2013年01月19日

今井信子、ヴィオラ・リサイタル

ステレオ・サブ・システム稼動記念、コンサートホール・ソサエティ盤大会(40)
湖面に白鳥が浮かぶ単色タッチのカラー写真、落ち着いたデザインです。

ブラームス/ヴィオラ・ソナタ第2番 変ホ長調 作品120-2
シューマン/「おとぎの絵本」 作品113
ウェーバー/アンダンテとハンガリー風のロンド ハ短調
 今井信子(va)
 ネリーン・バレット(p)

P1053005
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世界的なヴィオラ奏者・今井信子によるヴィオラ・リサイタルのレコード。
「ドイツ・ロマン派のヴィオラ名曲集」のサブ・タイトルが付けられていて、
ジャケットには以下のように書かれています(解説/門馬雅美、1971.11)

1971年5月に一時帰国して演奏会をひらき、絶賛の嵐をまきおこした今井信子が、それ以前にヨーロッパで録音した、彼女のファースト・レコーディングです。

女流ヴィオラ奏者として現在でも第一線で活躍されている彼女ですが、
1970年には西ドイツ最高の「音楽功労賞」を授与された前後によるこの録音、
ヴィオラというちょっと地味な楽器を楽々と鳴らして美しくもあります。


若さからきているであろう才気煥発、そんな印象も受けるアルバムです。
曲についてはよく知らないB面のシューマン、ウェーバー
これらもまたそれによって魅力を感じさせてくれるアルバムでもあります。

録音は最新のデジタル録音盤にかなうべくもありませんが、
通常聴くぶんには申し分なく、コンサートホール・ソサエティ盤としては、
残響や奥行きもちゃんと感じられて良いのではないでしょうか。