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2012年12月17日

須藤薫 / Paradise Tour

ブルーマンディ、ぐったりとした1日でしたけれども、よく考えると今年最後。
来週月曜日はお休み、とにかくあと実質2週間で今年も終ってしまいます。
早いなぁ・・・ 光陰矢の如しとはよく言ったものですね。

そして今宵もつい昨日のことのように思える懐かしい黒い円盤のレコード、
ターンテーブルに載せました。

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PC172739 posted by (C)fronte360

須藤薫のセカンド・アルバム、1981年7月21日発売。
今では死語となったニューミュージック、彼女はアメリカンポップ路線かな。
ちょっと粘り気もある彼女の歌いまわしにコーラスが絡んでゴキゲン、
気分も明るくなります。

ジャケット写真もアメリカンな感じ、帯には以下のコピーが書いてあります。
  ポップなメロディにポップなコーラスを満載、
  パラダイスでポップン・ローリング!


結婚そして出産、1993年には音楽活動を停止されていたそうですが、
レコード会社や杉真理らの働き掛けにより、1998年に杉真理とのユニット
「須藤薫&杉真理」という形で音楽活動を再開されています。

そして「須藤薫&杉真理」の公式サイトは
「ポップンロール パラダイス(POP'N ROLL PARADISE)」

このアルバムがその原点でしょうか。


side A
 思い出のスクール・ラブ
  作詞:伊達歩 作曲:杉真理 編曲:松任谷正隆
 恋のダイビング
  作詞:有川正沙子 作曲:堀口和男 編曲:松任谷正隆、町支寛二
 素敵なステディ
  作詞:有川正沙子 作曲:杉真理 編曲:松任谷正隆、杉真理
 シークレット・ラブ
  作詞:杉真理 作曲:杉真理 編曲:松任谷正隆、杉真理
 涙のマイ・ボーイ
  作詞:有川正沙子 作曲:堀口和男 編曲:松任谷正隆、町支寛二

side B
 最後の夏休み
  作詞:山川啓介 作曲:久我潔 編曲:松任谷正隆
 悲しみのジューク・ハウス
  作詞:伊達歩 作曲:杉真理 編曲:松任谷正隆
 サムシング・サムバディ
  作詞/作曲:金森隆 編曲:松下誠
 花いちめん夢いっぱい
  作詞:山川啓介 作曲:杉真理 編曲:松下誠
 24トゥデイ
  作詞/作曲:戸塚省三 編曲:松下誠





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京都東山・三嶋神社

12月8日、社内旅行のため京都へ。

昨年は和倉温泉だった社内旅行、今年は京都と決まりました。
石川地区・東京地区よりそれぞれ集まって来た社員は修学旅行以来の京都・・・
そんな人もいますが、関西勤務者6名は少々白け気味ですけどね。

とにかく新都ホテルでの昼食を済ませたあとは宿まで自由行動。
懸念していた雨も上がったので、せっせと宿まで歩くことにしました。

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PC082574 posted by (C)fronte360

京都駅を渡ってから地下街に潜って七条でまた地上。 そこから東山へ。
京都国立博物館は改装中、東山七条の智積院(ちしゃくいん)の前を左折。

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PC082576 posted by (C)fronte360

東山のこの通りを歩いても面白くないので、京女の方に登ってから、
多少道を間違えつつも北上、路地の奥に見つけました。 三嶋神社。

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PC082579 posted by (C)fronte360

かつては現在地に広い社地があったそうですが、負債で境内や社殿を失い、
最近になり、土地所有者の好意でマンション敷地角に社殿が建てられたとか。
しかしこの神社の歴史は、平安時代末期にまで遡ります。

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PC082585 posted by (C)fronte360

後白河天皇、中宮(皇后)である平滋子建春門院が子宝に恵まれないことを嘆き、
摂津国嶋下郡三島江村に子授けにご利益がある三嶋大明神へ参拝したところ、
夢の中に現れた白髪の翁のお告げにより男子が生まれたことより、
ここに三嶋大明神をお祀りしたそうです。

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PC082580 posted by (C)fronte360

よってここは、安産・子授け・夫婦和合にご利益のある神社なんだそうです。
そしてうなぎを神様のお使いとし、絵馬もうなぎが描かれています。
うなぎは夫婦和合の象徴、最初に2匹のうなぎが描かれた絵馬に願いを書き、
成就した際には3匹の絵馬を奉納するとのことです。
そして下の写真は「揺向石(ようこうせき)」

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PC082582 posted by (C)fronte360

源義経(牛若丸)、祈願を行うために三嶋神社に籠った際、夢の中に翁が現れ、
「汝志久しく可からず、早々に奥州に下る可し」との御神託があったとか。
夢からさめて再度参拝すると、翁の立っていた所に「揺向石」があった・・・
そして妊婦さんがこの「揺向石」に触れ、その手でお腹を次になでると、
牛若丸のような立派な子ども(男の子)が授かるのだそうです。

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PC082586 posted by (C)fronte360

話は戻ってこの神社、後白河天皇が世継ぎの高倉天皇が授かったことから、
ここに三嶋大明神をお祀りした社殿を造営するよう命じられたのは、
永暦元年(1160年)、平重盛であったとのこと。

そしてここは、京都市内で唯一平氏ゆかりの神社であるそうです。
その平氏の神社に牛若丸伝説・・・

軽い疑問を抱きながら、先に進みましょう。

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2012年12月16日

奈良女子大学管弦楽団 第42回定期演奏会

日時:2012年12月16日(日) 13:30開演(12:30開場)
場所:文化パルク城陽・プラムホール

曲目:ニコライ/喜歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」-*
   ドヴォルザーク/アメリカ組曲 -*
   ドヴォルザーク/交響曲第5番

   (アンコール)チャイコフスキー/くるみ割り人形より「トレパーク」

指揮:柴 愛(副指揮者) -*、牧村邦彦(常任)

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PC162738 posted by (C)fronte360

柴愛さんによる2曲も良かったけれど、牧村さんが指揮されると響きにキレと余裕が生まれるから不思議です。 演奏者は決して余裕など無いと思いますけれど、堂々としたフィナーレで決めたドヴォルザークの交響曲第5番は本当に素晴らしかった。 会場からも大きな拍手で包まれていました。

プログラムには書かれていなかったし、事前のチラシなどにも書かれていなかったと思いますが、指揮者として柴愛さんが登場されたので、あっ・そ〜なん、と軽い驚きをもって「ウィンザーの陽気な女房たち」の柔らかな響きによって演奏会は始まりました。

冒頭こそ手探り感が否めませんでしたが、主部となって音楽が流れだすとエンジンかかった感じ。 抑揚を大きくつつ音楽を流して進めていましたが、柴愛さんの動きも少々機械仕掛けの人形みたいで、きちっと纏めたとの印象でした。

ドヴォルザークの「アメリカ組曲」も柴愛さんが登場。 縦の線をきちんと揃えた演奏ながら、懐かしさのなかに華やかさや若い息吹も感じさせ、なかなかの好演。 第1楽章より媚びない端正な響きのフルートに凜としたオーボエが応え、その後クラリネット、ファゴットも響きを合わせた木管アンサンブルが良かったですね。 あと終始先の細いマレットでコンパクトに打っていたティムパニも特筆しておきたいな。 オケ全体も纏まっていながらも、若いオケ特有の刺激的な響きは出さず、瑞々しい響きがよかったなぁ。

15分の休憩を挟んで、牧村さんがにこやかに登場。 一礼のあとさっと指揮台に登って、すぐに一振りされたらオケの響きが違って吃驚。 まず音量が違いますが、これは集中力の差と解釈しました。 第1楽章冒頭のクラリネットが艶やかな歌。 牧村さんは少ない身体の動きながら、背筋をピンと伸ばして要所で力をグンっと込め、曲を締め上げながら曲を進めて行くのに見とれました。 風格すら感じるような曲の運びです。 オケもそれによく応えて見事。 第1楽章の終結部も開放的に鳴らした金管もすぐに締め、そっと曲を閉じるなど余裕すら感じました。

第2楽章や第3楽章の冒頭こそノリ切れていない感じもありましたが、牧村さんは一転して大きく動いてオケを統率。 きちんと建て直してチャーミングに響かせ、弦と管の受け渡しも見事。 牧村さん、中低弦に終始配慮を払っていて、明るいオケの響きながら4本のコントラバスがきちんと鳴っているから安定しているし、中音弦の厚みも(充分ではないけど)あって温かみのあるサウンド。 そして何よりきちんとコントロールされたノリの良さ、場面転換のキレ、打点を明確にしていることもありますがスペクタクル感のある素晴らしい演奏で全曲を締めて、感動しました。

隠れた名曲ドヴォルザークの交響曲第5番、この演奏をホールで共有できた皆さんはそれを認識したのではないでしょうか。 この曲聴きたさにやってきて大正解でした。 演奏された皆さん有難うございました。

 ●

蛇足ですが、いつもの奈良県文化会館国際ホールより京都府城陽市に遠征した今回の定期演奏会。 会場となった文化パルク城陽・プラムホールは初めて行くホールでしたが、座席の幅や足元も充分だし座り心地も良く、いいホールでしたね。

またこの文化パルク城陽を事前に調べてみたら、図書館やプラネタリュームも備えた施設。 11時開演のプラネタリュームを先に鑑賞しましたが、「銀河鉄道の夜」の映画もまたなかなか秀逸な作品でした。 そしてレストランで昼食、ちょっと混んでいましたけど、丁寧に作られた料理はお値段以上でしょう(少なくとも冷凍やレトルトではないと思います)。 更に今回、地下でフリーマーケットもやっていて、良いお買物もすることが出来ましたし、たっぷりと楽しめて、いい時間を過ごすことができました。


posted by fronte360 at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 05〜12-演奏会にて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

カール・シューリヒト、ロマン派序曲集

ステレオ・サブ・システム稼動記念、コンサートホール・ソサエティ盤大会(34)
リトグラフによる簡素ながらもロマン派を象徴するデザインが秀逸。

ニコライ/歌劇「ウィンザーの陽気な女房達」序曲
ウェーバー/歌劇「オベロン」序曲
ウェーバー/歌劇「オイリアンテ」序曲
メンデルスゾーン/序曲「美しきメルジーネ」作品32
メンデルスゾーン/序曲「ルイ・ブラス」作品95
 カール・シューリヒト指揮南西ドイツ放送交響楽団

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PC012568 posted by (C)fronte360

19世紀のはじめごろに活躍した3人のロマン主義作曲家による、歌劇、演劇のための序曲、それに、文学的作品の内容を音楽化した一種の音詩とも言うべき演奏会用の序曲が演奏録音されています。 初期ロマン派の音楽に共通する抒情的な美しい作品であり、あるいは爽快でたのしく明るい。 また、あるものは幻想的なニュアンスが濃厚であり、劇的な緊張裡に力強くもりあがる−−−それは、すべて、ロマン派の音楽の持って生まれた新しい特徴だったのです。

ジャケット冒頭には上述のような総覧的な記載がありますが(解説:小林利之)、
カール・シューリヒトによる演奏では、すべてがシューリヒトらしさで染まって、
快速で爽快ながらも生命力を歌心のある円熟した演奏を聴かせてくれます。
ジャケットに記載はありませんが、1963年9月録音だそうです。

バーデン・バーデンにある南西ドイツ放送も骨のある良い演奏を展開していて、
特にメンデルスゾーンの2曲ではダイナミズムも感じます。
オベロン序曲では非常にノリのいい演奏で応えているのも嬉しいところで、
シューリヒトもうまくコントロールして聴き応えある演奏に仕上げていますね。
通販で入門用ライブラリを提供するシリーズとしては非常に良い出来でしょう。

録音はフル・ステレオ、ネットでは南西ドイツ放送響との録音は悪い・・・
そんな記事も見かけましたけれども、この盤ではコンサートホール盤としては、
との注釈付きですが、なかなか良い部類に入ると思います。


2012年12月15日

東京出張・湯島天神

12月5日、関西に帰任して初めての東京出張。

しかも前泊となったのでアレコレと宿探し、悩んだ挙句に選んだ吉池ホテル
御徒町の駅前にそびえ建っていた(現在取り壊して建替中)百貨店「吉池
そこが経営するホテルが御徒町にあったのですね。

古いビル、おまけにフロントも相当年輩の方が出てこられて吃驚しましたが、
建物は古いながらも精一杯綺麗にし、フロントの方もとても丁寧な受け応え、
百貨店「吉池」同様の懐かしさを感じ、気に入りました。

新橋オフィス 8:20 出勤予定、少々早くホテルを出、駅と反対側へ歩きますと、
向こうに見慣れた坂が見えます。 天神男坂です。

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IMGP8061 posted by (C)fronte360

懐かしい、という感慨はなく、ついこの前まで来ていて、また来たって感じ。
天神男坂のたもと、女坂との分かれ目にお地蔵さんを発見しました。
写真撮って、やっていることは変わりませんね。

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IMGP8066 posted by (C)fronte360

階段を上って湯島天神・拝殿、早朝よりお参りされる方もおられました。
当方もいちおう受験生を抱える身、お参りしましたよ。

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IMGP8067 posted by (C)fronte360

あとは境内を一巡り。 狛犬さん

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IMGP8068 posted by (C)fronte360

銅で造られたなで牛さんのアップも貼っておきましょう。

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IMGP8072 posted by (C)fronte360

庭園、中央に建つのは泉鏡花の「筆塚」

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IMGP8069 posted by (C)fronte360

泉鏡花は「湯島の白梅」の原作である「婦系図」の作者ですね。
昭和17年、里見惇、久保田万太郎、岩田藤七らによって建てられた石碑です。
庭は2・3年前に整備されて綺麗になってますけれど・・・

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IMGP8070 posted by (C)fronte360

本殿の裏手に回って見上げると、東京らしい青空に月が残ってました。

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IMGP8077 posted by (C)fronte360

(おしまい)

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2012年12月14日

ペルルミュテ、パスカル四重奏団 シューベルト/ピアノ五重奏曲「ます」

ステレオ・サブ・システム稼動記念、コンサートホール・ソサエティ盤大会(33)
水面を写した黄土色の単色写真に、オレンジ色の文字、シックなデザインです。

シューベルト/ピアノ五重奏曲 イ長調「ます」
シューベルト/弦楽四重奏曲 ハ短調「四重奏断章」
 ヴラド・ペルルミュテ(p)
 ハンス・フライバ(cb)
 パスカル弦楽四重奏団

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PB232372 posted by (C)fronte360

ヴィオラのレオン・パスカルがリーダーを務めていたフランスの名四重奏団と、
ラベルの直弟子でフランスのパリ音楽院の教授も勤めたペルルミュテール、
両者が組んだシューベルトの「ます」。
フランス人による繊細で高雅な印象をうける「ます」の演奏です。

パスカル四重奏団、コンサートホールにはベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集、
モーツァルトの弦楽五重奏曲全集などの録音があります。
メンバーは、リーダーのレオン・パスカル(va)、ジャック・デュモン(1vn)、
モーリス・クリュ(2vn)、ロベール・サル(vc)。

第1楽章の冒頭、1stヴァイオリン(ジャック・デュモン)の演奏がヨレヨレ?
不安定な印象を持ってしまいますが、全体に線の細い演奏です。
ペルルミュテール、ショパンのような高雅で穏やかな口調で語るのではなく、
ちょっと硬めのタッチでの演奏となっているようです。

合奏では響きが混ざり合って情感が湧きあがってくるような感じは少なく、
強奏になっても凜としていて、そこはかとない香りが漂う感じでしょうか。
それにしても1stヴァイオリンの線の細さが少々気になったりします。

録音はフル・ステレオもあるようですが、手持ちの盤はモノラル。
そのせいでしょうか、やや残響に乏しくて損をしているかもしれません。

2012年12月13日

国宝長谷川等伯号

HI3C0033.JPG久しぶりの金沢出張

金沢駅で七尾線に乗り換えようとやってきた4番線。

こんなラッピングした電車があったとは…驚きました。

記念撮影

 ●

出張から戻ってきました。
逆光でしたので、ちゃんと映ってませんが、別の写真も・・・

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IMGP8080 posted by (C)fronte360

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IMGP8081 posted by (C)fronte360

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IMGP8085 posted by (C)fronte360



posted by fronte360 at 09:59| Comment(0) | TrackBack(0) | mobile | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ピエール・ブーレーズ、ストラヴィンスキー/春の祭典

ステレオ・サブ・システム稼動記念、コンサートホール・ソサエティ盤大会(32)
緑系の色で纏められたシックなデザイン、若葉でしょうかハイソサエティな意匠。

ストラヴィンスキー/春の祭典
ストラヴィンスキー/管弦楽のための4つのエチュード
 ピエール・ブーレーズ指揮 フランス国立放送局管弦楽団

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PB232371 posted by (C)fronte360

1964年度A.C.C.国際ディスク大賞、A.D.F.フランス・ディスク大賞受賞
ピエール・ブーレーズが録音した最初の「春の祭典」は彼の金字塔であり、
コンサートホール・ソサエティを代表する名盤の最右翼と言って良いでしょう。

よって多くを語る必要はなく、ジャケットの解説より記載を引用します。

指揮者ブーレーズと《春の祭典》
(前略)ブーレーズにとって、ストラヴィンスキーの《春の祭典》は、特別の関心の対象となっている。(中略)ブーレーズは、メシアンの<楽曲分析>のクラスで、《春の祭典》のリズム構造が、きわめて有機的であることについて、重要なヒントをうけた。彼は、この観点から作品を研究した結果、全曲が、有機的かつ変化にとんだ、リズム細胞の驚くべき精妙な構成をもっていることを発見したのである。ブーレーズの論文は、《ロシア音楽》(1953年出版)という論文集のなかに、《ストラヴィンスキー・ドミュール》というタイトルで発表され、センセーションを捲きおこした。(後略)


今の耳でこの演奏を聴くと、原始的なエネルギーに満ちているように思えます。
最新の録音技術で精緻に研ぎ澄まされ、無機質になりがちな音楽と違って
リズムの変化・切れに生命力が溢れていているようです。

フル・ステレオ録音、コンサートホール盤に珍しくエネルギーを感じる録音、
しかしスピード感はあまりないのでスペクタクル感を求めるのは物足りない。
でもコンサートホール・ソサエティ盤としては良いのではないでしょうか。

2012年12月12日

竹内まりや / UNIVERSITY STREET

有給休暇による休業日、
キャッシュカードが機械に反応しなくなり、銀行で再発行手続きをしましたが、
届くまでに、なんと、3週間もかかるそうです・・・困ったものだ。

買物などを終えてようやく戻ってきてリラックス・タイム。
「UNIVERSITY STREET」

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PC122732 posted by (C)fronte360

竹内まりやさんの1979年5月21日発売のセカンド・アルバム。
キリンレモンのCM「ドリーム・オブ・ユー〜レモンライムの青い風〜」
セカンド・シングルが入ったアルバムです。

当時はニューミュージック(死語)ながらアイドルみたいにも売られてました。
ジャケットを見るからに「若い」ですものね。
当時、大学はレジャーランドか、そんな風に言われる時代でありました。
今や就職活動に大半を潰しているようで、それもまた違う気もしますけれど・・

さてこのアルバム、卒業記念を念頭に学生生活に基づいたトータルアルバム。
そのように企画されたものの、完成間近に英語の単位が取れず本人留年決定、
そのまま中退してしまったという曰くつきのアルバムとなりました。

同年代、しかし当方は北海道ド田舎の理系単科大、全校1,000名で(今も同じ)、
女子学生は10%(今は半分位いるらしい)、こんなキャンパスライフは夢でした。
とにかく、同時代の学生生活を懐かしく思い出します。

なお1曲目のラスト、「ハーイ、まりやー!元気ー?」などと会話する声、
友人のアン・ルイスさんですね。


side A
 オン・ザ・ユニヴァーシティ・ストリート
  作詞/作曲:竹内まりや 編曲:細井 豊 BAND
 涙のワンサイデッド・ラヴ
  作詞/作曲:竹内まりや 編曲:山下達郎
 想い出のサマーデイズ
  作詞:竜真知子 作曲:林 哲司 編曲:林 哲司
 イズント・イット・オールウェイズ・ラヴ
  作詞/作曲:Karla Bonoff 編曲:Russ, Waddy, Don & Kenny
 ホールド・オン
  作詞/作曲:杉 真理 編曲:瀬尾一三

side B
 J―BOY
  作詞/作曲:杉 真理 編曲:杉 真理 BAND
 ブルー・ホライズン
  作詞:大貫妙子 作曲:山下達郎 編曲:山下達郎
 ドリーム・オブ・ユー〜レモンライムの青い風〜
  作詞:竜真知子 作曲:加藤和彦 編曲:山下達郎
 かえらぬ面影
  作詞/作曲:大貫妙子 編曲:細井 豊 BAND
 グッドバイ・ユニヴァーシティ
  作詞:竹内まりや 作曲:梅垣達志 編曲:梅垣達志





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高知・旧山内家下屋敷長屋〜山内神社

11月25日、日曜市より離れ、高知県庁前より電車道を渡ります。
高知大学交響楽団演奏会が催される高知県立県民文化ホール・オレンジホール

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PB252533 posted by (C)fronte360

時間がまだちょっと早いので、この前を通り過ぎます。
すると左手にホテルが出てきますが、ここにあるのが旧山内家下屋敷長屋。

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PB252534 posted by (C)fronte360

土佐藩15代藩主山内容堂公の下屋敷跡。
明治後は山内家本邸でしたが戦後に売却、現在はホテル三翠園です。
ただし門や長屋跡などは高知市に譲渡、国の重要文化財でもあります。

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PB252536 posted by (C)fronte360

ここは鷹匠町というところで、この門の前にある公園・鷹匠公園。
ここも山内南屋敷跡なんだそうです。

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PB252535 posted by (C)fronte360

この鷹匠公園を抜け、鏡川沿いに鎮座しているのが山内神社。
土佐藩初代藩主山内一豊、同夫人、および土佐藩歴代藩主を祀る神社です。

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PB252538 posted by (C)fronte360

明治維新後この地に創建されていますので、
石灯籠など、かつての家臣からの寄進によるものが多数ありますね。

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PB252540 posted by (C)fronte360

右側にあるのが「亀石」、これついては確かにカメに似ているのですが、
何の云われがあるかは分かりません。

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PB252542 posted by (C)fronte360

山内家の家紋「土佐柏」、丸の中に細い柏の葉が3枚。
これが岩崎弥太郎によってスリーダイヤになったのですね。

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PB252546 posted by (C)fronte360

社殿が新しいのは戦災で消失したからだそうで、昭和45年の再建。

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PB252544 posted by (C)fronte360

境内には「大政奉還を喜ぶ山内容堂公」の銅像。 右手には盃を持ってます。
夕方なんで顔が陰になってしましたので、殿の背後より写すとこんな感じ。
余は満足じゃ・・また一献・・そんな雰囲気かな。

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PB252553 posted by (C)fronte360

境内を抜けると「土佐山内家宝物資料館」

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PB252549 posted by (C)fronte360

単に殿様のお宝を展示しているだけではなく、
高知県下に眠っている古文書などの調査研究活動を数多くされていて、
古文書の読み方講座など興味深い講座も多数催されています。
演奏会のあと、2回目の訪問ですが、急いで展示を鑑賞いたしました。

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PB252556 posted by (C)fronte360

そう、この頃はまだ紅葉が綺麗でしたね。
高知も12月10日には、なんと氷点下を記録したそうです。
南国土佐と言うけれど意外と朝夕は冷え込んで時に雪も降ったりしますので、
今度は高知の冬も楽しみたいものです。

(高知散歩おしまい)

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