2010年10月27日

プレヴィン、ラフマニノフ/交響曲第2番(カット版)

木枯らし1号が吹いたようで、朝夕寒いですね。
寒いと、元気が湧いてくる・・・ 学生時代、帯広の寒さを思い出してます。
それに比べると、まだまだ、ってな感じですからね。 やっぱり、変態かな。

変態というと・・・ 今朝の通勤時に聴いたCDもそうかもしれません。
寒くなったので、ロシアの音楽、ラフマニノフの交響曲第2番ですが

60791-2-rv.jpgアンドレ・プレヴィン指揮
ロンドン交響楽団

1966年4月録音
第1回目のカット版による録音

プレヴィンの録音というと・・・

1973年にロンドン響と再録音した、完全全曲版が有名で
このラフマニノフの交響曲第2番を世に知らしめた名盤の誉れ高いものです。

しかし、当方これをまだ持っていなくて(他の録音は種々持っているのに)
若干37歳のアンドレ・プレヴィン、その瑞々しい演奏に浸っていたりします。

アンドレ・プレヴィン、NHK交響楽団に客演した映像を見ると・・・
良くいうと巨匠、すみません、よぼよぼって感じに見えてしまいますね。
クラシック音楽を聴き始めた頃、ビートルズっぽくマッシュルーム・カットで
颯爽とロンドン交響楽団を指揮する姿が強く印象にあるからですね。

話を戻して、この演奏がカット版といえども、瑞々しい演奏で素晴らしいこと。
少々雑に響くと感じる部分もありますけれど、それはストレートと解釈しても、
若さそして知性、起伏に富んで詩情あふれる名演奏だと思いますよ。

なんて、堂々と語るには、完全全曲版も聴かないといけないのですけれど・・・

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池上本門寺、池上会館より五重塔

万両塚を出て、墓地のなかの道を進みます。
このところ墓地ばかりやな・・・って思っていたら、五重塔が見えました。
ちょっと思案、まずは反対側の池上会館の屋上に登れるようなので、そこへ・・

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いい景色ですね〜
目を転じて、東京都内を遠望、手前は池上会館の屋上庭園。

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これでもう東京新名勝八ヶ所の貫禄ありますが、
ここを降り、五重塔へ向いましょう。

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ハトがちょうどいい具合に飛び立っております。
関東で一番古い五重塔とのこと。

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初層のみ和様(二重平行垂木・十二支彫刻付蟇股など)
二層以上が唐様(扇垂木・高欄付廻縁など)なんだそうです。
日頃見慣れている興福寺や薬師寺(ここは三重塔ですが)と趣が違いますね。

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しかしこの構図、中学生のとき、興福寺や薬師寺でも使ってました。
お気に入りなんです。

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2010年10月26日

マズア、メンデルスゾーン/交響曲第1番

夏の疲れが出てきているのか、寒くなってきたからかでしょうか
イマイチ体調ピリっとしない状況が続いていますが・・・
今朝の通勤時、久しぶりに聴いたメンデルスゾーンの交響曲第1番に感動。

74321_20287_2.jpg帰省時に持ってきたCDです。

クルト・マズア指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

メンデルスゾーンの交響曲第1番

メンデルスゾーン、15歳の時の作品ですけれど
ここに至る前、12曲の弦楽のための交響曲を書いていて
これも13番目として着手されたそうです。 若書きとは思えないですね。

なんでも出版社が、弦楽のための交響曲では売れない、と考えたようで、
フル・オーケストラの作品として交響曲第1番となったようですが、
第4楽章など、弦楽器の各声部が絡み合ってシンフォニックに響くさまなど
かなり聴き応えのある作品であることを再認識しました。

再認識といえば、マズアとゲヴァントハウス管弦楽団の演奏も素晴らしい。
何かと良い評価のないこのマズアだけれども、メンデルスゾーンは別ですね。

ゲヴァントハウス管弦楽団は世界最古のオーケストラの一つで、
メンデルスゾーンが指揮した楽団であることも関係しているかもしれませんが
この楽団特有のいぶし銀、そんな重厚な響きの音楽ではなく、響きの力感より、
ちょっと饒舌とも思えるほど、キビキビとした動き、それに魅了されます。

このコンビでのメンデルスゾーンの交響曲、バラで集めていたこともあり、
第3番は2枚も持ってますが、第5番を持っていないため全集にならず、
残念なところです。 第2番以降も好きな演奏なのですけどね・・

とにかく、第1番を久しぶりに耳にして、元気になりました。
もちろん第3番「スコットランド」も素晴らしいですが、
それはまた後ほど・・・

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池上本門寺、万両塚

階段を登ったら・・・幼稚園だったかな〜 高台の道を歩きましょう。
うねうねと歩いて行きましたら、妙見堂の文字が見えましたが、
でも、その手前にあった塔に惹かれて右に折れると・・

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万両塚、と言うらしいです。
でもそのまた手前に遺跡がありました。 目的がありませんので寄道ばかりです。

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弥生時代の遺跡だそうですが・・・ その後も続いていたようです。
つる草で分かり難いですが「昭和のゴミ(1970年代)」として
コーラの瓶や、茶碗や皿のカケラなどが埋まってましたよ。

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その下の層は「富士山の火山灰(宝永4年、1707年)」です。

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万両塚に戻りましょう。

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ここは芳心院(宝永5年(1708年)没)のお墓で
建設に一万両もかかったことより、万両塚というようですね。

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紀州徳川頼宣の娘、鳥取藩主池田相模守光伸の室だった方だそうです。
堀で囲まれていますが、その堀のに石の門がありますが。
説明文を読むと、基礎が合わなかったので、堀の外に建てたそうです。

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堀の外には、侍女たちのお墓や供養塔も立っていて、往時を偲ばれます。

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2010年10月25日

秋本奈緒美/ACT 13

1984年6月22日、中野サンプラザでのライヴ録音。
ベスト・アルバムの無かった(今は知りませんが)秋本奈緒美さんのベスト盤、
そういっても良いでしょう。

Keybords、Drams、Bass、Guitar、そして Sax のシンプルな編成を従え、
ノリの良い歌が、これがいいですね。
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18歳でのデビュー当時、
ジャズのスタンダード・ナンバーを歌ってて
えっ、これがジャズかって、話題になりました。

確かに、美貌というか、可愛らしさで
一躍オジさん達のアイドル的な存在でしたね。
歌は、お世辞にも上手いとは思いませんけれど・・・

当時、阿川泰子、真梨邑ケイ等の美人ジャスシンガーがもてはやされた時代、
当時、オジさんではなかったので、ふ〜んん・・ てな感じでした。

でもジャズというよりも、ジャズ・フレーバーを効かせたポップアルバム
そう割り切って聴くと、20歳を過ぎた3rdアルバムから面白くなりますよ。
その頂点が、このアルバムではないか、と思っています。

冒頭の「Lake Dimension」は、秋本さん自身による作詞で
抜いた声で、ジャズ・フレーバーもよく効い上々のスタートです。
そしてテクノ調での開始「TELEPATHY」「CAPRICORN WOMAN」と続きますが
オリジナル・アルバムでのテクノ調のアレンジよりも、
こちらのバンドによる演奏の方が好きです。

B面では「TRICKY」からメドレーで歌う「THE WAY YOU LOVE ME」など
堂々とした歌いっぷりが、風格すら感じさせて、いいですね。
また歌って欲しいものです。

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池上本門寺、本門寺めざして

23日の土曜日、いい天気だったのでお出かけしました。

目的地は、以前の馬込文士村の下調べで注目していたところでしたが、
品川神社訪問で東京新名勝八ヶ所の第1位選出、これを知ってしまっては・・・
行くしかありません、池上本門寺。

通常は、蒲田から東急池上線で池上駅より目指しますが、当方は散歩が主。
大森駅よりスタートです。 池上通りを進みます。

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これが知る人ぞ知るダイシン百貨店ですよ。
高齢者社会を見据えた品揃えで、消費不況のなか、ここ数年黒字経営に転換、
他店では扱わない旧製品等の仕入れの継続など、新たな戦略で有名ですよ。

この道を進みますが、自動車・バスが頻繁に走る道なんでアキてきました。
太田神社参道、の標識があってので、ここを右折。
太田神社の前の道を今度は左折して進むと・・・

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大切に祀られた庚申さんを発見。 しかも立派なお堂に納められれています。

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この隣は、妙雲寺でしたが、池上本門寺はどこにあるのか・・??

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多分・・・と思い、提灯の連なる道を通り、丘の上を目指しました。

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2010年10月24日

デムス、モーツァルト/ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」

朝から曇天で肌寒く感じるようになりましたね。

部屋の掃除をし、扇風機を片付けて、ホット・カーペットを敷きました。
まだ通電はしませんが、カーペットで落着いてしまって部屋でゴロゴロと・・

小石川図書館か、荒川区の荒川ふるさと文化館に行こうと思ってましたけれど、
ご近所で買物をして戻ってきて、部屋で落着くことにしました。

ブドウ・ジュース(世間ではワインと呼ぶ)を飲みながら、
アンプに火を入れて、黒い円盤のレコード鑑賞です。
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イエルク・デムスの弾き振り
コレギウム・アウレウム合奏団

モーツァルト
ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」

1970年、バイエルンのフッガー城糸杉の間での録音

今では当たり前のようになった、古楽器による演奏ですけれど、
解釈は、先鋭的なところにない、どちらかというと従来の延長線上でしょうか、
しかし、活き活きとした演奏が何より魅力的ですね。 そして何より美しい。

古楽器演奏では、解釈を優先するあまりに、先鋭的な演奏もありますよね。
当初は、それを有難がっていた時期もあることを白状しますが、
その時代の音や演奏を誰も聴いたことは無いのですから・・

今の自分にとって一番心地良いものが、やっぱりイチバンであると思います。

ということで、多感な年齢の時に馴染んだコレギウム・アウレウムの演奏
古楽器では、これが自分にとって、しっくりとくるのですわ。

そして何より演奏が美しいのが魅力。 心も晴れるようで、わくわくとします。
ブドウ・ジュース、おかわりやね。

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品川界隈、旧東海道で品川へ

子供の森公園を出て、いよいよ帰路とします。
品川神社の前に戻って、サクセス品川の商店街を抜けると、旧東海道。

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IMGP2774 posted by (C)fronte360

角の八百屋さんを覗いてみると、茄子一袋(5本)100円、胡瓜一袋(4本)95円、
いずれも曲がっていたりしますが、味には関係ありませんね。
ゲットですわ。 嬉しいですね。 道を進みましょう。

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古くから続くお店も点在しているので、きょろきょろしながら歩きますと、
お寺を発見。 一心寺、とあります。

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そして「成田山」の提灯。
今年夏、成田山で護摩焚きを見てきましたし、先日は大森の成田山にも行き、
ここでも成田山にも出会えるとは、ご縁があるようですね。

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IMGP2779 posted by (C)fronte360

これは、山門を入って左のお不動さん、水掛不動さんだそうです。
ご本尊のお不動さんは本堂の中にいらっしゃいますが、身近でいいですね。

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ここを出て、さらに先を進んでゆくと、踏切に電車、京急ですね。

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IMGP2783 posted by (C)fronte360

ここで商店街・旧東海道はおしまい。
東海道線の線路を越えて、第一京浜にそって品川駅へ。

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IMGP2789 posted by (C)fronte360

こんどはゆっくり旧東海道散策でもしましょう。 おしまい。

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2010年10月23日

西島三重子、「Bye-Bye」(1981年)

池上本門寺に行ってきたこともあって、
「池上線」を歌っていた西島三重子さんの黒い円盤「Bye-Bye」をかけました。

1976年、「池上線」をヒットさせた西島三重子さんですが、
このアルバムは、1981年、テイチク・コンチネンタルレコード移籍第1弾で
ニューミュジック系統に分類されるように思います。

hl2007.JPG冒頭の「Lonely Girl」「Bye-Bye」のみ
西島三重子さんが共同作詩し、
全曲、門谷謙二作詩/西島三重子作曲

全10曲、すべて別れ歌となっています。
晩秋にふさわしい選曲でしょうか。

細やかな心情を描く門谷氏の詩と、
その心の襞をゆったりと歌う西島三重子さん、それがマッチした名作ですね。

冒頭の「Lonely Girl」と、ラストの「One O'clock Rhapsody」
どの曲も素晴らしいですが、これらはしみじみとした素晴らしい作品です。

「手をふればさよなら」「面影通り」「あきらめてサンバ」
「いらいらトワイライト」「Because」「愛にながされて」

根暗かもしれませんが、好きです・・・  西島三重子さんの「Bye-Bye」

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ケンペ、ブラームス/交響曲第4番

秋も深まってきましたね。

今朝は池上本門寺に行ってきましたが、そのことはまた後ほどとして、
早めに部屋に戻り、久しぶりにアンプに火を入れ、黒い円盤のレコード鑑賞。

ulx3175b.jpgルドルフ・ケンペ指揮
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

ブラームスの交響曲第4番

写真左上の赤いマークは懐かしい「BASF」
テイチクの国内盤ですけれどもね。

小型スピーカのテクニクスSB-X1では低域不足が否めませんけれども
もとよりケンペの演奏は、正統派、正攻法などと書かれていますが、
渋いブラームスではなく、流麗で、自然体なのが魅力です。

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posted by fronte360 at 16:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 06〜10-LP/LD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする