2010年12月20日

オリヴィエ・メシアン 世の終わりのための四重奏曲

この前の帰省時に持ってきた黒い円盤のレコードを聴いています。

20世紀を代表する作曲家オリヴィエ・メシアンによる自作自演のレコード、
日本コロムビアのパルナス1000シリーズ、フランスのムジ・ディスク原盤です。

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メシアンは、第2次大戦中にドイツ軍の捕虜となって、捕虜収容所に入り、
そこで作曲、初演もされたのが、この「世の終わりのための四重奏曲」
ピアノ、ヴァイオリン、クラリネット、チェロによる四重奏曲です。
このレコードで、チェロを弾いているエティエンヌ・パスキエ、
彼も収容所での初演メンバーです。

曲想は、ヨハネの黙示録10章に基づくとされているようですが、
実は・・・ よく分かっていませんけれども・・・

この曲の持つ神秘的な力・色彩感覚に惹かれて、聴いております。

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posted by fronte360 at 22:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 06〜10-LP/LD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

酒粕 スキー正宗

日曜日、東大を出たあと、ちょいと思案して御徒町経由で帰宅することに。
土曜は午前のみ出勤とはいえ、7:30出勤で 4:30起きでしたし、
先週は帰省していたので、身体を休めないとね。

しかし、御徒町に行ったら「吉池」は外せません。
お魚館を通り抜けて、やはりトリは世界のお酒売り場。
欲しいお酒は数あれど、今回は「酒粕」を捕獲してきました。

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しかも「スキー正宗」の酒粕。 1Kg で 400円でした。

このアヴァンギャルドなネーミングの「スキー正宗」
新潟県上越市(旧高田市)の武蔵野酒造が昭和初年ころより発売しています。

旧高田市は日本のスキー発祥の地。
明治44年オーストリア軍人レルヒ少佐によりスキーが伝えられたところで、
レルヒ少佐による2年間のスキー指導、その後は旧高田市の陸軍第13師団が、
軍だけでなく民間への普及活動も行っていたようです。

そして、日本のスキー発祥の地として、スキー振興のため、
地元産業界へスキーを冠に取った商品を作ることも奨励したそうで、
武蔵野酒造もそれまで使っていた銘柄を『スキー正宗』としたようです。

復刻版ラベルのワンカップは、以前買って飲んだものですが、
アヴァンギャルドなネーミングとは裏腹なしっかりとした芳醇なお酒
なかなかにしっかりとしたお味でしたし、
実際に酒粕そのものも食べましたが、これはイケますな。

しっかし単身赴任の一人暮らしで 1Kg もの酒粕・・・
これが、けっこう無くなるんですよね。

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posted by fronte360 at 05:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 10-全般(その他諸々) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月19日

アラン / ブクステフーデ オルガン名演集

音楽雑記帖なのに最近音楽の話題が無いですが、毎日音楽は聴いてます。

でもアンプに火を入れ、黒い円盤のレコードを聴くほどには余裕もなくって、
今日は東京大学より帰ったあと、部屋掃除、アイロン掛けなどのあと
リラックス・タイムとし、レコード鑑賞としました。

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先週の帰省時に持ってきた、エラート1000シリーズより
マリー・クレール・アランのオルガンによるブクステフーデの名曲集。

名曲集といっても、ブクステフーデっていったい誰、状態でしょうけれど、
かの、J.S.バッハがブクステフーデのオルガン演奏を聴くために
リューベックに赴き、休暇を無断延長して3ヶ月間指導を受けたそうです。

簡潔でかつ主情的で力強いオルガンの調べ。
まだ十分に洗練されていないところが、琴線に訴えかけるようであります。

パイプ・オルガンの響き、我が安物かつ古物アナログ・オーディオ装置でも、
デジタル・オーディオの鮮明さでは出せない類の温もりも感じるようです。
時折り入る バチッ!! ・・そんなスクラッチ・ノイズも含めて。

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posted by fronte360 at 17:12| Comment(4) | TrackBack(0) | 06〜10-LP/LD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

須藤公園〜東京大学

久しぶりに東京大学に行ってみることにしました。
11時を回った頃に部屋を出て、銀行に立ち寄ってから不忍通りを南下、
その途中で右折して「須藤公園」を抜けるコースとしました。

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加賀前田藩の支藩大聖寺藩主松平備後守の屋敷があったところ、
後に須藤家の所有になったのが東京市に寄付された庭園、その跡の公園です。

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先日の「ブラタモリ」でやっていた本郷大地のキワ、高低差の地形を利用し、
遊歩道をめぐらした庭園で、当時の大名の趣味生活がうかがえます。
東京は緑が無い、東京砂漠、と思ってましたけれど、
大名屋敷跡などで、大阪とは比べ物にならないほど、緑が多いのですね。

東京大学地震研究所からいつも通りキャンパスに入りますと、銀杏の絨毯状態

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昨年はこの時期の前から度々来てましたが、今年は久しぶりです。

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安田講堂前のイチョウもほとんど散ってましたね。 残念。
しかしイチョウより食欲、安田講堂地下の中央食堂でランチとしました。

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F定食(かた焼きそば)、480円ですよ。
イカ,エビ,ホタテ,キクラゲ,タケノコ,サヤインゲン,パプリカ,ハクサイ…
麺は細麺で2玉ぶんはあるかしら、副菜に春巻き、おなか一杯で幸せですわ。

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posted by fronte360 at 16:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 08〜12-東京散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ノートPC復活、子規庵断念

このところノートPCがまた不調で、いきなり真っ暗画面でフリーズ (>_<)
CTRL+ALT+DELETE も効かず、電源断して再起動してだましてましたが・・・
一昨夜、ついにブルー画面も出たので、またリカバリディスクで初期化しました。

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初期化後も調子イマイチで憂鬱でしたが、ディスク修復したら安定したみたい。
これなら話は早いですね、ハードディスクの換装を計画してみましょう。

ディスク修復(不良セクタの回復)には時間がかかりますので・・
回復を仕掛けて、根岸の「子規庵」に行ってみることにしました。

坂の上の雲」では、ちょうど再放送で「子規、逝く」を見ていましたしね。
鶯谷の駅を降り、ラブホテル街を抜けたあたりにありました。

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中央の平屋の家です。 ブロック塀がナニですが・・・

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玄関を入ろうと戸を開けたら、上り框の土間に靴がいっぱい・・ (@_@)
少々思案し、出直すことにしました。

近所なんでまたいつでも来れますし、大勢の中で見る気分でもないので。

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posted by fronte360 at 04:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 08〜12-東京散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月18日

夜明け

101218_0620~0001.jpg今日は、散歩ではなく…
これから、休日出勤ですね。

昨夜またノートパソコンが起動しなくて
またまたインストールしていて
寝不足と二日酔いが残ってますが…

田端駅南口から見たスカイツリーが綺麗です。


posted by fronte360 at 06:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 10-全般(その他諸々) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月17日

三井寺・観音堂へ

長等神社のすぐ脇、丘に登ってゆく石の階段が見えます。
ここが三井寺・観音堂への入口でした。

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ようこそお参りくださいました、と言われた受付の方に
「スルッとKANSAI」3dayチケットに付いてきたクーポン券を差し出すと
快く入場料 500円 を、団体扱いの 450円 にしてくださって、
ここを上ってぐるっと一周すると小一時間かかります、ごゆっくり・・・
なんて言われましたけれど、本当にそのくらい見所の多い、広いお寺でした。

三井寺、正式には長等山園城寺(おんじょうじ)は、
天台寺門宗(てんだいじもんしゅう)の総本山であるとのこと。

最澄により比叡山延暦寺で開かれた天台宗、
その5代天台座主・智証大師円珍、天台宗の基礎を固めた高僧だそうですが、
その智証大師の弟子たちが比叡山を下りて円城寺に集まったそうです。
延暦寺を山門派、円城寺(三井寺)を寺門派と称して並立し、
後者が天台寺門宗となったようですね。

とにかく、1,000年以上の歴史を有する歴史あるお寺、初めて伺いました。
ふぅふぅ言って階段を上りきると、観音堂。

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ここには、文字通り観音さまがいらっしゃるところですが
三井寺の如意輪観音さまは秘仏、お堂の奥に光っているのがそれなのかな・・

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とにかく優品、中学時代の美術鑑賞の教科書にも載っていたように思います。

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お堂に掲げられた額の如意輪さまでガマン・・ いえ、こちらも愛らしいな。

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観音堂の脇にある鐘楼、これも趣きがありますね。
「三井の晩鐘」は金堂脇にあるのとは違って小ぶりですけれど、
中に入って、自由に撞けるので、記念に3度撞かせていただきました。

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posted by fronte360 at 21:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 05〜10-散歩(全般) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月16日

本郷台地をブラタモリ

忘年会を終えて帰宅し、テレビのスイッチを入れたら
「ブラタモリ」で「本郷台地」をやっていましたね。

どこもかしこも、いつも歩いているところですよ。
藍染川の跡は、上野までの通り道で通称「へび道」なんですね。

このあたりの歴史については、文京ふるさと歴史館発行の

ぶんきょうの史跡めぐり01_shisekimeguri.jpg



ぶんきょうの坂道uccg70031.jpg











これらが役に立ちますね。
いずれも 500円、ふるさと歴史館で購入できますし、通販もあるようですよ。

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posted by fronte360 at 23:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 10-全般(その他諸々) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月15日

長等神社へ

三橋節子美術館のロビーにあった地図を頼りに三井寺に行くことにしました。
長等(ながら)公園を抜け、三井寺への道標を頼りに歩いてゆきますと、
立派な楼門が現れました。

長等(ながら)神社だそうです。
明治に建てられた楼門だそうですが、桧皮葺で古い様式を再現していて
くぐってみたくなったので、三井寺より先に、長等神社にお参りしました。

調べてみると、この長等神社、もともとは天智天皇の時代に遡るそうです。
天智天皇はここ大津を京と定め、近江京であった事は日本史で習いましたね。
その都の鎮護として、長等山岩倉の霊地に須佐之御男大神を崇祀したのが
この神社の起源であるようです。

後に園城寺の開祖智証大師が日吉大神を勧請合祀、園城寺の守護神にもなり、
かなり大きな神社であったようです。
神仏習合、日本ではお寺と神社はもともと近しい関係なんですね。

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拝殿で参拝したあと、本殿を囲む廊下を一周しましたけれど、
なかなかに霊験新たかであるような気のようなものを感じました。
それこそ気のせいかもしれませんがね。

秋には境内の紅葉がとても美しいそうで、
三井寺・長等公園と合わせて散策コースとしても人気が有るようです。

また境内には馬神社というのもあって、大津は京に入る最後の宿場のため、
昔はここで馬も身を浄めたのだそうです。 珍しいですね。

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posted by fronte360 at 20:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 10-全般(その他諸々) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月14日

三橋節子美術館に行ってきました

土曜のお昼前、会員になっている神戸の神戸市立小磯記念美術館に行こうか、
はたまた、京都散策に出ようか・・・と逡巡したあと
奥さんが三橋節子美術館に行きたいと言ったので、大津に足を伸ばしました。

最寄駅で「スルッとKANSAI」の3dayチケットを購入
5,000円で関西圏のJRを除く私鉄・地下鉄などが3日間乗り放題なのです。
連続していない好きな3日間で使えるので、片道お得ですし、
いちいち切符を買わなくて良く、経路も気分で選べ、途中下車も出来て便利。
しかも観光地の入場料が団体扱いになったりもするのですね。

で、近鉄→京都市営地下鉄→京阪京津線で「上栄町駅」にて下車。
ここまで片道 1,200円で、往復するので早々に1日分のモトは取れました。
それはともかく、駅を出て坂の上に行き先案内板があったので
それに従って進んでゆくと、10分ほど歩くと到着しました。

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入館料210円を払うと、三橋節子さんの10分程のビデオを見ますか、
と問われたので、まずはビデオ鑑賞をして、展示室を巡りました。

三橋節子さん(1939〜1975年)、京都芸術大学美術学部出身の日本画家。
結婚され、この美術館のある長等に住み、創作活動を続けておられましたが・・
1973年、利き手の右手を鎖骨の癌により手術で切断されたあと、
絵筆を左手に持ち替えて創作を続けましたが、35歳の若さで癌が転移し他界。

その晩年、地元近江の民話・昔話を基にした作品を多く手がけておられ、
いずれも幼い我が子への慕情が漂っているのもまた印象的でしたし、
我が子へ宛てた手紙・葉書などの遺品もまた丁寧に保管されて、
さぞかし心残りであったろうなと・・

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posted by fronte360 at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 10-全般(その他諸々) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする