2010年11月04日

池上本門寺、石碑などいろいろ−1

さて、また池上本門寺散策にもどって石碑などいろいろと・・・
まずは、五重塔より大殿で見つけた石碑

加賀の前田利家の側室・寿福院が自身の逆修供養のために建てた
十一重の層塔だそうですが、相輪と上部が失われて五重になっています。

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寿福院とは、三代加賀藩主・利常の生母だそうですが、戦国時代の常として、
徳川方へのいわば人質として差し出されているようです。

本門寺内最大の五重石塔である日樹聖人の五輪塔

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高さ約4メートルあるそうですが、戦災による破損もあって建立年代は不明、
江戸初期であろうとのことでした。 

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多宝如来と書かれているようですね。 重厚な石塔です。

加藤清正の立派な供養塔がちょっと裏手に建っていました。
宝篋院塔(ほうきょういんとう)だそうですが、意味はよく判ってません。

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これは、清正の娘で紀伊頼宣の婦人となった瑤林院(ようりんいん)が
父清正の三十八回忌に供養のために建立したものと書かれていました。

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加藤清正は熱心な日蓮宗の信者だったようで、
総門を入ったところからの此経難持坂(しきょうなんじさか)の石段を造営したり
寺院整備など多大な寄進を行っていたようですね。

ということで、総門に向って進みましょう。

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posted by fronte360 at 08:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 08〜12-東京散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする