8日土曜、休日出勤の帰り、道修町の少彦名神社を出て堺筋に出ました。
堺筋との角には、漢方薬店のショーウィンドウが存在感ありますね。
さすがクスリの街といった感じ。 道修町漢方薬局だそうです。
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よく見ると、黄色い缶は「八ッ目鰻キモの油」って書いてますね。
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疲れ目・かすみ目 運転・パソコン・読書 目が疲れたら…要注意
八ッ目鰻キモの油
スタミナ ドリンク 八ッ目鰻キモ油付き ¥157
なんていう貼り紙もしてありますよ。
いわゆる「肝油」ですね、子供の頃、学校で飲まされたような・・・
この角から向こう側を見ると、黒塀の商家、小西家住宅・旧小西儀助商店。
1900-3年(明治33-36年)に建てられた商家で、重要文化財となっています。
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建築当初は堺筋沿いの歩道の辺りまでだったそうですが、
1911年(明治44年)の堺筋拡張工事に伴い道路用地として収用されたそうです。
当時まだ御堂筋は拡張されておらず、大阪のメインストリートは堺筋でした。
このまま進路を南、少し歩くと生駒時計店があります。
登録有形文化財の生駒ビルヂング。 1930年(昭和5年)の建造です。
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この角度からは見えませんが、時計塔があります。
スクラッチタイル(手掻きの縦縞模様タイル)とテラコッタ(素焼きの陶片)
これらを活用したアールデコ調のビルです。
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2階の出窓や丸窓には、獣神像の彫刻による装飾が施されています。
今の建築には見られないものですね。 嬉しいな。
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1945年(昭和20年)大阪大空襲では堅牢なコンクリート壁に守られ戦災を免れ、
1995年(平成7年)阪神淡路大震災も近隣ビルの窓が半分以上破損する状況下
このビルには被害がなかったそうです。
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1983年(昭和58年)に外壁大改修、1991年(平成3年)に1-2階店舗改修、そして
2002年(平成14年)には耐震補強・水道配管・電気設備も入替えたそうです。
今後も長くこの地にあり続けて欲しい建築物ですね。
もう少し南に歩いて見える高層ビルは、りそな銀行本店ビル。
旧大和銀行本店ですね。
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メガバンクと呼ばれる都市銀行で、唯一東京以外に本店を構えてますね。
お仕事で数回中に入れてもらいましたけれど、セキュリティ万全です。
でもなぁ、何年経っても生駒ビルヂングのような愛着は湧かないだろうな・・・
道路を渡って東側歩道に移り、本町通りを越えて少し南下すると・・・
ローソンの入っているビルが・・・これ、明治屋が入っていたビルですね。
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明治屋からローソンとは・・・時代の流れ、と言えばそれまででしょうが、
道路を渡って西側歩道に戻って確認、「明治屋ビルディング」のプレート!!
ちゃんと残っていて、ちょっと安心しました。
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1924年(大正3年)に建てられたビルだそうですが、角にアールをとっていて、
瀟洒なこのビルが明治屋のハイカラなイメージに良く似合ってましたけどね。
更に南下し中央大通り、船場(せんば)に到着。
道路拡張・阪神高速道路の建設で、船場の繊維問屋さんは高速道路下、
船場センタービルに入り、中でも1〜3号館は「大阪舶来マート」。
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1階〜地下2階に、輸入雑貨・服飾・食品などを扱うお店が集まってて、
珍しいので学生時代からよく冷かして歩いてました。 懐かしい場所です。
今回は反対側4号館に入り、本町駅まで歩いて地下鉄で帰路としました。
堺筋、江戸時代この船場から船で堺に通じていたから、堺筋だそうです。
(おしまい)
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