このご時勢、中国製のデジタルアンプが良いのでしょうけれども・・・
それはともかく先日の帰省時に持ってきたカラヤン指揮ベルリン・フィルの
マーラーの交響曲第9番を聴いています。

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1979年10月バーンスタインがベルリン・フィルを振った伝説のマーラーの第9、
その直後の11月から翌年にかけて録音されたカラヤンのマーラーの第9、
スタジオ録音によるものですね。
当時はアンチ・カラヤンでしたし、レギュラー盤レコードなんて買えなくて、
後年中古で入手したレコードですが、けっこう気に入っていたりします。
こちらも他のカラヤンのマーラーと同じく、とても美しい演奏ですね。
バーンスタイン、かつてはファンでしたけれど、今は?が付いていて、
マーラーの第9も図書館で借りて聴きましたが、やはり大きな?マーク・・・
やんちゃ坊主が良くなる楽器を手にしたと言っては言い過ぎでしょうけれど、
とても疲れてしまうのです。
それに比してカラヤンのは磨かれた美しさと馬力が共存していて、
曲の世界にすっと入ってゆけるのです。
この曲については、ノイマンがチェコフィルを振ったのが好きで、
1982年録音と1995年録音のもの、両方とも大好きで、ともに理知的な演奏で、
そしてチェコフィル特有の艶のある低音金管楽器が惚れ惚れとするほど、
とても美しい演奏ですよね。
このカラヤン盤、もうちょっと打楽器にリズミカルな感じが欲しい・・・
そんな感じもしますれど、整った美しさ、これに尽きます。
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