梅雨空の下、天理へ行ってきました。
天気が良かったら、ちょっと早めに出て、石上神宮に参拝する予定でしたが、また強く降りそうだったので、断念。 演奏会のみの参戦となりました。
ベートーヴェン/「コリオラン」序曲 作品62
ベートーヴェン/交響曲第2番 ニ長調 作品36
モーツァルト/交響曲第41番ハ長調 KV551「ジュピター」
古典派の堂々たるプログラムに粋の良さを感じたのは自分だけでしょうか。 演奏そのものもよく整っていながらも勢いもあって、素晴らしい演奏でしたね。
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指揮者の安野さん、チェロ奏者だからでしょうね、弦楽アンサンブルがしっかりとしているのが魅力的で、中でも時に低弦・中音弦をそれぞれ浮き上がらせて歌わせるのにハッとさせらたりもしました。
そんな中でもジュピターの終楽章、4重フーガが秀逸でした。 木管アンサンブルも凜としていましたし、輝かしいトランペットも絡んでコンパクトながらも力強い響き。 抑えどころもしっかりとして、パンと弾けてぎゅっと締まる。 しばし音楽に身を任せていました。
ベートーヴェンの交響曲第2番は、4月に奈良女子大学管弦楽団、先日の奈良交響楽団でもかかっていて、奈良を拠点するとアマオケ3回目となりました。 ここでも響きの締まった弦楽合奏、そのの織り成す綾を味わいました。
冒頭のコリオラン序曲も、真摯な演奏でしたが後半に熱気が増して恰幅の良い音楽になってましたね。 太く弾力のある響きが心地良かったです。
アンコールは、ジュピターの後なので、ベートーヴェンの第九の第2楽章、ここもフーガですね。 躍動的ながら引き締まって勢いのある演奏に惹き込まれました。 ティムパニがカッコ良かったのも印象的でした。 そしてお馴染みのラデツキー・マーチで締め。 会場に沢山いた小学生たちも嬉しそうでした。
今回は指揮者の安野さんのプレトークも分かりやすく、よく考えれらた演奏内容に満足。 ようやく上がった雨空のもと会場を後にしました。 皆さんお疲れさまでした。
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