ラファエル・クーベリックが、1963年にベルリンフィルと録音した、
ワーグナーの管弦楽曲集より冒頭の「ジークフリート牧歌」を聴いてます。

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クーベリックというと、ライヴで燃える指揮者のイメージがつく前の
穏健な指揮者そのままの感じがする謹厳実直な「ジークフリート牧歌」です。
そもそも曲は、豪放なワーグナーの曲のなかにあって、
「ジークフリート牧歌(Siegfried-Idyll)」、言うものがなですけれど、
妻コジマへの誕生日およびクリスマスの贈り物として準備された小曲(?)です。
妻に内緒で行った自宅で非公開初演、弟子のハンス・リヒターが選んだ奏者が、
台所でチューニングをし、階段に音を立てない様に譜面台を並べて整列して、
階上のワーグナーの指揮によって早朝に演奏された、有名な話ですよね。
なかでも、個人的に興味を引いた逸話なのが、
リヒターが、ヴィオラとトランペットを掛け持ったことでしょうか。
リヒターはホルン奏者出身でしたけれど、よくもまぁ、という感じです。
それは置いおいても、この演奏、やっぱりちょっと堅いかなぁ・・・
そんな感じはありますが、しっかりとこの曲の全貌を伝えてくれているのでは、
とも思えてきます。
しっかりと他の曲も聴いてゆかねば。
side:A
ジークフリート牧歌
歌劇「ローエングリン」第1幕への前奏曲
side:B
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
楽劇「トリスタンとイゾルデ」から前奏曲と愛の死
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空気が凛と冷えてきましたね。
そして10月も押し迫ってきました、またもや決算対応ですよ。
これを繰り返して、今月は色々とあったので、あっという間という感じ・・・
それもともかく今日は週末、これを乗り切り、最後の週末を迎えましょう。
またまた週末の天気がよくないみたいですけれど。
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