12月8日、社内旅行での京都東山散策。 三嶋神社から大谷本廟を出て、
五条坂より清水寺を目指して歩きます。 東山といえば清水寺ですものね。
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五条坂の途中より近道、茶碗坂を登って仁王門を見上げます。
後方には西門、その更に後方には三重塔が建っています。
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仁王門、応仁の乱(1467〜1477年)によって焼失しましたが、15世紀末に再建。
平成15年(2003年)に解体修理されているので、綺麗になっています。
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この仁王門で見つけたのが「明治初期の基準点標石」
この石は、明治8年(1875)内務省地理寮(後に地理局)により、英国の測量技術を導入して、京都市街地地図を作成するために設置された基準点です。地下に埋設されている基準点標石の上端に刻まれている対角線の中心が基準となっています。(中略)現存する唯一の物で、近代測量及び地図作成技術を知る上で貴重な歴史しりょうですので大切にして下さい。
と、案内板に書かれていました。
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西門と三重塔の脇を登ってゆきます。
西門は寛永8年(1631)再建。 創建時期は不詳ながら鎌倉時代の文献に見え、
浄土教が流行した平安時代末期にはできていたと推測されています。
ここから見る西山の日没は素晴らしく、極楽浄土に往生する入り口の門、
浄土を観想する日想観(にっそうかん)の聖所と考えられているそうです。
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夕日はないですが、三重塔のたもとより西門と京都市街を眺めてみました。
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三重塔は、平安時代初期 847年創建、寛永9年(1632)に再建されたもの。
現在の塔は古様式に則って昭和62年(1987)に解体修理し、総丹塗りとともに、
桃山様式を示す極彩色文様が復元されています。
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轟門(とどろきもん)、ここで拝観チケットの確認がされて本堂へ進みます。
なおこの門は寛永8〜10年(1631〜33)再建、重要文化財だそうです。
仁王門、西門、三重塔も重要文化財なんですけどね。
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国宝の本堂・清水の舞台はこの先ですが、それは次回ということで・・・
2012年12月19日
パウル・クレツキ、ベートーヴェン/交響曲第1番、第5番
ステレオ・サブ・システム稼動記念、コンサートホール・ソサエティ盤大会(35)
馬上の騎士が三角の旗をなびかせて疾走するイメージ、石版画でしょうか。
ベートーヴェン/交響曲第1番 ハ長調 op.21
ベートーヴェン/交響曲第5番 ハ短調 op.67
パウル・クレツキ指揮 南西ドイツ放送交響楽団
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ポーランドの名指揮者パウル・クレツキ(1900〜73年)によるベートーヴェン。
チェコフィルとのベートーヴェン交響曲全集に取り組む前、1960年代初の録音。
英雄交響曲は明晰かつ強靭な演奏と紹介したのと基本ベースは同じですが、
重厚さが増して芯のある低弦がゴウゴウと鳴っていて、共にいい演奏です。
なかでも第1番が好みですが、終楽章など低弦の唸りに伸びやかさも兼ね備え、
構成感をしっかりと保ちながら疾走しているのに爽快感を感じます。
終結部もさまざまな楽器をバランスよく配置して堂々と終了。
第5番第1楽章冒頭、奇をてらわずオーソドックス。
しかしぐいぐいと聴き手を惹き込んでゆく真迫力ある演奏は見事。
そしてこのまま終楽章まで惹きつけて離さないのはクレツキの職人技でしょう。
腰の据わった低弦の唸り、そこに職人技の冴えを聴くことができます。
録音はシンクロ・ステレオ。 この時期のコンサートホール盤には珍しく(?)
分離がよくステレオ感がよく出ています。
右スピーカより流れる低弦、この捉え方がしっかりとしていていい感じです。
馬上の騎士が三角の旗をなびかせて疾走するイメージ、石版画でしょうか。
ベートーヴェン/交響曲第1番 ハ長調 op.21
ベートーヴェン/交響曲第5番 ハ短調 op.67
パウル・クレツキ指揮 南西ドイツ放送交響楽団
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ポーランドの名指揮者パウル・クレツキ(1900〜73年)によるベートーヴェン。
チェコフィルとのベートーヴェン交響曲全集に取り組む前、1960年代初の録音。
英雄交響曲は明晰かつ強靭な演奏と紹介したのと基本ベースは同じですが、
重厚さが増して芯のある低弦がゴウゴウと鳴っていて、共にいい演奏です。
なかでも第1番が好みですが、終楽章など低弦の唸りに伸びやかさも兼ね備え、
構成感をしっかりと保ちながら疾走しているのに爽快感を感じます。
終結部もさまざまな楽器をバランスよく配置して堂々と終了。
第5番第1楽章冒頭、奇をてらわずオーソドックス。
しかしぐいぐいと聴き手を惹き込んでゆく真迫力ある演奏は見事。
そしてこのまま終楽章まで惹きつけて離さないのはクレツキの職人技でしょう。
腰の据わった低弦の唸り、そこに職人技の冴えを聴くことができます。
録音はシンクロ・ステレオ。 この時期のコンサートホール盤には珍しく(?)
分離がよくステレオ感がよく出ています。
右スピーカより流れる低弦、この捉え方がしっかりとしていていい感じです。