2010年10月06日

シャイー、ブルックナー/交響曲第7番

久々にアンプに火を入れ、ヘッドフォンでCDをアレコレ聴いてます。

先日、岩崎さんのブログで紹介されていた
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リッカルド・シャイー指揮ベルリン放送交響楽団

ブルックナーの交響曲第7番(ノヴァーク版)

所謂ドイツ=オーストリア系とは違う伸びやかさ
明るく美しい響きに彩られたブルックナー

シャイーという指揮者は、どんな曲でも素直なアプローチ、
押し付けがましさや、奇妙にデフォルメすることはないように思うのですが、
新鮮な感覚、みずみずしさが感じられて素敵なブルックナーだと思います。

軽やかで躍動的な第1楽章もいいですが、
きめの細やかな第2楽章アダージョ、美しい響きに惹かれました。
とにかく、美しい響きのブルックナーが好きです。

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不覚にも風邪症状が急激に悪化、喉の奥が張付いて痛く、
昨夜は早めに寝たにも関わらず、夜中に覚醒もし、体調は絶不調で朝は朦朧・・
書き溜めしておいた原稿でなんとかブログの朝のアップデートを済ませたあと、
思案しましたが、思い切って会社を休むことにして、また寝ました。

お昼には、喉の炎症を抑えるスプレーを買いに出て、
ついでにビタミンC豊富なアセロラ・ドリンクも入手しましたしね。
懸念していた熱は、微熱は続いているものの、明日は大丈夫でしょう。

ということで、久々にCDをひっくり返して聴いています。
自宅より持ってきたCDはほんの一部で、引越業者が時間より早く来たため、
未分類のものを中心にダンボールに詰めたので、あまり聴かないものばかり。
また、頂き物のCDなど、すっかり忘れているものが多くあります。

人生は短いので、せっせと聴いてあげなくては・・・

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posted by fronte360 at 16:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 05〜10-CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

馬込文士村散策・山王草堂記念館

馬込銀座の交差点、○○銀座というと、田端銀座とか駒込銀座、霜降銀座・・
我がご近所の自動車が通れない狭い商店街を思い浮かべるのですが、
ここは自動車道路に両脇に商店が点在している感じでしょうか。
ちょっと予想外というか、個人的な期待とは違いました。

それはともかく、大森駅に続く道路を渡って、1本入った細い道を歩きます。
こっち、と適当に定めて方向に歩いてゆくと、小高い丘に木立が・・・
「蘇峰公園」とあります。 蘇峰とは徳富蘇峰のこと。

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IMGP2523 posted by (C)fronte360

1924年、ここに居宅を建て山王草堂と称し、1943年に熱海へ転居するまで、
家族とともにここに住み、今ここには山王草堂記念館があります。

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IMGP2524 posted by (C)fronte360

そしてこれが、徳富蘇峰先生。
実は、名前は知っていても、実際どんなことをされた方なのか・・・
記憶になかったのですが、全100巻の「近世日本国民史」を刊行された方でした。

しかも、明治維新を書くためには、織豊時代にまで遡るべきという考えを持ち、
なんと、56歳から90歳までの実に34年間を費やし、原稿用紙にして約17万枚、
総ページ数42,468ページ、総文字数は19,452,952
ギネスブックにも載っているそうです。

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IMGP2525 posted by (C)fronte360

展示室内に自宅2階の書斎を復元、ガラス戸のガラスも当時のものでしょうね、
表面が微妙に湾曲し、往時を偲ばせるのに十分過ぎる感じが出ています。
圧巻なのは、ここに箱詰めにされた自筆原稿がいくつも置いてあることかな。

なおその他の展示も、自筆原稿やら、
伊藤博文、板垣退助、坪内逍遥、与謝野晶子などからの書簡・葉書、
横井小楠とはご両親が親戚で、勝海舟とも交流があったパネル・・・などなど
興味津々、たっぷりと楽しめますね。 しかも、ここも無料です。

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IMGP2527 posted by (C)fronte360

展示室を抜けると、庭園というか、公園になります。
公園内には井戸、蘇峰の銅像の台座(戦時中に銅像は供出したそうです)

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IMGP2531 posted by (C)fronte360

石碑など、いい感じですね。

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IMGP2532 posted by (C)fronte360

ただ、当日は大きなカラスが2〜3羽飛び回って、蚊の大群もまだいて、
ちょっと落ち着きませんでしたが、いい所でしたよ。
それに勉強にもなりましたしね。 うん。

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posted by fronte360 at 05:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 08〜12-東京散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする