2012年10月12日

大貫妙子 / Mignonne(ミニヨン)

1978年9月21日発売、大貫妙子のサード・アルバム。
プロデュースに音楽評論家の小倉エージを迎えて制作され、
かなり厳しい要求があったようだが、さっぱり売れなかったというアルバム。

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次のアルバム「ROMANTIQUE」がヒットし、またこれに続く「AVENTURE」、
これらがヨーロピアン調ポップスを指向していたことから、
この「Mignonne」も加えて「ヨーロピアン三部作」と呼ばれていた。

でもこのアルバムは、ヨーロッパとは関係なく制作されていて、
サウンドはどちらかというとアメリカ指向、和製バンド・ミュージックの延長。
今ではこの誤りに気付いたからか、wiki では「ROMANTIQUE」〜「クリシェ」
これを「ヨーロピアン三部作」としているようです。

フランス音楽に傾倒してゆき、世間より認知もされていった大貫妙子さんですが、
個人的には、シュガー・ベイブ延長の和製バンド・ミュージックが好きです。
売れなかったとはいえ、この「Mignonne」の完成度はかなり高いですね。
大貫妙子さんの一番好きなアルバム、といってもいいかもしれません。

そうそうたるメンバーが脇を固めていて、演奏に聴き応えがあります。
「言いだせなくて」は坂本龍一の編曲でテクノの前段階のようなイントロから
細野春臣のベースがチャカポカではなく力強いラインを弾いてます。
「あこがれ」のサビのギターソロには高中正義ですね。
ただし大貫妙子さんの歌は下手巧の域にあと少し、といった感じかしら・・・


Side A
 じゃじゃ馬娘
 横顔
 黄昏れ
 空をとべたら
 風のオルガン

Side B
 言いだせなくて
 4:00A.M.
 突然の贈りもの
 海と少年
 あこがれ

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秋の空

いつもはオフィスに缶詰め
たまの出張、息抜き…ふぅ〜
30-1
30-1 posted by (C)fronte360

posted by fronte360 at 16:38| Comment(0) | TrackBack(0) | mobile | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ヴラド・ペルルミュテ、ショパン・リサイタル

ステレオ・サブ・システム稼動記念、コンサートホール・ソサエティ盤大会。
淡い紫色というか藤色の落ち着いたジャケット・デザインが素適です。

ショパン・リサイタル
 幻想曲 ヘ短調 作品49、タランテラ 変イ長調作品43、
 スケルツォ第2番 変ロ長調 作品3、舟歌 嬰ヘ長調 作品60、
 子守歌 変ニ長調 作品57、練習曲 ハ短調「「革命」作品10-12、
 バラード 第2番 ヘ長調 作品38
  ヴラド・ペルルミュテ(p)

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コンサートホール・ソサエティでは、表記が何故かペルルミュテールではなく、
ペルルミュテと書かれますけれども 2002年に亡くなった世界的ピアニスト。
wiki では以下のように書かれています。

1904年、ポーランド系ユダヤ人として当時ロシア帝国領のコヴノ(コブノ)、現在はリトアニア領のカウナスに生まれる。3歳の時、事故で左眼の視力を失う。10歳でフランスに移住し、21歳の時にフランス国籍を取得。

このレコード、1962年フランス A.C.C. ディスク大賞受賞と書かれていますが、
あいにく当方はショパンのピアノ曲を語れるほど聴き込んでおりません。
けれどただレコードを回し、聴いているだけでも、自然とすっ〜と入ってくる、
そんな魅力を感じる1枚です。

肩の力を抜いたようでいて、自然と高揚してゆく音楽、それに身を任せる・・・
いわゆる革命エチュードも、もっと技巧的に演奏する人は一杯いるでしょう。
でも、すっ〜と心に沁みてくるような演奏はなかなか無いものです。

録音は、粒立ちや立ち上がり、拡がりとも申し分ありません。
ステレオ盤も持っていますけれどスクラッチノイズが多く盤質も悪いので、
買い直したモノラル盤で聴いていますが、あまりステレオ盤と遜色ありません。
多少拡がりが抑えられてしまうのは仕方ないところですけれど。

posted by fronte360 at 04:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 12-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする