ステレオ・サブ・システム稼動記念、コンサートホール・ソサエティ盤大会。
これまで30枚を紹介したので、総集編その3とします。
----- 前回、総集編2以降に紹介した5枚 -----
パウル・クレツキ、ベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」
ドラティ、メンデルスゾーン/交響曲第3番、フィンガルの洞窟
シャルル・ミュンシュ、ビゼー/交響曲第1番
ワルター・ゲール、チャイコフスキー/白鳥の湖、眠りの森の美女
フリードリッヒ・グルダ、シューベルト/即興曲集、楽興の時
----- 総集編2以前に紹介した25枚 -----
ピエール・コロンボ、モーツァルト/レクイエム K.626
ヨーゼフ・クリップス、ヨハン・シュトラウス名曲集
リリー・クラウス、ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第3番
ロリン・マゼール、マーラー/交響曲第4番
フリードリッヒ・グルダ、モーツァルト/ピアノ協奏曲第21・27番
クリスティアーヌ・ジャコテ、J.S.バッハ/ゴールドベルク変奏曲
ピエール=ミシェール・ル・コント ドビュッシー/海 ほか
リリー・クラウス、モーツァルト/ピアノ協奏曲第9番、ソナタ第11番
岩城宏之、リスト/ハンガリー狂詩曲集
アイヒラー、フロインド、モーツァルト/クラリネット、ホルン協奏曲集
リリー・クラウス、ベートーヴェン/ピアノソナタ集
カール・シューリヒト、シューマン/交響曲第3番「ライン」
ヨーゼフ・クリップス、ブラームス/交響曲第2番
ハインツ・ホリガー、オーボエ協奏曲集
カール・シューリヒト、ウィーンの森の物語
ヴラド・ペルルミュテ、ショパン・リサイタル
リカルド・オドノポゾフ、魔法のヴァイオリン
マヌーグ ・パリキアン、モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲第3・4番
メナーエム・プレスラー、ショパン/ピアノ協奏曲第2番
オッテルロー、ベートーヴェン/交響曲第7番
クリップス、モーツァルト/オペラ序曲集
グゴルツ、モーツァルト&ウェーバー/クラリネット五重奏曲
オドノポゾフ、メンデルスゾーン&パガニーニ/ヴァイオリン協奏曲
オッテルロー、リムスキー=コルサコフ/シェエラザード
リリー・クラウス、シューベルト・リサイタル
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今後も続ける予定です。
2012年12月02日
パウル・クレツキ、ベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」
ステレオ・サブ・システム稼動記念、コンサートホール・ソサエティ盤大会(30)
切り絵によるシンプルで力強い意匠、コンサートホール盤らしいデザイン。
ベートーヴェン/交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」
パウル・クレツキ指揮 南西ドイツ放送交響楽団
PB182368 posted by (C)fronte360
ポーランドの名指揮者パウル・クレツキ(1900〜73年)による英雄交響曲。
チェコフィルとのベートーヴェン交響曲全集に取り組む前、1960年代初の録音。
クレツキはフルトベングラーに招かれてベルリン・フィルを指揮し、
ドイツで活躍するもナチスの台頭により、ユダヤ系の彼は迫害の対象となり、
イタリアに逃れるもののファシスト政権の反ユダヤ主義によって今度はソ連へ、
しかしスターリンの大粛清を逃れて、最終的にスイスへと亡命しています。
この間ナチスに両親や姉妹を含む肉親を殺害されたという経験もしていますが、
彼の音楽は心穏やかで温かいのが特徴です。
アンセルメの後を継いでスイス・ロマンド管弦楽団の音楽監督を務めましたが、
同世代のベーム、セル、バルビローリなどから比べると地味な存在ですけれども
なかなかの実力者です。
この英雄交響曲も重厚さとはちょっと違い、明晰かつ強靭な演奏であります。
第1楽章のコーダでは少々軽めのトランペットがを前面に出てきたり、
終楽章では内声部を浮き上がらせたり、色々な発見もありますけれど、
終楽章コーダの真迫力はなかなかに感動的。
ティムパニの乱打がポコポコといった音だったりしますけれど・・・
個人的にはいずれもとても面白く聴けて、好きな演奏です。
なおコンサートホール・ソサエティには南西ドイツ放送響と第1・5番、
フランス国立放送局管との第6番の録音があります。
録音は、ステレオ録音盤も存在しますが、手元のはモノラル盤。
ネットではステレオ盤は散々な書かれ方がされていますけれども、
我がサブシステムでは重厚な低弦もよく鳴っています。
少々歪みっぽいのはコンサートホール盤らしさでしょう。
切り絵によるシンプルで力強い意匠、コンサートホール盤らしいデザイン。
ベートーヴェン/交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」
パウル・クレツキ指揮 南西ドイツ放送交響楽団
PB182368 posted by (C)fronte360
ポーランドの名指揮者パウル・クレツキ(1900〜73年)による英雄交響曲。
チェコフィルとのベートーヴェン交響曲全集に取り組む前、1960年代初の録音。
クレツキはフルトベングラーに招かれてベルリン・フィルを指揮し、
ドイツで活躍するもナチスの台頭により、ユダヤ系の彼は迫害の対象となり、
イタリアに逃れるもののファシスト政権の反ユダヤ主義によって今度はソ連へ、
しかしスターリンの大粛清を逃れて、最終的にスイスへと亡命しています。
この間ナチスに両親や姉妹を含む肉親を殺害されたという経験もしていますが、
彼の音楽は心穏やかで温かいのが特徴です。
アンセルメの後を継いでスイス・ロマンド管弦楽団の音楽監督を務めましたが、
同世代のベーム、セル、バルビローリなどから比べると地味な存在ですけれども
なかなかの実力者です。
この英雄交響曲も重厚さとはちょっと違い、明晰かつ強靭な演奏であります。
第1楽章のコーダでは少々軽めのトランペットがを前面に出てきたり、
終楽章では内声部を浮き上がらせたり、色々な発見もありますけれど、
終楽章コーダの真迫力はなかなかに感動的。
ティムパニの乱打がポコポコといった音だったりしますけれど・・・
個人的にはいずれもとても面白く聴けて、好きな演奏です。
なおコンサートホール・ソサエティには南西ドイツ放送響と第1・5番、
フランス国立放送局管との第6番の録音があります。
録音は、ステレオ録音盤も存在しますが、手元のはモノラル盤。
ネットではステレオ盤は散々な書かれ方がされていますけれども、
我がサブシステムでは重厚な低弦もよく鳴っています。
少々歪みっぽいのはコンサートホール盤らしさでしょう。
2012-12月の関西アマオケコンサート情報(追加)
12月に、京阪神奈で開催されるアマオケ関連の演奏会について追加投稿します。
12/4:神戸女学院大学音楽学部 定期演奏会―メサイア―
12/7:大阪音楽大学 第55回定期演奏会
12/16:高槻フィルハーモニーオーケストラ 第7回定期演奏会
12/24:同志社交響楽団 第48回全同志社メサイア演奏会
我太呂さん情報ありがとうございます。 今月は多いですねぇ。
12/4:神戸女学院大学音楽学部 定期演奏会―メサイア―
12/7:大阪音楽大学 第55回定期演奏会
12/16:高槻フィルハーモニーオーケストラ 第7回定期演奏会
12/24:同志社交響楽団 第48回全同志社メサイア演奏会
我太呂さん情報ありがとうございます。 今月は多いですねぇ。