2011年10月23日

マゼール/ベルリンフィル、ベートーヴェン/田園交響曲

マゼール30歳になったばかりの録音、
この前年、同じベルリンフィルで録音した運命交響曲に続く田園交響曲。
才気煥発、そんな言葉がぴったりとくる演奏ですね。

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マゼール、最近ではちょっと鳴りを潜めている感じですが、
同年代にとって彼は、国際化時代の寵児であったように思えます。

ユダヤ系ロシア人の父とハンガリーとロシアのハーフの母との間でパリに生れ。
生後ほどなくアメリカに移住して音楽教育を受け、10代半ばまでに、
全米ほとんどのメジャー・オーケストラの指揮台に上がった天才ですね。

その彼がベルリンフィルと初めて録音したのが1958年、
28歳のときで、運命交響曲と未完成交響曲、これはまだ未聴ですが
1959-60年、30歳になったばかりの録音、田園交響曲を先日捕獲しました。

推進力を感じる前向きな演奏が清新さを感じます。
といっても正攻法なので、聴き飽きしないしっかりとした演奏ですね。
運命交響曲も聴きたくなりました。

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昨日救出してきたレコードをとっかえひっかえ聴いてます。
来週より10月度決算対応が徐々に立ち上がってきますので魂の安息日です。

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2011年10月22日

パーシー・フェイス、the greatest strings

雨模様でもあったので、若者の街・渋谷に行ってきました。
なぜ雨だから渋谷なんだって言うと、人が少ないと思うからですよ。

で、渋谷で行く所というと、BEAMビルにあるレコファンしかありません。
このビルには、ヨシモト∞ホールもあるんですけどね。
目もくれず4階のレコファン、5月1日以来、本年2度目の来訪ですかね。

いつものごとくダンボール(餌箱)に詰められたゴミ同然の100円レコード、
1時間半以上かけてサルベージ、雨の日の良い運動と心得ましょうか。

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これは今日捕獲した中の珠玉の1枚、パーシー・フェイス。
欲しかったんですよね〜 中学時代に買った17cmLPしか持ってなくて・・・
「夏の日の恋」、心地好い透明なストリングス、大人の音楽ですよ。
おませさんの中学生の甘酸っぱさもブレンドされてます。 嬉しいなぁ。

なお今回は、クラシックを中心に12枚捕獲しました。
でも10枚以上買うと、1枚100円がなんと50円になるセール中でしたので
〆て12枚で600円。 うはうは、こちらも嬉しいですね。

捕獲品は以下となりました。

パーシー・フェイス BEST OF BEST MOOD POPS 18 SERIES the greatest strings(国際情報社/CBSソニー)
ハイファイ・ブレンド ハイ・ファイ・セット(東芝EMI EPT-72285)
ワーグナー/前奏曲、管弦楽集 ラファエル・クーベリック指揮ベルリンフィル(日ポリドール MGW-5137)
ヴィルトゥオーソ・オーボエ・コンチェルト ハインツ・ホリガー(ob)、オーレル・ニコレ(fl)、ペーター・マーク指揮バンベルク交響楽団(日ポリドール MGW-5138)
モーツァルト/ディヴェルティメント(弦楽四重奏曲)K.155,156,159,160 ヴィーナー・ゾリステン(日ポリドール MGW-5194)
シューベルト/4つの即興曲、楽興の時 イェルク・デームス(p)(日ポリドール MGW-5197)
ベートーヴェン/交響曲第6番「田園」 ローリン・マゼール指揮ベルリンフィル(日ポリドール MH5005)
ショパン/バラード第1〜4番、スケルツォ第1〜4番 サンソン・フランソワ(p)(東芝EMI EAC-70031)
ブラームス/ピアノ協奏曲第2番 スヴャトスラフ・リヒテル(p)、エーリッヒ・ラインスドルフ指揮シカゴ交響楽団(日RVC RGC-1130)
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番 アルトゥール・ルービンシュタイン(p)、ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団(日ビクター SX-2730)
ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第32番、ガルッピ/ピアノ・ソナタ第5番、スカルラッティ/ピアノ・ソナタL.352,104,483 アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(p)(キング K15C-8095)
ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ「月光」「熱情」「悲愴」「ワルトシュタイン」 ルートウィヒ・ホフマン(p)(キング GT1068)

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モーニングフィルハーモニー管弦楽団 第4回演奏会

モーニングフィルハーモニー管弦楽団 第4回演奏会
2011年9月25日(日) 20:00 杉並公会堂・大ホール

マーラー: 交響曲第6番

指揮:小柳英之

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押し出しの強い響きによる意欲的な演奏、重層感のある見事な演奏でした。 これをプロ並みの4回程度の合奏で演りとげるとは見事なものです。 熱い演奏でした。

午前中に演奏会を行っているのでモーニングフィルという名前だそうですが、今回はなんと20時からの演奏会とのこと。 お昼に行っていたすみだトリフォニーからいったん田端に戻り、腹ごしらえと休憩をとってから杉並公会堂へと向かいました。 聴くのにも体力が必要ですものね。

その腹ごしらえは正解。 熱い演奏が展開されていて、低弦はゴリゴリと鳴り、突き抜けるラッパの響き、常に前向きで挑戦的な演奏。 やはり少々疲れましたが、心地よい疲労でした。 細かな所までは判りませんが、今回もほとんどノーミスだったのではないでしょうか。 そして今回もまた、もうちょっとコクやタメが欲しい、などと思える部分はありましたけど、熱気と気迫は素晴らしいものがありますね。

次回はクリスマス(12/25)にマーラーの第1番と第4番を採りあげるべく準備を進めておられるようです。 次回も期待。

<詳細>

http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuda/bqcla/concert/20110925-2.htm

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2011年10月21日

週末の夜は、熱燗とシューマンで魂の洗濯

会社からの帰宅時より小雨が降りはじめましたね。
いわゆる、冷たい雨、ではありませんが、物悲しい雨のような気がします。

そして今日は田端駅南口より、不動坂の階段を登る気がしなかったので、
だらだらと登る坂道を通り、田端公園アパートメンツの角を曲がって
与楽寺の裏から降りる暗い脇道へ。
ここは寺の横でもあり薄暗い急坂で、幽霊坂と呼ばれるそうですが、
そぼ降る雨のなかここを下って帰ると、カエルがひょっこり出てきましたぜ。

幽霊よりものそのそと歩く大きなカエルと、目が合って吃驚!
ここが山手線の内側だとは思えないホットスポット、さすが田端だな、とも。

さて、驚いたことよりも、この一週間の疲れが溜まっているので
今宵は、カツオのタタキに薬味をたっぷりとかけた土佐風としました。
そして今宵は熱燗。 徳利は山口県のアンテナショップで買った萩焼ですね。

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写真にはポン酢が映ってますけれど、
高知では流行の塩タタキでも頂いて、やっとほっと一息つきました。

そして朝からの続きで、シューマンのクライスレリアーナも聴いています。
アンネローゼ・シュミットさま、旋律を浮き上がらせて、聴かせ上手ですね。
ブレンデルのは、思索的すぎたのか、良さが分かりませんでしたけれど・・・

日本の洗濯はできませんが、自分の魂を洗濯した、って感じでしょうか。

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アンネローゼ・シュミット、シューマン/ウィーンの謝肉祭の道化

今週は日曜の早朝より仕事をしたこともありますが、
週末が近づいて、どっと疲れが出てきた感じなのは加齢なる変身ですね。
昨夜、ケンミン・ショウの途中で意識不明となってしまい、
早めに寝たものの、早めに目が覚めて4時起きなのも加齢のなせる技です。

久しぶりにアンプに灯を入れ、ヴォリュームを絞り、
先日の帰省時に持ってきたアンネローゼ・シュミットさまの弾くシューマン、
クライスレリアーナは、早朝からちょっと重い感じなので
B面の「ウィーンの謝肉祭の道化」をかけています。

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IMGP6369 posted by (C)fronte360

演奏のよしあしまでは判りませんが、構成感のしっかりとした演奏ですね。
タイトルが示す通りシューマンがウィーンで楽しんだ謝肉祭の賑やかな様子が、
冒頭の主題からあふれ出てくるようです。

そして幻想的でもあって、朝からちょっと元気を頂きました。
細かな問題は山積していますけれども、あと少し頑張りますか、ね。

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2011年10月20日

蓄大70周年、ってか・・・

帯蓄大とも書かれますけど
帯広にいると「帯」は不要なわけで「蓄大」って呼ばれてますが
今年は70周年だったのですね。

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十勝毎日新聞の関連記事

【畜大さんぽ〜創立70周年〜】<1>馬場
【畜大さんぽ〜創立70周年〜】<2>かしわプラザ
【畜大さんぽ〜創立70周年〜】<3>図書館
【畜大さんぽ〜創立70周年〜】<4>動物医療センター
【畜大さんぽ〜創立70周年〜】<5>食堂
【畜大さんぽ〜創立70周年〜】<6>シラカバ並木

写真も同新聞から拝借させていただきました。

しかしなぁ、自分が居たころは女子学生は1割もいなくて・・・
自分の学科には6年間一人も女子は入ってこなかったんですけどね〜
今、学生の半分は女子学生だそうですよ。 だからどうだってことないですが。

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2011年10月19日

秋祭り・敏馬神社(みぬめじんじゃ)

神戸・岩屋のBBプラザ美術館に行ったあと、ちょっとご近所散歩
すぐ裏にあった敏馬神社(みぬめじんじゃ)で秋祭りをやってました。

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摂津風土記(713年)神功皇后が新羅征伐に出発する際、
川辺郡神前松原(尼崎の神崎または豊中)で戦勝祈願をしたとき、
猪名川上流の能勢の美奴売山(大阪府豊能郡三草山)の神がやって来られ、
美奴売山の杉の木を切って船を作れば必ず勝利すると告げられ勝利を納めた。

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勝利を納めた帰途、古代は南に突き出した岬となっていたこの地の沖、
ここで船が動かなくなってしまい、船上で占いをすると、
美奴売山の神の意志であるとわかって、ここに美奴売神を祀ったとのこと。

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難波の地から船出して第一日目は敏馬崎に泊まったそうで、
懐かしい大和の山々(生駒、二上山、葛城山)が見える最後の港とのこと。
万葉集にもよく詠われている地なのだそうです。

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IMGP6342 posted by (C)fronte360

しかし、ここは古来より「縁切りの神」でもあるのだとか・・・
この神社の前を、離縁を恐れて花嫁行列は通らなかったそうです。
女神が嫉妬するからと言われていて、様々な縁切方法も伝えられているとか。

用心しないといけませんね。

詳細は以下を参照してください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/敏馬神社
http://kamnavi.jp/ny/minume.htm

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2011年10月18日

鹿は春日大社のお使いです

和銅13年(710年)、藤原不比等が氏神として春日大社を創建する際、
鹿島(茨城県鹿島神宮)から勧請した神が白鹿に乗って春日山に入ったことから
鹿は神の使いとして大切に保護されてきました。

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IMGP6241 posted by (C)fronte360

でもこの鹿は春日大社が飼っているのではなく、すべて野生の鹿ですね。
そして、どこにでもいるホンシュウジカですが・・・
神格化された歴史ともあいまって、国の天然記念物に指定されてます。

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IMGP6244 posted by (C)fronte360

そして、奈良公園の芝がいつも美しい緑を保たれているのは、
鹿によって適度に食べられているからで、自然のサイクルと化しているのが、
またまた素晴らしいことでしょうね。

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IMGP6287 posted by (C)fronte360

詳細は、以下のページを参照してください。
http://www.kasuga-hotel.co.jp/event/shika/shika.htm

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2011年10月17日

国立西洋美術館の天井

常設展示会場の入口、ロダンの彫刻群を展示している吹き抜けの天井

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常設展示出口の手前、ピカソやミロなど現代美術を展示する新館の天井

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IMGP6315 posted by (C)fronte360

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ブルーマンデーの始まりですが、
日曜日の早朝出勤時、サーバーへのセキュリティパッチ適用に加え、
事務作業もこなしてきたので、10月も17日と半ばを過ぎて、
ようやく落ち着いた感が出てきました。

でも、来週よりまたまた10月度決算対応が始まるのですね。
こうやって、秋(芸術・読書そして食欲の秋)も深まってゆきます。

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2011年10月16日

アンネローゼ・シュミット、ブラームス/ピアノ協奏曲第2番

早朝7時前に出社して一仕事してきましたよ。
本来なら、帰路に散歩でもするところですが、蒸し暑いので気持ちが萎え、
11時に部屋に戻ってからはゴロゴロと・・・ デブ性(出不精)満開です。

さて、先週末の帰省時に持ってきたレコード、
アンネローゼ・シュミットさまによるピアノ演奏で
ヘルベルト・ケーゲル指揮ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団による
ブラームスのピアノ協奏曲第2番を聴いています。

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旧東ドイツを代表するピアニストのアンネローゼ・シュミットさまは
自分にとってクラシック音楽の素晴らしさを教えてくれた一人ですね。
1973年の初来日時、大阪フィルとの競演で聴いたモーツァルトの協奏曲第20番、
指揮は秋山和義さんで、もう40年近く前になりますね。
演奏のことはよく覚えていませんが、フェスティヴァルホールに現れた
すらっとしたブロンドの美人だったことはよく覚えています。

話は横道にそれますが・・・
今度、国立西洋美術館でプラド美術館のゴヤの展覧会があって
「着衣のマハ」が40年ぶりにやってくると宣伝されていますけれど、
「裸のマハ」とともにやってきた40年前のゴヤ展を観ているのですよね。
多感な中学生時代でした。 が、あっという間の40年って感じですわ。

さて演奏ですが・・・
美人ピアニストにありがちな華麗で温和なお嬢さん芸の要素は皆無、
凛としてシャープで、何より力強い響きが素晴らしいですね。
ピアノとオケがせめぎあいながらクライマックスへ昇りつめていくあたり、
カッコイイんです。
もちろん第3楽章などの情感あふれる表現や、力感ある演奏であっても、
デリケートさを失わずクリアで美しい響きが魅力的です。

また伴奏のケーゲル指揮によるドレスデン・フィル
モーツァルトの協奏曲でのマズア指揮による落ち着いた演奏もいいですが、
ケーゲルの指揮によるこの演奏では所謂ドイツ的で堅牢な響きが滲み出て、
このピアノ協奏曲とは名ばかりの交響曲みたいな要素をよく出してます。

これと対峙するピアニストは大変なので、
実演ではあまり多く演奏されないのだと聞いたことがあります。
また何よりブラームスのピアノ協奏曲ってとっつき難い感じですが、
ここではカッコイイ音楽として展開されて、名演奏だと思っています。
世間の評価はほとんど無視状態ですけれども。

使っているアンプは、
単身赴任してから秋葉原で中古で買ったサンスイ AU-D707F

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IMGP6367 posted by (C)fronte360

この当時、ブラックフェイスが主流だったサンスイ製品にあって
珍しくシルバーフェイスなのがお気に入りです。

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