2012年05月21日

布施にて

120521_0727~0001.jpgこれじゃ〜分からんな…

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枚方フィルハーモニー管弦楽団 第75回定期演奏会

昨日、枚方市民会館に行ってきました。
枚方フィルハーモニー管弦楽団 第75回定期演奏会

 ベートーヴェン/歌劇「フィデリオ」序曲    (指揮:寺坂隆夫)
 シューベルト/交響曲第7番ロ短調「未完成」  (指揮:生島 靖)
 ショスタコーヴィチ/交響曲第5番ニ短調「革命」(指揮:谷村 浩)

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団内指揮者によるザ・市民オケともいえる演奏には多少の難はあっても、
才気煥発でテクニック一辺倒・合わせフェッチ的な演奏とは一線を画していて、
いつもながら音楽を聴くことの面白さを感じさせてくれました。

「フィデリオ」序曲、寺坂さんらしい句読点をしっかりとつけた丁寧な進行。
オケも集中力を高めた演奏で、客席の当方は隣で子供が時々奇声を出しても、
オケの集中力に引き込まれてしっかりと聴かせていただきました。

「未完成」は密度の濃い演奏でしたね。たっぷりとした響きが重くなりすぎず、
キレもあって堂々としながらもシューベルトらしい歌心も感じられる好演。
練習量が先の曲とは違うのでしょうね、響きの深みが違いました。

「革命」、終楽章の遅いテンポでじっくりと進んで行って耳からウロコ状態。
証言以降、歓喜ではない解釈もあって遅いテンポの演奏も聴いてますけど、
冷徹ではない響きでのこのテンポ。 オケの実力に合わせてのことだろう・・・
と思いつつも、終始落ち着いた深い響きに、考え込むことしきり。

とにかく更に練習を積まれたようで、低弦を芯にした聴き応えのある演奏で、
分奏も整っていてに大きな拍手を贈りました。

アンコールは、レスピーギのリュートのための古風な舞曲とアリア第3番より
「イタリアーナ」、こちらもこのオケらしく木の響きのする合奏でしたね。
ほんわかとして会場を後にすることができました。
ありがとうございました。

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