青春」 -*

(アンコール)
   プロコフィエフ/交響曲第1番 第3楽章 -*

独奏:安達 萌

指揮:米山 信、新谷 武 -*

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P6034618 posted by (C)fronte360


プロコフィエフの交響曲第7番、この曲をお目当てに伺いましたが、期待を遥かに上回る演奏に大満足。 素晴らしかった。 もっと知られてもいい曲なのを再認識したしだい。 第1楽章での憂いや想いを含んだ美しい響き、これをさっとひるがえして重量感のある低弦、そして締まった響きのホルンで畳み掛けるのにグッと来ました。 そして第2楽章ではめくるめくように曲が展開、打楽器も多用されていますけれど、派手にならず曲の中にきちんと納まっています。 しっかりと地に足が付いていますね。 終楽章の終結部はピチカートで静かに終わる短縮ヴァージョン。 この演奏ならばここから急展開させて全奏で終わるパターンで聴いてみたかった、と少々惜しくも感じましたけど、とにかく最後まで粘り気の伴った機動力のある素晴らしい演奏。 魅了されました。

これに先立つベートーヴェンの「皇帝」、ちょっと面白い演奏でした。 ピアニストの安達萌さんはフレーズを早めに切ってハッキリと弾くタイプ。 高音部分などチェレスタの響きのようにキラキラッと輝く響きが印象的でしたが、オケもまたザッハリッヒにバサバサッと潔く進めていましたね。 しかし注目は、トランペットとホルンにナチュラル楽器を使っていたこと。 バルブを持たない古楽器を2本づつ配し、ティムパニも先の細いマレットでコンパクトに打っていて、タイコは元気あるな、ラッパの音が突き抜けて聴こえるし、でもホルンソロはちょっとヨタヨタとしていたかな、などと聞いたのではないでしょうか。 それでもちゃんとカタチになって聴こえていたところが見事だと思います。
もっともこの演奏形態にどんな意味があるか、と言われると判りませんけれども(中途半端なだけの意見もあるでしょうが)、個人的には面白く聴いていました。

冒頭のドビュッシーの「牧神」は、フルート奏者の一人舞台といった感じだったでしょうか。 深く柔らかい響きで会場を魅了していました。 アマオケでこの曲の持つ漂うような雰囲気を醸し出すのは至難のことでしょうが、米山さんはオケを上手く纏めて雰囲気作りをされていました。

このオーケストラ、いつも色々と面白い試みをされているようですが、それがまったくプログラムには書かれていないのが残念です。 アマチュアらしくこっそりと楽しむというコンセプトかもしれませんけれど。 次回はどんな試みがあるかも楽しみです。

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簡単に演奏会を振り返ってみたいと思います。

梅雨に入って天候が心配でした、奈良では出がけにパラパラっときたものの吹田は高曇りだったでしょうか。 開演15分前にホールに入り、いつものとおり2階席へ。 意外と、といっては失礼ですが、けっこうお客さんが入っています。 最終的には2階席も中央通路前は7割以上入っていたようです。 中央付近は諦めて、サイドでのんびりと鑑賞することにしました。

定刻、左右より整列入場。 いつもどおりの通常配置で 11-10-8-6-5 だったでしょうか。 コンマスが立ってチューニングを終えると、指揮者の米山さんがにこやかな表情でゆったりと歩いて登場。 コンマスと握手をし、そのまま指揮台に登壇して客席への一礼のあとオケを向いて始まります。

ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」、フルート奏者の一人舞台といった感じだったでしょうか。 深く柔らかい響きで会場を魅了していました。 アマオケでこの曲の持つ漂うような雰囲気を醸し出すのは至難のことでしょうね、聴き手としてもホルンの響きなど柔らかいのか弛緩しているのかの判断が難しい。 オーボエやクラリネットは柔らかさはあるけれどもはっきりとした響きだったかな、弦楽アンサンブルも時おり熱気を孕んでみたりと、米山さんが端正な棒さばきによってオケメンバー各自の響きを整理して纏めての雰囲気作りをされていたようです。
この曲どうも個人的に苦手でして、掴みところのない感じの感想ですが、フルートがとても良かったことは特筆しておきたいと思います。

舞台は暗転、オケメンバーが楽屋に引き上げてピアノをステージ中央に出してきます。 休憩前なので、急いでヴァイオリンの席を揃えて自由入場でメンバーが席に着き、ピアノを叩いてチューニングをしますが、この時はまだコントラバスが入場中。 慌ただしい。 ようやく全員が揃うと同時に真っ赤なドレスに身を包んだピアニストの安達さんが指揮者の米山さんとともに登場。 始まります。

ベートーヴェンの「皇帝」、ちょっと面白い演奏でした。 ピアニストの安達萌さんはフレーズを早めに切ってハッキリと弾くタイプ。 高音部分などチェレスタの響きのようにキラキラッと輝く響きが印象的でしたが、オケもまたザッハリッヒにバサバサッと潔く進めていましたね。 しかし注目は、トランペットとホルンにナチュラル楽器を使っていたこと。 バルブを持たない古楽器を2本づつ配し、ティムパニも先の細いマレットでコンパクトに打っていて、タイコは元気あるな、ラッパの音が突き抜けて聴こえるし、でもホルンソロはちょっとヨタヨタとしていたかな、などと聞いたのではないでしょうか。 それでもちゃんとカタチになって聴こえていたところが見事だと思います。

第1楽章、弾けるような響きで開始。 トランペットの響きが少々突き抜けて聴こえてきました。 安達さんのピアノもキラキラと輝くようなハッキリとした響きで印象的な開始。 ティムパニも先の細いマレットで硬質なコンパクトな打音、米山さんもザッハリッヒにバサバサッと響きを切って潔く進めます。

注目はトランペット、2nd奏者は明らかに通常の長さの倍はある一重のナチュラル楽器を操っています。 1st奏者はロータリー式の通常の楽器かな、と思ってみていましたけど、遠目でよく見えませんがバルブが無いようです。 ホルンも2nd奏者のはすぐにナチュラル楽器と見たのですが、1st奏者のはウィンナホルンと思ってみていましたけど、どうやらこれもナチュラル楽器ですね。 するとこればっかり気になってしまうがちょっと困ったところです。

そして金管がナチュラル楽器で打楽器を含めオケもザッハリッヒに進めてゆくとなると、安達さんのピアノの響きも深みや陰影を抑えてやや平板に聴こえるのは、エラールやコンラート・グラーフといったベートーヴェン当時の楽器の響きになっているのか、などと想像も膨らみます。

とにかくピアノの打鍵が明快で聴いていて気持ちいいですね。 特に高音域などチェレスタみたいに煌めく響きも楽しみました。 オケもぐっと力のこもった響きでこの楽章を終えました。

第2楽章、深みのある弦楽アンサンブルからのいい感じで開始。 安達さんのピアノはここでも凛として響きます。 背筋をピンと伸ばしてピアノを弾く姿がそのものが音を現わしているような感じに見えました。 弾力のあるピチカートといい、終始落着いてこの楽章を進めてゆき、ためらいがちに進む第3楽章への道程も重くなく進めていました。

第3楽章、パンチのある明快な響きながら落着いた感じ。 粒立ちの良い響きなので重量感には少々欠けるきらいはありますが、キラっキラっと輝く響きが魅力的です。 タイトに打つティムパニ、金管楽器の響きも相まって、打点をしっかりとつけた伴奏。 楽器間の受渡しも良く前に前にと進んでゆく演奏がお似合いです。 そして終結部も重量感や深みよりも煌めく感じ、華々しく全曲を閉じました。

演奏後、安達さんの経歴を見ると阪神古楽器倶楽部ピアニストとの経歴がありましたので、ベートーヴェン時代を意識されたピアニズムだったのかもしれませんね。 現代オーケストラに古楽器を交えた編成、この演奏形態にどんな意味があるか、と言われると判りませんけれども(中途半端なだけの意見もあるでしょうが)、個人的にはとても面白く聴かせてもらいました。

15分間の休憩。 この間にピアノは舞台上手に移動、また舞台下手に2台あったハープも1台が上手に移動(移動した側のピアノ、ハープを利用されていました)。 定刻となって左右より整列入場となりました。 コンマスによるチューニングを終えて、ニコニコと笑いながら指揮者の新谷さん登場。 両手を上げてオケのメンバーに立つように促して、コンマスと握手。 指揮台に登ることなく、指揮台と客席の間に立って深々と礼をしてから登壇します。 気づいたら、米山さん、演奏後も一度もオケを立たせることなく舞台袖に引き上げてゆきましたね。 対照的です。

プロコフィエフの交響曲第7番、実は今日のお目当てはこの曲でしたが、期待を遥かに上回る演奏に大満足。 素晴らしかった。 もっと知られてもいい曲なのを再認識したしだい。 第1楽章での憂いや想いを含んだ美しい響き、これをさっとひるがえして重量感のある低弦、そして締まった響きのホルンで畳み掛けるのにグッと来ました。 そして第2楽章ではめくるめくように曲が展開、打楽器が多用されていますけれど、派手にならず曲の中にきちんと納まっています。 しっかりと地に足が付いていますね。 終楽章の終結部はピチカートで静かに終わる短縮ヴァージョン。 この演奏ならばここから急展開させて全奏で終わるパターンで聴いてみたかった、と少々惜しくも感じましたけど、とにかく最後まで粘り気の伴った機動力のある素晴らしい演奏。 魅了されました。

第1楽章、勢いよく開始、そして流麗な旋律がまた重厚な響きを孕んでいて、いきなり心を掴まれました。 憂いや想いを含んだ美しい響き、少々粘着質のある響きなのは新谷さんの動作からも見えるようです。 かつてはオーバーアクション気味でオケが付いてこない場面を目にしていましたけれど、今ではオケも動きに付いていて、さっとひるがえしては重量感のある低弦、そして締まった響きのホルンが畳み掛けて見事。 雄大な響きになってゆくさまも素晴らしく、機動力のあるオケの響きを堪能しました。

第2楽章、やわらかくうごめくようなクラリネットの響きで開始。 それがめくるめくように展開して、巧いなぁ。 打楽器が多用されていますけれど、派手にならず曲の中にきちんと納まっているのもいいですね。 しっかりと地に足が付いた音楽といった感じ。 さっきはタイトに打っていたティムパニもここでは弾力のある響きで叩き分けています。 引き締まった響きと集中力、音量が上がっても耳障りのない見事なエンディングを形成ました。

第3楽章に入る前にチューニングを実施、その甲斐あってヴィオラとチェロによる憂愁の響きが流れ出てきました。 クラリネット、ファゴット、コールアングレいずれも哀愁漂う素敵な響きで魅了。 中音弦の響きがまたいいですね、オケの響きに奥行き感があって素晴らしい演奏でした。 ハープの音もしっとりとした響き。 最後のトランペットが少々乱れたかもしれませんが、みずみずしくもありました。

第4楽章、軽快にオケが走ってゆき、時に現れる飄々とした感じがプロコフィエフらしさでしょう。 安定した音楽ながら、うきうきとさせる楽しさがあり、引き締まった響きのホルン、そしてトロンボーンとチューバの迫力もまた見事でした。 パンフレットの曲目解説では、リタルダンドで静かに曲を閉じる、とあったのでピチカートで静かに終わる短縮ヴァージョンによる終結。 この演奏ならばここから急展開させて全奏で終わるパターンで聴いてみたかった、と少々惜しくも感じました。 とにかく最後まで粘り気の伴った機動力のある素晴らしい演奏を楽しみました。

アンコールは、プロコフィエフ自身の青春時代の曲、古典交響曲より第3楽章。 少々いやかなり粘り気のある演奏だったように思いました。 演奏されなかった先の終結部を聴きたかったなぁ、とやっぱり思ってしまいました。

このオーケストラ、いつも色々と面白い試みをされているようですが、それがまったくプログラムには書かれていないのが残念です。 アマチュアらしくこっそりと楽しむというコンセプトかもしれませんけれど。 次回はどんな試みがあるかも楽しみです。 とにかく皆さんお疲れさまでした。







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ご近所散歩・秋篠川源流あたり

梅雨の晴れ間の6月1日、久しぶりにご近所散歩に出かけました。
いつもどおり、というかここしかない雰囲気の秋篠川源流へ

前回は4月6日、発達した低気圧が通過する直前の名残の桜を愛でましたが
すっかり葉桜となって、日陰が心地よく、ちょっとした森林浴気分です。

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P6014554 posted by (C)fronte360

ちょっいと歩いたら、田んぼにトラクター発見!
農業工学出身者、かつターボ付きトラクターが研究対象でしたけれど、
日立建機製トラクターにはあまり縁がなく興味津々、じろじろ見てました。

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P6014555 posted by (C)fronte360

しかし今頃ごろ田んぼの代掻きをしているなんて、えっ、て言う感じ。
高知では4月始めには田植えが終っているのですけどね・・・
このあと歩くところの大半は田植えはこれからのようです。

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P6014558 posted by (C)fronte360

日本の田園風景が残っておりますな。

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P6014563 posted by (C)fronte360



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