しかし早朝から30度を超える部屋の中、じっとしていても汗が出てきますね。
扇風機の風にあたりながら聴くのは、やはり軽快なヴィヴァルディが良ろしい。
急・緩・急の分かりやすい構成、親しみやすい主題を軽々と演奏する楽器、
それに絡む伴奏との呼応など、理屈なく楽しめる音楽ですね。

IMGP5624 posted by (C)fronte360
協奏曲イ短調(P.83)、オッタヴィーノのための協奏曲、これがまた素晴らしい。
オッタヴィーノ(ottavino)は、リコーダーのソプラニーノのことだそうですが、
ここでは、マクサンス・ラリューによるピッコロで演奏されています。
卓越した技巧で軽々と吹いて、まるで小鳥の囀りのよう。
わずか10分ほどの短い曲ですが、暑さをしばし忘れて、2度聴きました。
アナログ・レコードの場合は片面2〜3曲、20分ちょっと。
まして当方のプレーヤにはオートアップの機能が付いていないこともあって、
盤面を返すための中断が必ず入るのですが、これがまた良い具合です。
人手が必ず介在することで、適度にリフレッシュになるのです。
さすがに朝なんでハイボールはまだ飲んでませんよ。
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