「ティーン・エイジ・ロマンティック・ジャズ」のサブタイトルどおり、
18才の秋本さんが歌うジャズ(?)が聴けるアルバムです。

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このアルバムが出た1982年当時。
阿川泰子や真梨邑ケイなどの美人ジャスシンガーがもてはやされてましたが、
そこに、なんと10代でジャズを歌う秋本奈緒美さんが登場しまして、
その可愛らしさで一躍オジさん達のアイドル的な存在に。
当時、まだオジさんではなかったので、
それを横目に見て、こんなのジャズじゃない、なんて思っていましたけれど、
今は無き数寄屋橋ハンターで叩き売られていた中古レコードを手にしたことから
最初の結婚で歌手引退されるまで、秋本さんの全アルバムを集めましたよ。
で、このアルバム、楽曲を楽しむにはちょっと無理を感じるかもしれませんが、
全曲ジャズのスタンダード・ナンバーに、亜蘭知子の訳詞で歌われています。
「雨に唄えば」「二人でお茶を」「誰かが誰かを愛してる」
「チーク・トゥー・チーク」なんて、ジャス・ファンではなくとも、
ちょっと洋楽が好きな人にはメロディが口をついて出てくると思いますけれど、
えっ・・・ ってな感じに崩されています。
しかし、今こうやって聴き返してみると、
実験的なアレンジながらも、力を抜いた秋本さんの声は、魅力ありますねぇ。
ま、それだけオジさんになった証拠なのかもしれませんけれど・・・
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