2010年12月21日

リステンパルト、モーツァルト/ミサ曲「戴冠式」

帰省時に持ってきた黒い円盤のレコードは、日本コロムビアの廉価盤ばかり。
自宅ではレーベル別にレコードを置いているので、
ちょうどのこのレーベルが埋もれていた所を発掘したからでした。

1972年頃から始まる我がクラシック音楽の歴史なかでも
日本コロムビアのエラート、パルナスの1,000円盤は異彩を放ってました。
もちろん、この当時はその価値を判らず、初心者向けのダイヤモンド1000、
日本フォノグラムのフォンタナやクレモナ・シリーズや、キングの名曲1000、
後発で出てきたビクターのグランプリ1000などに目を奪われてました。

でも中古レコードを集めるようになると、エラートやパルナス、そして、
オイルショック後に出たエオリアン(1,500円盤)に食指が伸びてしまいます。

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IMGP3264 posted by (C)fronte360

前置きが長くなりましたが、これもそうして捕獲した
カール・リステンパルト指揮ザール室内管弦楽団による
モーツァルトのミサ曲「戴冠式」を聴いています。

正直言って録音も古く、そして時代遅れの感もする楷書風のモーツァルト
ソプラノのテレサ・シュティヒ=ランダルの端正な歌もまた懐かしい感じ・・
でもね、個人的には、とても落ち着く演奏なのでした。

今朝、寺神戸亮によるモーツァルトをメモリプレーヤで聴いてました。
自由闊達ともいえる軽やかな演奏も素敵なのですが、
リステンパルトの演奏は、語り継がれた上質な古典芸でしょうか。
過剰に精神に訴えかける派手さや技巧は抑えられていて、
ひたすら信じた道をまっしぐらに進んでいるような感じの演奏ですね。

安心して身を任していられる、そのような感じがし、大好きです。

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posted by fronte360 at 21:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 06〜10-LP/LD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

東京大学総合研究博物館

東大・中央食堂での昼食のあと、東京大学総合研究博物館へ行ってみました。

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「ヒマラヤ・ホットスポット――東京大学ヒマラヤ植物調査50周年」として
ヒマラヤの、今で言うところの生物多様性についての研究成果でしょうか

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手前のはセイタカダイオウ (Rheum nobile) の実物大模型ですね。
個人的には、植物は苦手分野なのでして、この手前にある人骨群が圧倒的・・・

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IMGP3256 posted by (C)fronte360

奥にずらっと並んでいるのは、縄文、弥生時代から江戸時代までの頭骨
日本人の顔立ちがどのように変化しているかを展示しているのでした。

ドクロ・マークの好きな若者が多いですけれど、
ここに来たら、どう思うかしら・・・ と、余計なおせっかいでしょうね。

とにかく、無料で見ることのできる博物館。
多様な想像力をかき立てるのにはいいところだと思いますね。

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posted by fronte360 at 05:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 08〜12-東京散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする