2010年11月03日

東大中央食堂、文京ふるさと歴史館、炭団坂あたり

文化の日、いい天気でした。

思い起こせば高校生の頃の文化の日には
親しい友人たちとともに、八尾から歩いて「信貴山登山」をしたものでした。
信貴山縁起絵巻(朝護孫子寺)があるところですね。

ひるがえって今は単身赴任中で、ひとり・・・
しかも、月次決算処理最中とあっては、無理せず休みを過したいところです。
ご近所散歩としました。

まずは、東京大学まで歩いて、安田講堂下の中央食堂でランチ。

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鮭の脇に添えられているのは、茄子の天ぷら(2切)と昆布の佃煮ですよ。
和定食(560円)、いつもながら普通に美味しいのが嬉しいな。

腹ごしらえも整ったので、構内にある東京大学総合研究博物館へ。

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残念、休館中でした・・・ 文化の日は開けておいて欲しかったなぁ。
ここは、1877年の創学以来蓄積されてきた、総数600万点を超える物を保管、
無料で公開されています。 日本の最高学府であることの自負も感じる所です。
同じ国立大学でも帯広は牛だらけでしたけれど・・・

仕方ないので、次の目的地に向いましょう。

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文京ふるさと歴史館。 文京区の施設です。 いま、ここでは企画展示
文京ゆかりの名優・花柳章太郎 −その人と芸−」をやっているのですが

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今日は文化の日なので、企画展の入場料 300円(通常展示 100円)が・・・
なんと本日は無料公開日です。 文京区、太っ腹ですね〜
充実した展示内容も満足しました。

このあと、すぐ近くにある真砂中央図書館にも立ち寄ってCD3枚を借り
炭団坂を下って菊坂下道に向いますけれども、この写真の左側、
踊り場みたいな道がありますが、更にその左・・・

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写真には写っていませんが、今は日立本郷ビルが建っているのですけれども、
坪内逍遥の旧居跡で、「小説神髄」をここで発表し、
「当世書生気質」を執筆したところです。

しかも坪内逍遥が転居したあと、旧宇和島藩主による育英事業として、
常磐会という寄宿舎となって、正岡子規がここで3年間過していたそうです。

この坂道を下ると、菊坂下道
いつものように、アパートの窓から洗濯物、遠くに銭湯の煙突が見えます。

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関東大震災や、戦争による空襲にも会わずに、残った空間・・・
これが東京都心のド真ん中の光景、文京区の奥深さを感じるところですね。

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posted by fronte360 at 19:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 08〜12-東京散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010-12月の関西アマオケコンサート情報

12月に、京阪神奈で開催されるアマオケ関連の演奏会について投稿します。

まだまだあると思いますけど、気付いたところで、個人的に興味あるところをピックアップしています。

この他にもありましたら、本家サイトの掲示板やコメントにて投稿をお願いします。こちらにも転載したいと思います
(が、なかなか意気込みに反して動けないのが実情ですが)。

とにかく、出発!!

12/4:大阪府立大学交響楽団 第47回定期演奏会
12/7:関西大学交響楽団 第62回定期演奏会
12/11:甲南大学文化会交響楽団 第50回定期演奏会
12/11:大阪大学外国語学部管弦楽団 第38回定期演奏会
12/12:京都フィロムジカ管弦楽団 第28回定期演奏会
12/12:立命館大学交響楽団 第104定期演奏会
12/19:奈良女子大学管弦楽団 第40回記念定期演奏会
12/19:須磨フィルハーモニー管弦楽団 クリスマス・ファミリーコンサート2010
12/23:天理シティーオーケストラ 第17回「天理の第九」

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カラヤン、シューマン/交響曲第2番

またもやシューマンの交響曲全集
カラヤン指揮ベルリンフィルによる全集を聴き進めていますが、第2番が凄い。

429_672-2.jpgカラヤン時代となってベルリンフィルは面白くなった…

そう言われますし、自分でも言いますけれども

これが録音された 1971年
この頃より以前に録音された演奏を聴きますと、
ちょっと考えが異なってきます。

技巧に冴えた響きの底に、漲る熱気を孕んでいる演奏にもしばしば出会え、
その一つが、このシューマンの交響曲第2番だったりします。

第1から第2楽章を聴けばよく判るのではないかと思いますけれども、
速いテンポでも一糸乱れない目を見張るような演奏の底辺・・・
そこでゴウゴウと鳴る低弦は、ライナー・ツェペリッツによるものでしょう。
そしてティムパニの強打、これはヴェルナー・テーリヒェンでしょう。

そして何より素晴らしいのは、これらが全体の演奏にきっちりと組み込まれ、
オーケストラ全体のぶ厚い響きとして押し寄せてくることですが、
これはやはりカラヤンの才能であろうと、と考えます。

響きの重いオーケストレーションにはシューマンらしさがよく出ていて、
カラヤンの才能とオーケストラが本来持っている力が見事にマッチした名演奏、
そう思います。

カラヤン嫌な人にも聴いて欲しい演奏です。

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posted by fronte360 at 07:24| Comment(4) | TrackBack(0) | 05〜10-CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする