2012年09月08日

オケゲム/レクイエム

これもお盆休みに高知にて捕獲してきたレコード
レコードの帯に「バロック以前に、こんなすばらしい音楽が・・・」
「フランドル楽派の巨匠による最古のポリフォニー・レクイエム」

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P9081700 posted by (C)fronte360

オケゲム/レクイエム
ミロスラフ・ヴェンホーダ指揮プラハ・マドリガル合唱団、
ウィーン・ムジカ・アンティカ

先のシャンペルティエよりざっと180年時代を遡った頃のレクイエムですね。
日本では応仁の乱(1467年)、コロンブスのアメリカ大陸発見(1492年)の時代。

2声、3声、そして4声にて、なだらかな旋律で歌われながらも、
各声部が絡み合うポリフォニー、頂点となる終曲「奉献唱」が熱いですね。

無伴奏のア・カペラで本来歌われる曲ですが、
声部に重複するかたちで古楽器の管楽器やオルガンが演奏されています。
聴きやすくなっていると思う反面、どうなんだろ、という疑問も少し・・・

しかしながら、高知で捕獲したレコードはいずれも外れがないですね。
このレコードも聴き応えあります。 吟味して選んでいる事もありますけど。

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posted by fronte360 at 17:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 12-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

シャンパルティエ/レクィエム

今朝、軽いお仕事にて休日出勤をして戻ってみると
ステレオ部屋を占拠している長男が外出しているので、レコード三昧。

シャンパルティエ/レクィエム
ルイ・レルヴォー指揮西フランドル声楽アンサンブル、ムジカ・ポリフォニカ、
ベルナディトゥ・ドゥグラン(S)、アンネ・フェアキンデレン(S)、
デイヴィッド・ジェイムス(カウンターT)、ヤン・カールス(T)、
クルト・ヴィドマー(B)、カミエル・ドーヘ(org)

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高知で捕獲したものですが、解説を読むと2曲構成なんですね。

A面:レクイエム 〜4声と通奏低音のための
B面:レクイエム 〜4声と器楽合奏のための

シャンパルティエは、3曲のレクイエムを作曲していて
パリ国立図書館音楽部にて保管されている楽譜のうち第1巻にあるのが
有名な死者のためのミサ曲(レクイエム)だそうですが、このレコードのは
A面:第24巻、B面:第26巻に収められているものだそうです。

しかしながら、この2曲とも聴き応えある名曲・名演奏ですね。
とくにB面、器楽合奏と合唱、ソロ歌唱が交互に支えあい絡み合って、
色彩的な魅力を感じさせますね。
A面での小型オルガンのみの伴奏で歌われるレクイエムも素晴らしいですよ。

あと解説を読んで今更ながら気付いたのですが、
シャンパルティエって、カリッシミの弟子だったのですね。
しかもルイ14世当時のリュリやドララントといったヴェルサイユ楽派、
それとは違うグループだったことも知りませんでした。
完全に同時代のフランスなのでヴェルサイユ楽派と信じ込んでました。

この時代の音楽、けっこう好きなんですけどね。 勉強にもなりました。

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posted by fronte360 at 16:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 12-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

若江岩田を歩く

9月1日朝、河内花園駅の踏切を渡ってラボモールを抜け、若江岩田に移動。
途中道間違えてたりしましたが、タツタ電線大阪工場の塀そいに歩いて到着。

駅南には高層マンションが建ってますが、そのふもとの住宅とのコントラスト。
妙に感じ入りました。

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いわゆる戦後の建売住宅、棟割り長屋みたいですね。
自分も小学生の頃まで、こんな棟割り長屋に住んでいたこと思い出します。

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今では住まわれなくなった建物がほとんどのようですが、
まだ住まわれているお家もあるようです。 青いゴミペールも懐かしいな。

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この路地を進んで駅前からの商店街に入り、駅の方向、北側を見たところ。
自転車に傘を付けて走るおばちゃん、大阪にはたくさん生息しています。

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さて、ここから駅から離れるように南に向かって道なりに歩きます。
地図を持たず、事前に見た頭の中の地図の記憶だけで歩いていますので、
大きな道路にぶち当たるはず、どんどん不安になってきましたけれど・・・
ようやく10分ほど歩いて、目標の道路(府道24号)を渡りました。

道路を渡ってちょっと進んだ郵便局の前、またもや延命地蔵尊を発見。

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このあたり 延命地蔵尊、多いですねぇ。
冒頭に書いた、道を間違えた時にも別の延命地蔵尊を見つけていたので、
本日これで4つめ。 こちらは「福徳延命地蔵尊」と書かれていますね。

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P9011632 posted by (C)fronte360

しっかしこのホトケサマ。 とってもアバンギャルドですねぇ。
突起のある自然石なんでしょうか、それともこうやって彫ったのかしら、
はたまた風化してこうなった・・・??

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でもこうやってちゃんとお祀りされているのは地元の崇敬を集めている証拠。
この先の無事をお祈りし、もう向こうに見えている次なる目的地へ、
進みましょう。

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2012年09月07日

河内花園点景

9月1日朝、河内花園の吉田春日神社を出て、河内花園駅に戻る途中の点景。
往くときには見えなかったものが見えてきました。

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駅から西昌寺へと向かう道路端の廃屋? 軒先に色々なものが・・・
信楽の狸、兎は干支の飾り物かしら、マリアさまに、招き猫もありまっせ。
ミツバチとテントウムシの花の飾が彩になってますわ。

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P9011612 posted by (C)fronte360

商店街を抜け、駅前再開発ビル「パザパはなぞの」の角に延命地蔵尊を発見

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この角を曲がったはずなのに、往きには気付かず素通りしてました。
すみません、お参りしておきました。

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P9011616 posted by (C)fronte360

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こちらも丁重に祀られておりますが、風化でお姿がはっきり見えません。
もっともそれだけ大事にされているということでしょう。

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扁額は龍の彫り物がある新しいもの。
梁も、古い木材と新しいものが組合されていて、手がかかってますね。

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線路を渡った駅南側にも「ラボモール」のアーケードがあります。

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特急が通過したあと、踏切を渡って、来年には無くなる地上駅を見て、
ラボモールを抜けて次の目的地へと進みました。

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2012年09月06日

吉田春日神社(通称ラグビー神社)

9月1日朝、河内花園の西昌寺を回り込んだ北側が目的地・吉田春日神社。

創建は不明ですが、奈良の春日大社、元春日と称される枚岡神社と同じく
春日四神が祭神の神社です。

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明治5年の神社整理統合令で枚岡神社に合祀されたそうですが、
村民の強い願いによって明治12年氏神復旧願いが認められて復帰したという
地元の崇敬を集めている神社です。

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拝殿の奥にある本殿は、説明板によりますと・・・
享保5年(1720年)に再興建立された建造物にてその様式が「二間社入母屋比翼造」桧皮葺の春日造で全国の神社建築の中でも非常に珍しい構造とされ、彫刻・彩色の非凡さも併せて貴重な建築物として昭和49年に東大阪市有形文化財に指定されています。

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P9011593 posted by (C)fronte360

という神社ですが、この神社は花園ラグビー場に最も近い神社であるため、
通称「ラグビー神社」とも呼ばれているそうです。
拝殿の左側には・・・

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ラグビーボールとラグビーボールの形をした絵馬が奉納されています。
必勝・安全祈願と書かれた絵馬は、
旧花園ラグビー祭り実行委員会による展示協力と書かれていました。

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P9011601 posted by (C)fronte360

絵馬にに描かれているキャラクターは、右から、
東大阪市のメインキャラクター「トライ君」、地元花園の「らぐびーらっこ」
JAの「らっぴーくん」、そして地元の「ラボちゃん」のようです。

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P9011607 posted by (C)fronte360

狛犬さんも江戸時代のもののようですが、愛嬌ありますな。

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P9011608 posted by (C)fronte360

なお毎年10月15,16日の秋祭りでは、各地区よりだんじり、太鼓台が出て
岸和田よりも熱いお祭りになるようです。
なかなかに興味深い神社でした。

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P9011610 posted by (C)fronte360

さて、足を戻して次に進みましょう。

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2012年09月05日

河内花園を歩く

9月1日朝、河内花園駅に降り立ちました。
駅北側の商店街を抜け、延命地蔵尊にお祈りしてから、先を進みます。

こ洒落たパーマ屋さんの角を左に折れて進むと西昌寺にぶつかるのですが、
この手前に斜めに立つ石碑を発見。

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P9011586 posted by (C)fronte360

「右 のさき」と書かれているようですね、野崎観音のことかしら。
で左は・・・?と、回り込んでみると、また「右」でしょうかね???

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でもコレいいですね。 瓢箪の形に「山」、瓢箪山、すぐ判ります。
この下には「吉田村 忠」「世話人 ○左」などと書かれているようです。

ところで河内の花園といえば、花園ラグビー場、ラグビーの聖地です。
水道仕切弁には、東大阪市のメインキャラクター「トライ君」

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マンホールも、他の東大阪地区の標準的なものとは違いました。

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P9011590 posted by (C)fronte360

前日の雨で少し濡れてますが、ラグビーをしている意匠になってますよ。
まさに聖地にふさわしいですな。

ということで目的地は、西昌寺の北側に回りこんだところにありました。
ラグビー場ではありません・・・

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2012年09月04日

河内花園に降り立つ

9月1日土曜日、朝8時半すぎ、近鉄奈良線・河内花園駅に降り立ちました。
毎日の通勤では通っていますが、実際に降りたのは初めてだと思います。

上り線はまだ地上ホームですが、来年にはここも高架になるらしいですね。
改札を抜け、地下道をくぐって北口へと回り込みました。
駅前再開発ビル「パザパはなぞの」を更に回り込むと・・・

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P9011577 posted by (C)fronte360

派手な看板がかかったアーケードがちょっと不釣合いにも思える商店街
「HANAZONOGATE」と書かれてますが、
中に入って分かりました「花園商店街」ってことなのですね。

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P9011579 posted by (C)fronte360

アーケードの幌が、なんとなく嬉しいですね、蛇腹になってますよ。
照明も雰囲気あるし、看板がまたいいね。「新文化用品の店 エビスヤ」

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P9011580 posted by (C)fronte360

ただ土曜日の朝8時半を少し回ったところなので、シャッター下りてます。
でもって、この商店街抜けると「HANAZONO ラボモール」とな・・・

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P9011581 posted by (C)fronte360

キャラクターが描かれてますが、これが地元キャラクターの「ラボちゃん」
それにちなんで「ラボモール」らしいです。

で、ここを出た脇に地蔵堂を発見。
朝日でちょっと白くなってますが、三体の石仏が祀られていました。

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P9011582 posted by (C)fronte360

三体いらっしゃって
一番大きな右側のは光背から不動尊のように見えますがどうでしょう。
左のは目鼻は分かりますが中央のは風化が激しいのかよく分かりませんね。

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P9011583 posted by (C)fronte360

そして扁額には「延命地蔵尊」と右から書かれてます。

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P9011584 posted by (C)fronte360

ともかく、これから先、今日の徒歩行の無事をお祈りいたしました。

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2012年09月03日

紫苑交響楽団 第20回記念定期演奏会

日時:2012年9月2日(日) 15:00開演(14:00開場)
場所:ザ・シンフォニーホール

曲目:(オープニング)モーツァルト/行進曲 ニ長調 K.215 -*
   モーツァルト/交響曲ニ長調〜セレナーデ第5番 K.204(213a)
   マーラー/交響曲第7番「夜の歌」

指揮:森口真司 (-* 指揮者なし)

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マーラーの交響曲第7番、好きな曲ながら滅多に演奏されることのない曲なので、CDなどで耳にしている音楽が目の前で実演されるだけで、ただただ感激しがちではありますが、そのようなバイアスを除いたとしても、明晰でパワフルかつしなやかな素晴らしい演奏に大きな拍手を贈りました。

第1楽章冒頭、弦楽器による序奏ははっきりした音形、これが地響きにも感じながらテナーチューバへ。 この響きもハッキリとしたもので、不安定で不気味な葬送のリズムと当方の勝手なイメージとは少々違って驚きましたが、明晰でパワフルな第1主題、ぐいぐいとオケが筋肉質の音楽を進めてゆきました。 指揮者の森口さんも徒手体操よろしく、素早くキレのよい動きで若いメンバーの多いこのオケをリード。 第2主題のたっぷりとした歌わせて、オケも一丸となった見事な演奏でした。 捕らえどころのないこの曲を、分かり易く聴かせてもらった感じ。 濃密な時間となりました。

今回、珍しくK列という前の方から聴かせてもらって感じたのですが、このオケの素晴らしい所は、全員がよく聴いている、そんな風に思えました。 弦楽器のメンバーであっても自分の出番ではないとき、他のたとえば木管楽器の旋律を聴いてらっしゃる(数を数えていることもあるでしょうが)。 そして自分の出番で音楽性を途切らせることなく送り出している。 またパートリーダは当たり前ながら指揮者をよく見ているし、メンバーはリーダをよく見ている。 基本的なことかもしれませんが、これらがきちんと積み重なっているからこそ、このような濃密な時間になったと感じた次第。 素晴らしいですね。

ロンドン・オリンピックでの女性選手の活躍よろしく、このオケでも先のテナーチューバ、第1・3番ホルン、クラリネット、バス・クラリネット、フルートなど女性奏者の活躍も光っているように思えました(もちろん男性奏者も見事でしたが)。 とにかく全員一丸となった演奏は、ホルンや木管のベルアップも見事に揃っていることからも見て取れて、視覚効果も抜群。 素晴らしい演奏でした。

なおこれに先立って演奏された、モーツァルトの交響曲ニ長調。 こちらも森口さんの徒手体操のような指揮に見事に付いていった演奏でしたが、マーラーでは交通整理が必要でしょうが、モーツァルトはもうちょっと自主性が出ないと、などと生意気にも思った次第。 というのも、オープニングとして指揮者無しで演奏されたモールァルトの行進曲ニ長調がまた素晴らしい演奏でしたので。 交響曲では同じフレーズが同じように繰り返されるので、少々飽きてしまったようです。

それにしてもいきなり始まったモーツァルトの行進曲、何の曲か分かりませんでしたが、モーツァルトやなとは思いました。 ふくよかでかつ端正、チャーミングさもよく出ていました。 弦楽器と管楽器が一つになって、金管がきちんと抑制かかっていたのも見事でしたね。 いきなり良いもの聴かせてもらった、そんな感じでした。

とにかく第20回記念演奏会に参加された皆さん、素晴らしい演奏を有難うございました。

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珍しくK列という前の席で大きな拍手を贈っていましたが、客席の上から拍手の響きが降り注いでくるのですね。 驚きました。

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プログラムを見ていて思い出しましたが、第10回記念演奏会は長岡京でのブルックナーの交響曲第6番。 2007年9月9日。 ゆらむぼさんと最後にお会いできたのがこのときでした。 演奏会終了後、駅前のドトールでお話させてもらい、家業はシンドイので勘弁してほしい、などと語っておられましたこと、つい先日のことのようです。

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過去のこのオケの演奏会記録を眺めて、第9回定期演奏会プログラムに拙文(第8回定期演奏会の感想)を出して頂いたことも思い出されます。 当時、団員の減少に悩まれていて、ヴァイオリンのメンバーも1名となるほどの解団寸前状態。 ホームを豊中から高槻に移されたことが(アマオケの空白地帯だったようです)転機だったようですね。 演奏会終了後、当時団長の田村さんがお客さまに熱弁をふるっておられたことも思い出しました。 しかし、よくぞここまで、との感慨は(団関係者でありませんが)ひとしおであります。

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2012年09月02日

エニグマ、トロイラスとクレシダ

またもや元会社の同僚NさんよりCD頂きました。
Nさんらしい英国音楽コレクション
ダブリ買いを承知でBOX物に手を出されたそうです。

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P9021668 posted by (C)fronte360

■エルガー/エニグマ変奏曲、弦楽のためのセレナーデ ホ短調、序曲「南国にて」 シノーポリ指揮フィルハーモニア管弦楽団

エニグマのみ途中まで聴きましたが、なかなかに覇気ある演奏ですね。

■ウォルトン/歌劇「トロイラスとクレシダ ローレンス・フォスター指揮コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団ほか

1976年11月 コヴェント・ガーデン王立歌劇場でのライブ録音ですね。
まだ聴けてませんが、調べてみるとけっこう難解なストーリーみたい → ココ

ウォルトンの音源は個人的にも興味あって歌劇「熊」など持ってますが、
こちらは2枚組み、落ち着いてしっかりと聴かせていただきましょう。

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posted by fronte360 at 06:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 11〜12-LP/CD/DVD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月01日

中小阪愛宕社

ネタ切れとなったので、7月15日に東大阪・中小阪界隈を散歩したことなど。

15日、中小阪北向延命地蔵尊を出て、少し歩くと小さな祠を発見、
これが先の案内板に書かれていた、愛宕社、ですね。

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P7151025 posted by (C)fronte360

ここにも詳しい説明板があり、とても参考になります。
この辺りは「環濠集落」(社会科で習いましたね)だったそうです。

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P7151026 posted by (C)fronte360

中小阪村の地形は、東西に長く、西は長瀬川(大和川本流)が流れ、彌栄神社のすぐ西に支流(大雨時に川になり、いつも水が流れている川でない)が流れていました。
東は府道八尾枚方線です。彌栄神社から西の村内は、川の土砂の堆積作用で土地が高く綿畑になっている所が多かったようですが、東(居村部)は、土地が低かったので、東、北、南に堀をつくり、土堤で囲み、またその内容に神社から少し東まで、二重の堀をつくり、洪水を防ぐ村づくりをしていました。
このような村を環濠集落といいます。


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P7151027 posted by (C)fronte360

愛宕社は、村の東入口に位置し、他所からの火災及び盗難など、村への災害を防ぐ神としてまつられています。
江戸時代には、各地で火の神として愛宕社はまつられていますが、ここでは、農耕守護神として、また地蔵信仰と結びついた形でまつられています。
愛宕社には、東大阪市の文化財指定を受けている中小阪地蔵堂の「斗帳」(地蔵の前に懸けるたれぬの)と同じ布地で作られた「うちしき」(神具・供物の敷物)が保存されています。
これらは、伝承によると、中小阪の森田氏の千太郎が、京都の織屋へ養子に行き、文久2年(1862)皇女和宮が、徳川14代将軍家茂に降嫁の際に織り納めた端布で作って、故郷の中小阪の地蔵堂や愛宕社へ寄進したものだといわれています。


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P7151031 posted by (C)fronte360

なるほど・・・と、
格子戸に近づいてみると、防犯カメラ、アクリル板でガードされてますが、
カメラを当てて中を覗いて見てみましたら、石造が3体安置されてました。
でも、この石造にかけられた布は「うちしき」ではないようですね。

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P7151030 posted by (C)fronte360

ここの香炉は六角形、三つ巴の紋が入ってますね。
愛宕社はカミサマですが、お香を焚く・・・石像、ホトケサマ・・・??

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P7151028 posted by (C)fronte360

よく分からなくなってきましたが、神仏習合、何でもええですやん。
助けてくれり、護ってくれるんなら。。。そんな感じでしょうか。

ということで、ここから足を八戸ノ里へと進め、小阪界隈を後にしました。

(おしまい)

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posted by fronte360 at 05:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 12-大阪散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする