吉村 昭 さんの著書「東京の下町」を読了。
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吉村 昭 さんは好きな作家で、たいていの作品は読んでいるのですけれど、
エッセイ「東京の下町」は、初めて読みました。
この本、土曜日、長女と行った秋葉原の古書店で捕獲しました。
「下町」とは、氏が生まれ育った町、日暮里のことが書かれていますが、
不覚にも氏が日暮里出身だったことを、この書を手にして知った次第です。
諏方神社の祭礼、谷中墓地で遊び、また墓地は空襲で非難した場所とのこと、
そして開成中学への通学路・諏訪台通りは当方のよく歩く散歩道でもあります。
氏が目にしたものと同じものを見ていたかと思うと嬉しく、
また昭和30年代となり
日本の下町の風景が大きく変わってしまったことが書かれていますが、
その時代の大阪に生まれ育った当方ではありますけれど、
まだ前の時代の残り香があったことを覚えています。
その頃も思い出して懐かしく、一気に読み進みました。
やはり吉村さんの書物は面白いですね。
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本日で8月もおしまい。
月次決算の締め処理が始まっています。
いつもながら気が重いのですが、がんばっていきましょ。
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