2010年10月12日

クーベリック、モーツァルト交響曲第35番「ハフナー」

自宅のCD棚を漁って録音したものより、まず
クーベリックのモーツァルト後期交響曲集からハフナーを聴いて出勤しました。

1982年、レコードアカデミー賞を受賞した懐かしい全集です。
LPレコードで持っていましたが、後年、輸入CDでも捕獲しました。
(CDジャケットは今のものなので違いますけどね)

sicc256.jpgどの演奏も、みずみずしくて、
モーツァルトを聴く喜び、それがあふれてきます。

初期のデジタル録音ですけれど、
アナログのレコードで聴くほうが
柔らかさをともなって、より素敵に響く
そんな風に思っています(妄想かも)。

ハフナーの第1楽章より、オケがたたみかけるように進み、でも、
リズムが心地よく弾んで、左右に振り分けられたヴァイオリンの響き、
そして中央奥左より聴こえてくる低弦の響きが絡んで、心も軽くなります。

とにかく、透明感のあるオケの響きに気品も感じさせ、素敵な演奏です。

ピリオド楽器、モダン楽器でもピリオド奏法が隆盛を極める現代においても、
このオーソドックスな従来型のオーケストラで奏でられた、
このオーソドックスかつ比類なき演奏は、名演奏といっても良いでしょう。

終楽章もまた、ワクワクとしながら聴き進み、聴いていると幸せになります。

告白しますと、若い頃はハフナーやリンツ、面白いとは思いませんでした・・
このCDを買って(黒い円盤で買ったときはまだそう思いませんでしたけど)
聴いているうちに、名演奏だと思うようになりました。

リズムが気持ちよく弾んみ、弦の厚みが十分にありながらも、
オケ全体の響きはあくまでも透明感を失わない・・・ 本当に素晴らしい。

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posted by fronte360 at 20:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 05〜10-CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

コンドラシン、ショスタコーヴィチ/交響曲第9番

自宅のレコード棚を漁っていて発見し、持ち帰ってきたレコード

smk7507.jpgキリル・コンドラシン指揮
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団

ショスタコーヴィチ
 交響曲第9番
 オラトリオ「ステンカラージンの処刑」

交響曲第9番の録音の記載はありませんが
1965年3月20日録音らしいです。

今は無き、数寄屋橋ハンター、そこのゴミ箱のような100円のダンボール箱
その中から見つけて持ち帰ってきたレコードです。

ジャケットを読むと
昨1966年、ショスタコーヴィチが還暦」とあり1967年発売のようです。

先日の吹田市交響楽団の演奏会より
気になっているショスタコーヴィチの交響曲第9番ですが、

この録音、さすがにソ連配下での演奏だからでしょうね、
すべてが重々しく感じられる演奏なのですが、
しかし、コンドラシン一流の緊張感のある、即物的な表現が見事にマッチ、
これはこれで、なかなか面白く聴けました。

別の機軸としての演奏、という感じでしょうか。
色々な面を持っていることが名曲である、そんなことも感じたしだいです。

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自宅のCDも物色してあれこれ録音してきました。
三連休明け、気分は暗いですが、それらを聴きながらの出勤としましょう。
では、いってきます。

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posted by fronte360 at 05:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 06〜10-LP/LD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする