ブロムシュテットのシューベルトの交響曲は、やはり素晴らしい。
第1番から始まって、第6番まで立て続けに聴いてしまいましたが、
いずれも納得度の高い演奏ですけれど、
特に驚いたのは、第4番でした。
特に第1楽章、強烈な一撃で開始
序奏のあとスピードを上げてゆきますが、
低弦がぐいぐいと強く弾き、
何よりティムパニが重い響きの強打
これがが印象に残ります。
しかし、これらが波打つように襲ってくるので、
単なる重厚感としてでなく、覇気を持ったしなやかさ、みたいに感じます。
実際かなり力がこもっていて、圧倒させられながら聴き進みました。
「悲劇的」と題された交響曲第4番
この標題や、また暗い感じの序奏で始まるため、ちょっととっつき難い・・・
そんな感じもしていますが、ダイナミックな第1楽章の演奏を耳にすると
ちょっと病みつきになってしまいますね。
シュータツカペレ・ドレスデンで使っているティムパニって、
羊の皮を張っていると聴いたことがあります(普通はプラスティック?)。
ウィーン・フィルもまた革張りのティムパニらしいですけれど、
だから強打しても刺激的な響きに聞えない、のかもしれません。
もちろん管楽器や高音弦楽器も、SKDらしく、刺激的に響くことがなく、
全曲通しても聴き応えのある演奏です。
結局、病みつきになって、第1楽章は3回も聴いてしまいました。
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昨夜無事帰宅して「探偵ナイトスクープ」も堪能しましたが、
本日は朝から雨雨雨・・・
薬師寺に行こうと思ってましたけれど、思案中です。
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