ここは関東大震災や戦災を免れた、江戸時代の趣を残すところです。
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腰衣観音は、本堂の外にいらっしゃいます。
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腰衣観音は本多候が夢のお告げを受けて安置したと伝えられるもの。
本多候とは、徳川幕府の重臣のことでしょう。
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腰腹足の水火剣難疾病等を快癒し、婦人は安産等の御利益があるとのこと。
明治時代、柳原二位局が大正天皇御安産の祈願に参詣されていたそうです。
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腰衣の観音さま、
濡れ仏にておはします御肩のあたり膝のあたり、
はらはらと花散りこぼれて・・・
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と、樋口一葉の「ゆく雲」にも登場する一葉ゆかりの観音さまであります。
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