15日、彌榮神社(いやさかじんじゃ)を出て、気の向くまま歩きますが、
このあたり、適度に古い家屋があって、とても懐かしい感じがします。

P7151010 posted by (C)fronte360
白壁の土蔵の角を曲がるとこんな路地があったり・・・

P7151011 posted by (C)fronte360
この板塀のお家は、散髪屋さんですね。

P7151012 posted by (C)fronte360
そしてここで見つけたのが、中小阪北向延命地蔵尊

P7151013 posted by (C)fronte360
ここの地蔵尊は、鎌倉時代のものと推定されているそうです。
江戸時代、旧大和川床跡(長瀬川)から発見され、
享保十二年(1727年)、彌榮神社にお堂を建てて祀られた後(神仏習合ですやん)
神仏分離で明治時代に近隣の寺院、現在この地蔵堂にいらっしゃるそうです。

P7151016 posted by (C)fronte360
地蔵堂には閻魔大王が描かれた絵図がありますが・・・
閻魔大王には失礼して、近寄って格子戸よりお地蔵様を激写しました。

P7151019 posted by (C)fronte360
柔和なお顔ですね。 真っ先にお顔を見てしまいますけれどもよく見ると・・
座って右足を組み、左手を左膝の上に置き、コレ、半跏像ですね。
石仏でしかもお地蔵さまの半跏像って珍しいと思いますが、どうでしょうか。

P7151015 posted by (C)fronte360
お堂の前におかれた香炉もおだやかな丸いフォルム
お堂の横にはこんな椅子も置いてあり、お爺ちゃんお婆ちゃんの社交場かな。

P7151017 posted by (C)fronte360
この珍しい石仏は、大阪府の文化財に指定されているそうです。
お堂もまた江戸時代に建てられたもので、戦災にあわなかったのですね。

P7151021 posted by (C)fronte360
なおこの地蔵堂には、皇女和宮が14代将軍家茂に嫁入りした時に織られた
菊の紋と三ツ葉葵の紋をあしらった衣装の端布64枚で作られた斗帳、
像の前にかけられた布、が伝えられていて、東大阪市の文化財だそうです。

P7151014 posted by (C)fronte360
地蔵盆などで使われていたそうですが、今は保存されてレプリカを使っている、
そんなことも書かれていました。
.