文京区本郷にある樋口一葉ゆかりの法真寺
東京大学の赤門の前、と言ったほうが判りやすいかもしれません。
その本堂の軒下に座っておられるのが腰衣観世音菩薩さま
今年の年賀状の意匠に使わせていただきました。
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樋口一葉の作品「ゆく雲」の中にある一文
上杉の隣家(となり)は何宗かの御梵刹(おんてら)さまにて、寺内広々と桃桜いろいろ植わたしたれば、此方(こなた)の二階より見下ろすに、雲は棚曳く天上界に似て、腰ごろもの観音さま 濡れ仏にておわします。 御肩のあたり、膝のあたり、はらはらと花散りこぼれて・・・
「此方(こなた)の二階」に一葉が住んでいたそうです。
一葉、時に4〜9歳であり、一葉にとってもっとも豊かで安定した時代
のちに「桜木の宿」と呼んで懐かしんだ頃のことです。
法真寺のホームページにあった動画も埋め込んでおきましょう。
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