2011年07月07日

小台の七庚申

荒川の土手を下りて向かった先は、小台の七庚申

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1654〜1736年の間に造られたと伝えられる7つの庚申塔ですが、
1911年(明治44年)からの荒川放水路の開削工事、その計画地にあったものを、
同地の下川亀蔵と言われる方が大正初年にここに集めて安置されたそうです。

ここには既に何度も訪れて見ていますけれど、
先日の「幻秋童女」の石仏に出会って以来、石像が気になっていて、
また見てみたかったのですね。 改めて見て、精巧でかつ立派なのに感動。

ひとつひとつ順にむかって右から見てゆきましょう。
データは「((( ^ ∀^) 歩おばさん、出会い旅」サイトを利用させて頂きました。

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■高さ約120cm 像高70cm
■青面金剛立像(輪・矛・弓・二本矢)・種子・瑞雲・日月・鬼・二鶏・三猿
■奉造立青面金剛講中 為庚申供養敬白
■享保五庚子??

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■高さ約122cm 像高55cm
■青面金剛立像(輪・矛・弓・矢)・種子・瑞雲・日月・鬼・二鶏・三猿
■奉造立青面金剛像庚申供養
■正徳四甲午天九月吉祥日

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■高さ約122cm 像高55cm
■青面金剛立像(輪・矛・弓・二本矢)・種子・瑞雲・日月・鬼・二鶏・三猿
■奉造立青面金剛像庚申供養
■元禄十五歳次壬午閏八月廿七日敬白

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■高さ約130cm 像高70cm
■青面金剛立像(輪・矛・弓・矢)・種子・瑞雲・日月・鬼・二鶏・三猿
■奉造立青面金剛尊容庚申供養敬白
■元禄五壬申暦九月吉日

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■高さ約130cm 像高70cm
■青面金剛立像(輪・矛・弓・矢)・種子・瑞雲・日月・鬼・二鶏・三猿
■奉造立青面金剛像庚申供養
■正徳三天癸巳九月吉日

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■高さ約119cm 像高67cm
■青面金剛立像(輪・矛・弓・矢)・種子・瑞雲・日月・鬼・二鶏・三猿
■奉造立庚申供養
■元文元??

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■高さ約116cm
■奉造建正面金剛本尊??庚申供養・種子・二猿・蓮葉
なおこの製作年代は、承応3年(1654年)らしいです(足立区役所HP)

この最後の庚申塔の下部、上の写真には納まらなかったので、
再度下部のみ写真に収めましたが、この蓮の文様、何かに似てませんかね。

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先日訪れた法真寺、子安地蔵尊の前にあった台と似てますね(写真下)。
江戸の市井にあっては当たり前なデザインかもしれませんけれど・・・
これに驚きました。

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関西に居たときには「三猿」は何気に知ってましたけれど
庚申のいわれとか、立派な庚申塔が江戸の町のあちこちにあったなんて、
単身赴任になって初めて知りました。

しかも震災や戦災を乗り越えて現代もまだ残っていること、
ああ、東京はやはり大きな田舎なのですよね。

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posted by fronte360 at 05:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 08〜12-東京散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする