2013年01月31日

ダイソー100円万年筆 プラチナ Riviere

昨日、出張ついでに十三のダイソーで100円万年筆を買ってきました。
※(補足) 十三とは、じゅうそう、大阪の地名です。

ダイソーとしては珍しく一流メーカー・プラチナ万年筆社製の「Riviere」
ボティには[200]のマークがあるので200円かもしれませんが、100円でした。

P1313076
P1313076 posted by (C)fronte360

これまでダイソー・ブランドの万年筆(写真上側)を使ってましたけれど、
店舗から姿を消したようで、高知・帯屋町のダイソーでも置いていなく、
スペアインクの補充もできなくなってきたので、世代交代となりました。

プラチナ万年筆社製の「Riviere」
ネットでの評価を読むと、最悪な意見もありますが、なかなか良いですよ。
商品に当たり外れがあるかもしれないし、書き味など嗜好ですものね。

色々と使いましたが、ネットで評価が高いセーラー万年筆の INK PEN・・・
個人的には、硬くて細くて詰まりやすくて、ちょっと勘弁って感じです。
マンガの線を引くにはいいかもしれないけど、文字はダメね。

その点、ダイソー・ブランドのは軸の太さが丁度良くてお気に入りでした。
軽めのタッチでサラサラと書け、指で支える部分には滑り止めまであって、
なかなかの優れ物でした。

しかしこのところの酷使がたたったのか、インクかすが詰まったか、
キャップの密閉性が落ちたのか、インクが乾燥するようになりました。
ペン先を洗うとしばらく復活するのですけどね。

ということで新品を探していたのですが、上述のとおり店舗から消えてしまい、
スペアインクもだんだんと見当たらなくなってきました。
十三のダイソーでもこの万年筆は無かったけど、スペアインクはあって、
ちょっと悩みましたが、プラチナ製「Riviere」に乗り換えることにしました。

ちょっと軸が細いのが(慣れの問題かもしれませんが)気になりますが、
書き味は軽めで、自分流の崩し文字・省略文字がサラサラと書けて、
先代のダイソー・ブランドのよりも書き味は軽いみたいです。
インクの出も申し分なく、当たり、かもしれません。

それにインクの色もいいですね。
黒なのですが、ほんの少し薄墨かけたような濃い灰色です。
ダイソー・ブランドのは真っ黒で、ノートの裏に透ける感じでしたけどね。
何よりちょっと変わった色であることが、満足心をくすぐります。

万年筆、高いのは持っていませんけど、好きなんですよ。

posted by fronte360 at 21:31| Comment(2) | TrackBack(0) | 13-全般(その他諸々) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

枚岡神社・初詣、巽参道

1月13日、河内國一之宮・枚岡神社への初詣。 お参りを終えて境内散策。

拝殿に向かって右側に授与所、ここで健康御守を授かりました。
これで所期の目的は達成、拝殿の右奥方向に進みます。

P1133039
P1133039 posted by (C)fronte360

この先にある梅林と結んでいる参道が巽参道。
この参道を境にし、東側は「宝基の森」と古くより称えられる神のおられる森、
この参道は人が神と出会い、心をうつし祈りを捧げる神聖な場所、だそうです。

P1133040
P1133040 posted by (C)fronte360

遥拝所の立札があり、注連縄を張られた中に榊の木が立っています。
宮中の皇霊殿(春分・秋分の皇霊祭)・伊勢神宮(神嘗祭)・橿原神宮(紀元祭)
を遥拝する他、神津嶽を遥拝する所だそうです。

P1133037
P1133037 posted by (C)fronte360

摂社・若宮社には、天押雲根命がお祀りされています。
水にかかわる神様であるためか、左奥に「出雲井」と称する井戸があり、
古くより神聖な水が湧き続けています。

P1133034
P1133034 posted by (C)fronte360

この一段と高いところに末社・天神地祇社。
ここには境内にあった19末社と合わせ、近郷の氏神さまが合祀されています。
案内板に詳細に記載されていますが、省略させてください。

P1133033
P1133033 posted by (C)fronte360

ふりかえってみるとこんな感じ。

P1133035
P1133035 posted by (C)fronte360

ほんのわずかな距離ですが、心をうつし祈りを捧げる神聖な場所、ですね。

posted by fronte360 at 05:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 13-大阪散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月30日

枚岡神社・初詣、お参り

1月13日、河内國一之宮・枚岡神社への初詣。 社殿にお参りいたします。

P1133017
P1133017 posted by (C)fronte360

石段を登ったところにある拝殿
明治12年に新築、平成の修造で檜皮葺きから銅板葺きに葺き替えられた、
と書かれているので、それまで拝殿は無かったのかもしれませんね。
正面に掲げられた神額は三條實美公揮毫。 真摯にお参りいたしました。

P1133024
P1133024 posted by (C)fronte360

枚岡神社の創祀は皇紀前、初代天皇の神武天皇が即位される3年前ですから、
ざっと、2670年ほど前に遡る古社なのです。

P1133022
P1133022 posted by (C)fronte360

神武東征、神武天皇が天孫降臨の地・高千穂より日本を統一すべく東に遠征。
浪速に上陸、生駒山を越え、大和へと進軍しようとしたものの豪族に阻まれ、
兄の五瀬命が流れ矢で負傷するなど、痛手を負ったとのこと。

P1133023
P1133023 posted by (C)fronte360

神のお告げで、日に向かって敵を討つことは神の道に逆らうものと悟られ、
天神地祇を祀り、熊野から吉野を通り、日を背にむけて大和へ進軍します。
この時、天児屋根命・比売御神の二柱をお祀りしたのがこの神社の起源。
そして3年後には大和橿原にて神武天皇が即位されます。

P1133027
P1133027 posted by (C)fronte360

中門・透き塀。 明治12年改築、明治38年に現在地に移設されたそうですが、
もともとこの神社は、神津岳の頂きにあったものを白雉2年(650年)、
平岡連によって山頂から中腹の現在地に移されたとのこと。
山頂には現在も奥宮があるそうで、いつか行ってみたいですね。。

P1133041
P1133041 posted by (C)fronte360

石段下に「なで鹿」がおりましたが、狛犬さんは中門の所におります。
威厳あるお姿はなかなかの名品と思われますが、近くでは確認できません。

P1133042
P1133042 posted by (C)fronte360

本殿もなかなか全貌を捉えることは難しいのです。

P1133038
P1133038 posted by (C)fronte360

本殿は、文政9年(1826年)造営。
建築様式は、枚岡造(王子造)と呼ばれる四殿並列、極彩色の美しい建築で、
東大阪市指定文化財。

posted by fronte360 at 05:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 13-大阪散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月29日

枚岡神社・初詣、なで鹿

1月13日、河内國一之宮・枚岡神社への初詣。

午後より天気は下り坂との予報、午前中にと思いつつも色々とあって、
曇天となってしまった12時すぎに近鉄奈良線枚岡駅に降り立ちました。

P1133049
P1133049 posted by (C)fronte360

この先の石段の所、ここに先日紹介したネコちゃんが住んでいるのですね。
今回は省略して、石段を登り、境内へと進みます。

P1133014
P1133014 posted by (C)fronte360

「元春日」と書いてあったのは、
神護景雲2年(768年)、春日大社に祭神二柱を分祀しているからです。
宝亀9年(778年)には春日大社から武甕槌命と斎主命の二神の分霊が奉斎され、
天児屋根大神、比売大神、武甕槌大神、斎主大神の4柱を主祭神としています。

P1133016
P1133016 posted by (C)fronte360

写真左側のテントのところで古い御守を返却し、
中央やや右側に立つポールのところにある手水舎で手と口を清めて参拝です。
が・・・ その前に、なで鹿

P1133019
P1133019 posted by (C)fronte360

鹿は鹿島神宮の祭神・武甕槌命に由来するもの。
鹿島神宮より春日大社に勧請された際には白鹿に乗ってやってこられたので、
奈良公園にシカが沢山いるのですが、その春日大社より勧請された神様、
そのお使いでこの枚岡神社にも「なで鹿」がいらっしゃるのでしょう。

P1133018
P1133018 posted by (C)fronte360

いつも子連れの母鹿に注目してしまいますけど、ちゃんと父鹿もおります。
弘化3年(1846年)名工日下の小平次作とのこと。
健康と家族の平安、子供の幸せ、旅行の安全等を念じて撫でてください。
と書かれていましたので、なでなでして・・・

さあ、お参りしましょう。

posted by fronte360 at 05:08| Comment(2) | TrackBack(0) | 13-大阪散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月28日

イーゴリ・マルケヴィッチ、メンデルスゾーン/交響曲第4番ほか

ステレオ・サブ・システム稼動記念、コンサートホール・ソサエティ盤大会(41)
イタリア・ローマ帝國の遺跡と思われる風景カラー写真。

メンデルスゾーン/交響曲第4番 イ長調 作品90「イタリア」
シューベルト/「イタリア様式」序曲第2番 ハ長調 D.591
シューベルト/「アルフォンゾとエストレルラ」序曲 D.732
  イーゴリ・マルケヴィッチ指揮 日本フィルハーモニー交響楽団

P1053006
P1053006 posted by (C)fronte360

マルケヴィッチの来日公演に合わせて録音されたものですが、
何よりイタリア交響曲が素晴しい! 久しぶりに聴いて感動しました。

日本フィルが高い集中力でマルケヴィッチに食らいついて活気が漲ってます。
当時日本のオーケストラの技量は現在の巧いアマオケレベル・・・
そんな意見もありますが、ここではアマオケのような意気込みが感じられます。
もうちょっと余裕が欲しい、そんな気もしないではありませんけれど、
聴き応えのある演奏を展開、ぐぃぐぃと惹き込まれてしまいます。

B面のシューベルトの序曲、これも良い演奏には違いないでしょうけれど、
こちらは少々堅苦しく感じました。 これも余裕の少なさ故かもしれません。

録音データ
 日時 : 昭和45年5月21日〜24日
 ホール : 世田谷区民会館
 ミキサー : 若林駿介
 ディレクター : 草刈津三

ジャケットには上記の記載、聴きやすい録音はさすが名手・若林駿介ですね。

なお手持ちの盤は定価1,150円、緑色のレーベルには LONG PLAYING の文字。
いわゆるモノラル盤仕様なのですけれど・・・
ヘッドフォンでも確認しましたが、ちゃんとしたステレオ盤でした。

枚岡神社・初詣、御守

1月13日、遅ればせながら河内國一之宮・枚岡神社へ初詣に行きました。

年末年始は高知に居たので、朝倉神社、土佐神社へと初詣に出かけましたが、
こちらに戻って最初の初詣は、お礼参りとして、枚岡神社と決めていました。

P1273073
P1273073 posted by (C)fronte360

4年間の単身赴任より、奇跡の帰任となって戻ってきたのが3月末。
東京の仕事を引きずっていた4月中旬、その作業で思わぬ徹夜となってしまい、
始発電車で帰る徹夜明け、途中下車して何気なく立ち寄った枚岡神社は、
人気のない境内へと歩むにつれ、増してゆく「気」に驚きました。

そして7月、朝を選んで再訪。 このとき御守・健康御守を授かりました。

寺社仏閣にはよくお参りするほうですが、お賽銭をあげて祈ることはあっても、
自分のための御守を手にすることはなく、これが今年唯一の御守でした。
というか、御守を授かったのは何年振りのことか・・・??

8月、会社の健康診断でまた便潜血陽性だったので、大腸内視鏡検査をしたら、
大腸ポリープがあるわあるわ・・・ なんと9個もありましたよ。
しかも1個は、なんと25ミリもある巨大ポリープで、5分割切除・・・
俗に言う投げ縄を5回も投げ、ようやく除去することができたのでした。

単身赴任中は仕事も忙しく、どうせ痔だろう、と思って放置してました。
検査で3年連続陽性なので仕方ないなぁ、と、年貢を納める気分で行きましが、
正直こんな手術なろうとは、思いもかけない出来事に、吃驚。

しかも調べると、ポリープが10ミリを超える大きさになると通常は癌化し、
オペしたドクターも、こりゃ癌やな、と口走っているのも耳にしましたけれど、
なんと生体検査結果はシロ・・ 癌ではなかったのですね。
25ミリもあったのに、ですよ。 これにも吃驚。

これは、枚岡神社で授かった御守の威力ではないかと・・・思ってます。
だから初詣は枚岡神社、そしてお世話になった御守をお返しし、
新しい御守を授かろうと思っていたのでした。

今年も同じく健康御護。 今年もこれ1本で行きます。

posted by fronte360 at 05:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 13-大阪散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月27日

高知番外編・大野見米

高知好きが高じて・・・奈良の自宅で食するお米も高知県産米になりました。

高知は一般に気温が高く、4月には田植えをし、8月には稲刈りをするなど、
早場米が出回るけれども、気温が高すぎ、級別審査ではA級が少なくて、
お米は美味しくない、などと聞いていたのですけれども・・・

今回、幻の米「大野見米」を調達。
中土佐町大野見産のお米、皇室への「献穀米」も栽培された地域でもあります。

P1213057
P1213057 posted by (C)fronte360

四万十川の源流に近い旧・大野見村は、昼夜の寒暖の差が大きく、良質な水。
そして肥料は有機、消毒は1回、これは四万十川を守る活動でもあるようで、
この地において、最高品質「特A」のお米を作っておられます。

しかし大野見で生産されたお米の約85%は、親類・知人など個人販売され、
市場にはほとんど流通しないことより、幻の米、なんだそうです。

今回、高知の大橋通商店街にある「おいしいごはん本舗」にて調達、
残念ながら、ここのネット通販では取り扱っていないようですが、
興味あれば高知県産米もいかが → ココ

確かに色つやも良く、甘みもあって、何より冷えたご飯でも美味しい。
これ、お弁当に入れるのにはけっこう重要だったりします。

高知県産米を食べてまた一歩高知県民に近づいたかな・・・

posted by fronte360 at 05:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 13-全般(その他諸々) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月26日

<総集編5> コンサートホール・ソサエティ盤大会

ステレオ・サブ・システム稼動記念、コンサートホール・ソサエティ盤大会。
これまで40枚を紹介したので、総集編その5とします。

----- 前回、総集編4以降に紹介した5枚 -----

今井信子、ヴィオラ・リサイタル
メナーエム・プレスラー、グリーグ/ピアノ協奏曲 ほか
ヴラド・ペルルミュテ、ショパン/24の前奏曲集、前奏曲op45
カール・シューリヒト、モーツァルト/交響曲第40番、第36番
カール・シューリヒト、モーツァルト/交響曲第41番、第38番

----- 総集編4以前に紹介した35枚 -----

パウル・クレツキ、ベートーヴェン/交響曲第1番、第5番
カール・シューリヒト、ロマン派序曲集
ペルルミュテ、パスカル四重奏団 シューベルト/ピアノ五重奏曲「ます」
ピエール・ブーレーズ、ストラヴィンスキー/春の祭典
シャルル・ミュンシュ、フランク/交響曲 ニ短調

パウル・クレツキ、ベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」
ドラティ、メンデルスゾーン/交響曲第3番、フィンガルの洞窟
シャルル・ミュンシュ、ビゼー/交響曲第1番
ワルター・ゲール、チャイコフスキー/白鳥の湖、眠りの森の美女
フリードリッヒ・グルダ、シューベルト/即興曲集、楽興の時

ピエール・コロンボ、モーツァルト/レクイエム K.626
ヨーゼフ・クリップス、ヨハン・シュトラウス名曲集
リリー・クラウス、ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第3番
ロリン・マゼール、マーラー/交響曲第4番
フリードリッヒ・グルダ、モーツァルト/ピアノ協奏曲第21・27番

クリスティアーヌ・ジャコテ、J.S.バッハ/ゴールドベルク変奏曲
ピエール=ミシェール・ル・コント ドビュッシー/海 ほか
リリー・クラウス、モーツァルト/ピアノ協奏曲第9番、ソナタ第11番
岩城宏之、リスト/ハンガリー狂詩曲集
アイヒラー、フロインド、モーツァルト/クラリネット、ホルン協奏曲集

リリー・クラウス、ベートーヴェン/ピアノソナタ集
カール・シューリヒト、シューマン/交響曲第3番「ライン」
ヨーゼフ・クリップス、ブラームス/交響曲第2番
ハインツ・ホリガー、オーボエ協奏曲集
カール・シューリヒト、ウィーンの森の物語

ヴラド・ペルルミュテ、ショパン・リサイタル
リカルド・オドノポゾフ、魔法のヴァイオリン
マヌーグ ・パリキアン、モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲第3・4番
メナーエム・プレスラー、ショパン/ピアノ協奏曲第2番
オッテルロー、ベートーヴェン/交響曲第7番

クリップス、モーツァルト/オペラ序曲集
グゴルツ、モーツァルト&ウェーバー/クラリネット五重奏曲
オドノポゾフ、メンデルスゾーン&パガニーニ/ヴァイオリン協奏曲
オッテルロー、リムスキー=コルサコフ/シェエラザード
リリー・クラウス、シューベルト・リサイタル

-----------------------------------------------------------------

今後も続ける予定です。

posted by fronte360 at 06:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 13-全般(その他諸々) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高知・青春18きっぷの旅、帰路・雪の坪尻スイッチバック

1月3日、青春18きっぷでの帰路、阿波池田を出るとまた山間部。

P1033001
P1033001 posted by (C)fronte360

坪尻駅、ここもスイッチバックの駅なのですが・・・

P1032999
P1032999 posted by (C)fronte360

時おり雪が舞っていて全くもって「さいはての駅」のイメージですね。

P1033002
P1033002 posted by (C)fronte360

最後にオマケの113系0番台を貼っておきます。
多度津で乗り換えた岡山行きの各駅停車、これで四国を離れました。

P1033003
P1033003 posted by (C)fronte360

夏は紫色の車両でしたが、今回はブルーの車両に乗れました。
って、とくに変わりばえしないのですけども。

年末年始の高知・青春18きっぷの旅はこれにて終了。 あ〜長かった・・・

posted by fronte360 at 05:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 13-高知散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月25日

高知・青春18きっぷの旅、帰路・土佐北川〜豊永〜阿波池田

1月3日、青春18きっぷでの帰路、土佐山田を出てから山間部。
土佐北川駅は、鉄橋の上にホームがあります。

P1032982
P1032982 posted by (C)fronte360

このあたりまで、時おり雪が舞っていましたけれど・・・
豊永駅あたりは、まったくの雪景色。 大粒の雪が降り注いでもいます。

P1032984
P1032984 posted by (C)fronte360

ここが南国・高知県とは思えませんね、高知県長岡郡大豊町だそうです。
この日、高速道路は雪で一時通行止めになった、と後で聞きましたが、
JR四国のディーゼルカー、いささかの遅れもなく快調に走ります。

P1032985
P1032985 posted by (C)fronte360

小歩危駅で対向列車通過待ち。 山が雪景色ですね。

P1032989
P1032989 posted by (C)fronte360

終点の阿波池田駅。
ここまで乗ってきた車両がそのまま多度津行きとなります。 小休止。

P1032993
P1032993 posted by (C)fronte360

アンパンマンカー、高徳線・徳島線を走る車両も夏と同じく停まってますね。
さすがに編成は短くなっているようですけれど。

P1032995
P1032995 posted by (C)fronte360

いよいよ大詰め、時おり雪が舞う阿波池田を出発します。

posted by fronte360 at 05:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 13-高知散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月24日

南 沙織、20才(はたち)

今宵も、緊張と緩和、南沙織さまで緩和していますけれども、
このアルバム、南沙織さまが「20才」になったことシンクロして、
とても完成度の高いアルバムになっていて、真剣に聴いてしまいます。

P1243064
P1243064 posted by (C)fronte360

1974年12月10日発売、南沙織さま通算10枚目のスタジオ・アルバム。

P1243063
P1243063 posted by (C)fronte360

単身赴任時代は、CD選書として発売されたCDで聴いていましたが、
こちらの自宅では、オリジナルの黒い円盤、ナレーションもより心に沁みます。

田園交響楽
20才(はたち)になったと人は言うけれど、私は私、
今まで生きて来たように、生きていくしかないし・・・・・
でも、ちょっぴり変わったとしたら、ひとりぼっちが辛いことね。


卒業
振り向いて生きちゃだめね、いくつか悔いは残るけど、
これが私のせいいっぱいの青春なの。


夜霧の街
20才(はたち)の駅に立ち、果てしない線路を見つめています。
どんな旅が始まるのでしょう。
もうここからは、ぬきさしならないほんとうの人生という感じです。


13枚目のシングル曲「夜霧の街」
ナレーションのついたアルバム・ヴァージョンとなっています。

そしてこの「夜霧の街」は名曲であるといって良いと思いますけれども、
B面の「青春が終る日」がまた佳曲、これもいい曲なのですよね。

B面3曲目からはカバー曲が並びます。
伊東ゆかり、堺正章、いしだあゆみ、アルフィ、の持ち歌です。
20才になったので、ちょっと大人の歌、でしょう。 


side A
 田園交響楽
  作詞:松本隆、作曲・編曲:馬飼野康二
 休日の午後
  作詞:さいとう大三、作曲・編曲:萩田光雄
 卒業
  作詞:松本隆、作曲・編曲:馬飼野康二
 青春が終る日
  作詞:有馬三恵子、作曲・編曲:筒美京平
 フラワー・ショップ
  作詞:さいとう大三、作曲・編曲:萩田光雄
 夜霧の街
  作詞:有馬三恵子、作曲・編曲:筒美京平

side B
 粉雪の慕情
  作詞:ちあき哲也、作曲・編曲:水谷公生
 冬の星座
  作詞:ちあき哲也、作曲・編曲:水谷公生
 誰も知らない
  作詞:岩谷時子、作曲:筒美京平、編曲:あかのたちお
 さらば恋人
  作詞:北山修、作曲:筒美京平、編曲:あかのたちお
 あなたならどうする
  作詞:なかにし礼、作曲:筒美京平、編曲:あかのたちお
 夏しぐれ
  作詞:松本隆、作曲:筒美京平、編曲:あかのたちお








posted by fronte360 at 22:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 13-JPOP音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高知・青春18きっぷの旅、帰路・新改

1月3日、青春18きっぷでの帰路、土佐山田を出ると山間部へと入ってゆき、
まずは新改駅

P1032973
P1032973 posted by (C)fronte360

スイッチバックの駅ですよ。
この先にて、線路は切れています。 方向転換いたします。

P1032975
P1032975 posted by (C)fronte360

この駅へは、トンネル(写真右上)を抜けて駅ホームに入ってきました。

P1032979
P1032979 posted by (C)fronte360

ここで運転手さんが車両の後ろの運転席に移動して、方向転換。
いったん引き込み線(写真左上)に車両を移動させてから、

P1032978
P1032978 posted by (C)fronte360

運転手さんがまた車両の元の運転席を移動し方向転換、本線(写真左下)へ。
つまり運転手さん、車内で安全の指差し確認行って行ったり来たり。
毎回やっているので当たり前なのでしょうが、
県外の者には珍しい光景です。

posted by fronte360 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 13-高知散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月23日

高知・青春18きっぷの旅、帰路・土佐山田

1月3日、いよいよ高知を去る日が来ました。
まだ三が日なのに、仕方ありません、高知駅前のスーパーで食料を買い込み、
そして、駅のベーカリーで「カレーパンマン」と「おむすびマン」もゲット。

P1032964
P1032964 posted by (C)fronte360

名残惜しいですが、いざ出発。
でも、土佐山田駅で特急列車の待ち合わせなどで20分ちょっと停車ですよ。

P1032966
P1032966 posted by (C)fronte360

駅前を散策します。

P1032970
P1032970 posted by (C)fronte360

バスターミナルがいいですね、あんぱんまん。
そうそう、あんぱんまんミュージアムへの最寄り駅はここでした。

P1032968
P1032968 posted by (C)fronte360

あんぱんまんの列車は毎日見てましたけど、バスは初めてですね。

P1032969
P1032969 posted by (C)fronte360

行き違いでやってきた、そのあんぱんまん列車も貼っておきましょう。
手抜きで列車の中からのショット。

P1032971
P1032971 posted by (C)fronte360

実はこの日、空は晴れているけど、外は冷たい風が吹いて寒いんですよね。
最高気温は高知市で7度だったそうで、山間部は雪が降っていましたが、
高速道路は一時閉鎖もされていたのだと後で知りました。


posted by fronte360 at 05:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 13-高知散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月22日

南 沙織、ひとかけらの純情

奥さんが先週末より風邪で寝込んでいて・・・ ついに・・・
うつったのでしょうか、何となく気だるく、熱っぽくもありますけれども、

「風邪なんかひかない」「ひいてたまるか」そんな強い思いで退治しましょう。
基本、風邪薬は服用しないんです。 だって風邪薬を服用すると風邪をひくし、
インフルエンザの予防接種なんてもっての他です。 気合で乗り切りましょう。

さて、気合だけでは疲れるので、緊張と緩和・・・
今宵は、南沙織さまの8枚目のスタジオ・アルバム「ひとかけらの純情」

P1223058
P1223058 posted by (C)fronte360

1974年2月21日発売。 10枚目のシングル「ひとかけらの純情」も好きですよ、
イントロのコーラスから始まるのが、印象的ですね。

 恋のはじめの日を 誰かここへ連れてきてほしいの・・・

P1223059
P1223059 posted by (C)fronte360

でもシングルB面としてリリースされた「透き通る夕暮れ」がまた名曲です。
個人的には、こちらの方が好きなくらいです。

 愛してさよならをして
 今もまだ待ち続けてる
 待つだけですべては 行くかもしれないけど


そしてB面は、外国曲のカバー集となっていますが、これがまたいいんですね。
このことについては、また別途述べたいと思います。

side A
 ひとかけらの純情
  作詞:有馬三恵子、作曲・編曲:筒美京平
 音楽会場にて
  作詞:有馬三恵子、作曲・編曲:筒美京平
 いとしい傷
  作詞:有馬三恵子、作曲・編曲:筒美京平
 涙のひとつふたつ
  作詞:有馬三恵子、作曲・編曲:筒美京平
 透き通る夕暮れ
  作詞:有馬三恵子、作曲・編曲:筒美京平
 殉愛
  作詞:有馬三恵子、作曲・編曲:筒美京平

side B
 TOP OF THE WORLD
  作詞・作曲:John Bettis・Richard Carpenter、編曲:水谷公生・矢野誠
 AND I LOVE YOU SO
  作詞・作曲:Don Mclean、編曲:水谷公生・矢野誠
 HARLEM SONG
  作詞:Michal Kricorian、作曲:Miroslav Konecny、編曲:水谷公生・矢野誠
 AUBREY
  作詞・作曲:David Gates、編曲:水谷公生・矢野誠
 HALF-BREED
  作詞・作曲:Al Capps・Mary Dean、編曲:水谷公生・矢野誠
 KILLING ME SOFTLY WITH HIS SONG(やさしく歌って)
  作詞:Norman Gimbel、作曲:Charles Fox、編曲:水谷公生・矢野誠




posted by fronte360 at 20:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 13-JPOP音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高知・青春18きっぷの旅、須崎にて

1月2日、土佐神社への初詣のあと、気の向くまま須崎へやってきましたが、
お正月だし、時間もなく駅前散策の続き

P1022944
P1022944 posted by (C)fronte360

貨物駅の雰囲気がありますね。
かつて、ここから水産物を始めとする貨物が出ていったことを想像させます。
目を転じると、駅舎にそびえる椰子の木も印象的ですけれど、

P1022946
P1022946 posted by (C)fronte360

駅舎の手前、イラストが描かれている建物が目につきますよね・・・
須崎駅開運トイレ はぴれっと だそうです。
埋め込まれた案内板を読んでみます。

P1022943
P1022943 posted by (C)fronte360

ようこそ!須崎駅開運トイレ・はぴれっとへ
こちらは、須崎のパワースポット「須崎駅開運トイレ・はぴれっと」です。
平成22年3月に市民の活動と協力により「日本一、運が付くトイレ!」として誕生しました。
金運、恋愛運、合格運、健康運、総合運といった開運にちなんだモチーフを運気向上に役立つと言われるパワーストーンを使って表現しています。使用している天然石(パワーストーン)はヒラオカ宝石より寄贈してしただき、壁面のレリーフは須崎工業高校のユニバーサルデザイン科の生徒がデザインと製作を行いました。
神秘的な力を持つパワーストーンの効能により運気向上への期待ができます。
災い流して運がつく、皆様の運気が上昇しますことを願っております。

須崎駅前開運隊


P1022949
P1022949 posted by (C)fronte360

さっそく中に入ってみると、こんな感じ。
小用のみ借用させていただき、個室に入らなかったので運がついたかどうか??

P1022948
P1022948 posted by (C)fronte360

ということで、汽車の時間も近づいてきたので改札を抜けてホームへ。
向こう側のホーム、須崎にやってきた汽車が折返し、土佐山田行きとなります。

P1022951
P1022951 posted by (C)fronte360

陸橋を渡っていると、下りがやってきました。 おもちゃのような1両編成。

P1022952
P1022952 posted by (C)fronte360

P1022953
P1022953 posted by (C)fronte360

窪川行き、これに乗ると土佐久礼にも行けますけれども、今度にします。
写真の手前、左側の土佐山田行き(3両編成)に乗り込みます。

P1022958
P1022958 posted by (C)fronte360

さすがに誰もおりませんので、車内の記念撮影です。
都会で生活している方には、珍しい座席配置かもしれませんね。

P1022961
P1022961 posted by (C)fronte360

この先にはまた今度・・・ 須崎よさらば、また来る日まで。

posted by fronte360 at 05:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 13-高知散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月21日

ミシェル・プラッソンのCD頂きました

ブルー・マンディ、気だるい会社での一日が終った直後
思わぬCDの頂きものがありました、いつものNさんより、8枚ものCD。

すべてミシェル・プラッソンのCD。
ということは全集でも買われたのかな・・聞くのを忘れましたけれども、
ブルー・マンディ明けもあって、喜んで、有難く頂いて帰りました。

P1213056
P1213056 posted by (C)fronte360

■EMI フォーレ/レクイエム、ラシーヌ讃歌 バーバラ・ヘンドリックス(S)、ヨセ・ファン・ダム(Br)、ミシェル・プラッソン指揮トゥールーズ・キャピトル劇場管弦楽団、サン・セバスチャン合唱団(東芝EMI CC33-3513)

■EMI フォーレ/管弦楽曲集(第1集)・ペレアスとメリザント、マスクとベルガマスク、シャイロック ミシェル・プラッソン指揮トゥールーズ市立管弦楽団ほか(東芝EMI CE33-5136)

■EMI フォーレ/管弦楽曲集(第2集)・バラード、エレジー、子守唄、幻想曲、魔神たち、カリギュラ、抒情劇「ペネロプ」前奏曲 ミシェル・プラッソン指揮トゥールーズ市立管弦楽団ほか(東芝EMI CE33-5137)

■EMI オネゲル/交響曲第1、2、3番 ミシェル・プラッソン指揮トゥールーズ・カピトール管弦楽団ほか(東芝EMI TOCE-11128)

■EMI オネゲル/交響曲第4、5番、パシフィック231 ミシェル・プラッソン指揮トゥールーズ・カピトール管弦楽団(仏EMI CDM 7 64275 2)

■EMI サン=サーンス/糸杉と月桂樹(オルガンと管弦楽のための)、誓い(3つの交響的場面) ミシェル・プラッソン指揮トゥールーズ・カピトール管弦楽団、マティアス・エザンベール(org)(東芝EMI TOCE-9464)

■EMI フランス名交響詩集:デュカス/交響詩「魔法使いの弟子」、フランク/交響詩「呪われた狩人」、ラッザーリ/交響詩「夜の印象」、デュバルク/交響詩「レノール」、サン=サーンス/交響詩「死の舞踏」、デュパルク/交響詩「星たちに」 ミシェル・プラッソン指揮トゥールーズ・カピトール管弦楽団ほか(東芝EMI TOCE-9159)

■EMI ゾーゲ/バレエ音楽「旅芸人」、管弦楽のための組曲「パリの風景」 ミシェル・プラッソン指揮トゥールーズ・カピトール管弦楽団ほか(東芝EMI TOCE-11130)


これからパソコンで録音します。 感想はそのあとということで・・・
ステレオ・サブシステムに接続していたCDプレーヤ兼用DVDプレーヤ、
諸般の事情より取り外されて、この部屋ではCDが聴けなくなっているのです。

あくまでも部屋ではアナログ・レコード、そんな拘りはないつもりですが・・・

posted by fronte360 at 20:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 13-CD/LP/DVD音盤捕獲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高知・青春18きっぷの旅、須崎へ

1月2日、土佐神社への初詣を終え、土佐一宮駅より高知駅へ。
駅前スーパーで食材などを調達、須崎行きのJRに乗り込みましたが・・・
思い立ち、終点の須崎まで行ってみることに、気ままな青春18きっぷの旅。

16時過ぎ、須崎に到着。

P1022935
P1022935 posted by (C)fronte360

あても無くやってきたので、まずは帰りの汽車の時間を確かめるべく改札へ。
その時、向かい側ホームに停まっていた「あんぱんまん」が出てゆきました。

30分ほどしたら戻りの汽車があるのを確認し、駅前散策するも・・・
さすが正月2日ではどこも開いてないし、時間もないのですぐに駅に戻ります。

P1022937
P1022937 posted by (C)fronte360

「かわうそのまち須崎市」の観光マップで想像を膨らませましょう。

P1022938
P1022938 posted by (C)fronte360

本当は、ここより先の土佐久礼駅に行きたかったのですけれど、
お目当てもお正月はお休みなので、良い季節を選んで行ってみたいものです。

P1022936
P1022936 posted by (C)fronte360

駅舎の脇によくあるSLの動輪が置いてありますね。
あまり興味はなく、ふらふらと近寄ってから、驚きました。 なるほどねっ。

P1022942
P1022942 posted by (C)fronte360

なんとここ須崎が土讃線発祥地。 高知県国鉄発祥の地のプレートもあります。
高知県下で初めての鉄道が敷かれた土地であることを知りました。
日下駅までの25Kmが大正13年3月30日開通(高知駅は同年11月15日開通)。
港から資材、機関車を運んだのだそうです。 先人の苦労・熱意が偲ばれます。

P1022940
P1022940 posted by (C)fronte360

「高知線の歌」
  飛魚おどる黒潮を
  わたりて来つる錦浦湾
  須崎駅より高知線
  栄ゆる港あとにして


番号がありません、ということは、きっと1番でしょう。

posted by fronte360 at 05:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 13-高知散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月20日

吹田市交響楽団 第42回定期演奏会

日時:2013年1月19日(土) 18:00開演(17:30開場)
場所:吹田市文化会館メイシアター・大ホール

曲目:メンデルスゾーン/序曲「フィンガルの洞窟」-*
   R.シュトラウス/交響詩「ドン・ファン」-*
   シューベルト/交響曲第8番「ザ・グレート」

   (アンコール)シューベルト/「ロザムンデ」より間奏曲第3番

指揮:新谷 武 -*、米山 信

P1203055
P1203055 posted by (C)fronte360

きびきびとしたグレートも良かったけれど、20年ぶり2回目でR.シュトラウス唯一のレパートリーと言われているドン・ファン。 この演奏での機動力、艶も感じられる愉快でチャーミングな演奏が見事でした。 演奏者の方々は決して余裕があるとは思いませんが、曲の運びや間合いに余裕すら感じさせる熱演。 タイトで底力のある響きにのめりこんで聴いていました。 素晴しかった。 けれど、エンディングのドン・ファンの死の場面で客席から無粋なくしゃみ・・・思い出したくもありませんが、これで会場の緊張感が切れてしまって拍手もまばら、残念でしたけれども、素晴しい演奏には違いありません。 ここに大書しておきます。

今年初めての演奏会、久しぶりの夜公演です。 年取ったな、と感じるのは演奏会の夜公演がしんどくて敬遠してしまうこと。 ですが、今回は好物メニュー(曲目)が並んでいるのと、グレートはベーレンライターの新しい楽譜で演奏されるという情報もあって、メイシアターへ。 2階席のいつもの席に身を沈めて会場を眺めると、おつむの辺りが白かったり、薄くなっていたり、お客さんにはご年配の方が多いですね(自分もその仲間に近くなりましたけれど)。 地元に静かに愛されているオケ、そんな感じを改めて持ちました。 

定刻となり、整列入場で揃った編成は、11-11-9-8-6 だったでしょうか、通常配置。 まずは新谷さんの指揮による「フィンガルの洞窟」、重心を感じさせる響きでそっと始まりました。 やや手探りな感じで生気があまり感じなく、少々雑然とした感じのアンサンブルで進みます。 しばらくこんな感じで続いたあとスピードに乗せて走った後半、ここからようやく調子が出てきました。 粘りのある響きでのエンディングで帳尻を合わせた感じかな。 後で判りましたけれども、続く2曲との練習量の差でしょうね。

「ドン・ファン」は、新谷さんのハナ息で覇気のあるオケの響きが一気に迸り出て、畳み掛けるティムパニのソリッドな音でいきなり圧倒。 先ほどのオケとはまるで違います。 キレと迫力に加えて華々しさ、そして艶も感じさせるのがリヒャルト・シュトラウスの魅力ですが、見事にそれらが出ていました。 曲の運びや間合いにも余裕を感じさせます。
このオケ、10年ちょっと前より聴いていますけれど、当時の新谷さんの指揮はオーバーアクションもあったかもしれませんね。 オケがついてこず、アクションと出てくる音に乖離を感じたことが多々ありましたけれども、今は一体となり、オケも全幅の信頼を寄せているのでしょう。 演奏者の方々は決して余裕があるとは思えませんが、大きく判りやすく振っている新谷さんの指揮にのって、整然と進んでゆきます。
オーボエの響きがまたよかったですね。 深みも感じられ、オケ全体の響きにマッチしながらも目立ってました。 またこれに合わせたクラリネットやファゴットもよかったですよ。 そしてホルンの斉奏がタイト。 金管全体としても、音が前に突き出てくるのではなく、横に広がって聴こえてホールを包み込むような感じ。 そこにティムパニのちょっと荒々しくソリッドな打音が前に出て、迫力のあるクライマックスが見事でした。 続いて粘り気のある弦アンサンブル、これでエンディングへといざなって、ピチカートでそっと閉じる素晴しい演奏・・・でも、ここで客席から無粋なくしゃみ・・・思い出したくもありませんが、これで会場の緊張感が切れてしまって拍手がまばらだったのが本当に残念でした。

15分の休憩を挟み、米山さんによる「ザ・グレート」。 いつもの端正な指揮より、省エネ指揮とも呼ばれますが、きびきびとした演奏が展開。 冒頭のホルンや第2楽章のオーボエに代表されたように、暖かな響きで全般的をまとめられていながらも、理知的な演奏でしたね。 各楽器、とくに木管は歌っていたと思いますが、個人的にはもうちょっと弦楽器なども含めて叙情的な感じにして欲しかったかな。 でも管と弦楽器、管楽器同士、弦楽器同士の掛け合いもよく、また内声部もよく聴こえて、かなり練習されたのでしょう。 同じフレーズが繰り返し繰り返し出てきますが、聴いていて退屈などすることなく、この曲の良い面が存分に表現されていたと思います。

第1楽章、冒頭のホルンの柔らかな響きが朗々と流れる上々の滑り出し。 続く弦楽アンサンブルがまたよかったですね。 締まった低弦の下支えがしっかりしているのに加えて、地味な持ち場のヴィオラも奮闘してました。 金管ではあとトロンボーンかな、おっとりとした響きが印象に残りました。 そして終結部、ゆったりとオケを止めたあと、しばしの静寂・・・これもまた良し。

第2楽章、やや大きめの弦の響きで始まったのにちょっと吃驚しましたが、艶やかなオーボエの旋律には憂いも感じ、続くクラリネットも太い響き。 ゆったりと纏めてからキレの良い弦楽アンサンブルと上々の滑り出し。 管と弦楽器、管楽器同士、弦楽器同士の掛け合いなども見事、やや明るめの音色での響きが織り成してました。

第3楽章、膝を折って伸び上がるようにした米山さんの指揮より、これまでとはちょっと違う歌う演奏での開始。 木管のチャーミングな響きが弦楽器に混ざって活気のある演奏を展開。 いいですね。 管楽器だけの演奏になって、弦メンバーがバサバサっと一斉に譜面をめくる音にも活気が伝わってきます。 そして音量あげて呼応する弦楽アンサンブル。 しかしこのあとはサクサクと進み、音量の大小の変化はあるけれど、個人的にはもうちょっと抑揚つけて歌わせて欲しかったなぁ、と。

第4楽章、締まった響きながら温かみのあるのが特徴。 落ち着いた弦と木管で曲が進み、金管が入って覇気が加わります。 これとすっと止めて弦アンサンブル、きびきびとした躍動感がいいですね。 音量をやや上げてフィナーレに向かって進みます。 オーボエがやや息切れ気味ながらもクリア、2管編成の管楽器にとっては休む間は少ないし、また弦楽器も同じフレーズが延々と繰り返される長丁場、グレートって大変な曲であったことを聴き手としても実感。 オケが一丸となったエンディングは、米山さんの左手の拳が前に出されて締め上げて見事に着地。 大きな拍手が沸き起こりました。

米山さん、客席を振り返って一礼をしたあと、そのままオケを立たせずに退場・・・かなり集中して指揮されたので疲れておられたのでしょうね、慌てて戻ってこられてオケを立たせていました。 アンコールの拍手が手拍子になると、手拍子をしながら再び米山さんが登場してアンコールへと進みます。

アンコールは予想どおりロザムンデ、間奏曲第3番。 本プロの緊張からちょっとほぐれたのでしょうか、重厚な弦アンサンブルながらこちらは歌う演奏となりました。 オーボエはさすがに選手交代してましたが、変わらずクラリネットは太いまろやかな響きで魅了。 お開きとなりました。

ドンファンではちょっと残念な客席でありましたが、最後にいい気持ちになり、会場を後にすることが出来ました。 皆さんお疲れさまでした。


posted by fronte360 at 11:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 13-演奏会にて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高知・青春18きっぷの旅、遍路道

1月2日、土佐神社への初詣を終えて土佐一宮駅に戻る途中、
木の標識を発見しました。

P1022932
P1022932 posted by (C)fronte360

右折、竹林寺、へんろ道  と書かれた立て看板
へんろみち保存協会 というのが立てていらっしゃるようです。

P1022933
P1022933 posted by (C)fronte360

ここから竹林寺、五台山なので、けっこうな距離あると思いますけれど、
いつかはお遍路さんで四国各地を巡ってみたくもあります。

posted by fronte360 at 05:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 13-高知散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月19日

今井信子、ヴィオラ・リサイタル

ステレオ・サブ・システム稼動記念、コンサートホール・ソサエティ盤大会(40)
湖面に白鳥が浮かぶ単色タッチのカラー写真、落ち着いたデザインです。

ブラームス/ヴィオラ・ソナタ第2番 変ホ長調 作品120-2
シューマン/「おとぎの絵本」 作品113
ウェーバー/アンダンテとハンガリー風のロンド ハ短調
 今井信子(va)
 ネリーン・バレット(p)

P1053005
P1053005 posted by (C)fronte360

世界的なヴィオラ奏者・今井信子によるヴィオラ・リサイタルのレコード。
「ドイツ・ロマン派のヴィオラ名曲集」のサブ・タイトルが付けられていて、
ジャケットには以下のように書かれています(解説/門馬雅美、1971.11)

1971年5月に一時帰国して演奏会をひらき、絶賛の嵐をまきおこした今井信子が、それ以前にヨーロッパで録音した、彼女のファースト・レコーディングです。

女流ヴィオラ奏者として現在でも第一線で活躍されている彼女ですが、
1970年には西ドイツ最高の「音楽功労賞」を授与された前後によるこの録音、
ヴィオラというちょっと地味な楽器を楽々と鳴らして美しくもあります。


若さからきているであろう才気煥発、そんな印象も受けるアルバムです。
曲についてはよく知らないB面のシューマン、ウェーバー
これらもまたそれによって魅力を感じさせてくれるアルバムでもあります。

録音は最新のデジタル録音盤にかなうべくもありませんが、
通常聴くぶんには申し分なく、コンサートホール・ソサエティ盤としては、
残響や奥行きもちゃんと感じられて良いのではないでしょうか。