2010年10月21日

スヴェトラーノフ、ラフマニノフ/交響曲第2番

眠り浅く、深夜覚醒もあって、やや朦朧とした出勤事情でしたので、
赤い扇風機のおじさんこと、エフゲニ・スヴェトラーノフさんの指揮
ボリショイ劇場管によるラフマニノフの交響曲第2番の演奏を聴いて出勤。

acd8183.jpg2002年、享年73歳で鬼籍に入られた
エフゲニ・スヴェトラーノフさん

すごい汗かきだったそうですね。
指揮台の下に自分専用の扇風機を置き、
風を送って、涼んでいたようです。

ソ連の指揮者だったので、その扇風機「赤い扇風機」なんて呼ばれてました。

さて、ボリショイ劇場オケとのラフマニノフの交響曲第2番のこの演奏
1964年に録音されたもので、VOXから出ていたCDです。

音の抜けが良くないように思いますが、土俗的で濃厚なロシアのロマン・・
そんなものが感じられて、気に入っている演奏です。

この曲、余りに長いことから作曲者の許可を得たカット版も存在していて、
最近では、カット無しの原典版が主流で、しかも上手く纏めて演奏し
都会的でスタイリュッシュ、カッコ良く聴こえる演奏が多いですね。

でもこの録音は、カット版ながらも、野太く、ザラついた響きもし、
第3楽章のクラリネットのソロも朴訥したものです。
でも、多少ぎこちなくも感じるこの楽章、朴訥と語りかけるようでもいて
ヘヴィなこの演奏の魅力にもなっているようにも思います。

暖かさ、強靭さ、これらが常に潜んでいるようで
スヴェトラーノフさんの魅力がよく伝わってくるように思います。

.

posted by fronte360 at 21:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 05〜10-CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

品川界隈、板垣退助の墓

品川神社の拝殿に向って右側に、稲荷社があり、
拝殿とこの稲荷社の間の道を通り、拝殿の裏側に廻り込んでゆきます。

IMGP2773
IMGP2773 posted by (C)fronte360

こんなところに入っていいのかな、みたいな感じの、裏、にあります。

IMGP2772
IMGP2772 posted by (C)fronte360

ぽっかりあいた空間に板垣退助のお墓、そして隣は奥さまのお墓でしょうか。

IMGP2770
IMGP2770 posted by (C)fronte360

刺客に襲われたとき「与死すとも、自由は死せず」と叫んだようですけれど、
「与」を「板垣」にして流行ったのだそうですね。

IMGP2771
IMGP2771 posted by (C)fronte360

この岐阜で襲われた時に亡くなった・・・なんて記憶してましたが、
実際にはもっと長生きして、大正8年(1919年)に亡くなられたとのこと。

なお写真をクリックしてゆくと、拡大することができ、説明文も読めます。
とにかく、勉強になりました。

.

posted by fronte360 at 05:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 08〜12-東京散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする