長男と本郷図書館に行ったときに借りたCDです。
シューマンのピアノ協奏曲の原曲
「管弦楽の年」といえる1841年に作曲された
ピアノと管弦楽のための幻想曲イ短調
クララ・シューマンの独奏で初演されて
現行版とは大きく変らないようですが、
細部では色々と違っているようです。
スコアが読めないので判りませんけれど・・素晴らしい演奏と思いました。
ここで演奏しているのは マリオ・ヴェンサーゴ指揮バーゼル交響楽団
ピアノ独奏 ジャンルカ・カシオーリ(p)
カシオーリのピアノは抑制を効かせつつ、陰影を付けている好演ですし、
伴奏もまた主張を持って、独奏とともに曲を際立たせて見事ですね。
カシオーリは、ドイツ・グラモフォンへの録音もある注目株で知ってますが、
指揮者のマリオ・ヴェンサーゴは、初めて名前を知りましたが、
なかなかの実力者のようです。
この曲のあとに収録されているシューマンの交響曲第4番を聴きますと、
ちょっとテンポを遅めにしつつもツボを押さえた情感ある演奏を聴かせて、
なかなかの実力の持ち主だと感じました。
調べてみると、ヴェンツァーゴは、チューリッヒで生まれ、
最初ピアニストとして活動を始めて1978年から指揮者活動を開始、
ヴィンタートゥーア市立管弦楽団を1986年まで、その後スイス・ロマンド管、
ドイツのハイデルベルクの音楽監督を務めたあと、
1997〜2003年まで新生バーゼル交響楽団の初代の音楽監督だったようです。
その後は、2004〜07年 エーテボリ交響楽団のシェフも務めていたようで
生年は不明なものの、スイスの中堅指揮者であるようです。
1989年にはベルリン・フィルに客演、
1994年にはNHK交響楽団にも客演指揮しているとのことでした。
なかなか面白いCDを借りて満足しました。 図書館バンザイ !!!
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2010年09月28日
ポール・パレー、サン=サーンス/交響曲第3番
マイブームのポール・パレー(Paul Paray)の第2弾
マルセル・デュプレのオルガン
ポール・パレー指揮デトロイト交響楽団による
サン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」
1957年10月デトロイトでの録音ながら
パレーらしい、きっちりとした剛毅な演奏を堪能。
この録音も左右はっきりと切り分けられたステレオ効果なのは
マルチ・チャンネルになる前の3トラックによる収録であるからでしょうが、
ここでは、パレーの録音には珍しく、第2ヴァイオリンを右に振り分けていて
より一層、生々しい演奏が耳にでき、驚かされました。
フランスの重鎮マルセル・デュプレのオルガンも重厚感ある音で収録。
演奏ももちろん素晴らしいけれど、この時代の録音と思えないですね。
ここまで書いて気づきましたが
このCDジャケット、ネットから今のを拾いましたけど、
この写真、かつてはラフマニノフとフランクの交響曲が収録されたものです。
ラフマニノフの交響曲第2番はどこに行った??
こちらのラフマニノフ、最近では流行らないカット版による演奏なので、
第1楽章が16分で早く終わることもありますが、やはりストレートな表現、
ぐいぐいときて、カッコ良く感じる好きな演奏なのですけどね。
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マルセル・デュプレのオルガン
ポール・パレー指揮デトロイト交響楽団による
サン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」
1957年10月デトロイトでの録音ながら
パレーらしい、きっちりとした剛毅な演奏を堪能。
この録音も左右はっきりと切り分けられたステレオ効果なのは
マルチ・チャンネルになる前の3トラックによる収録であるからでしょうが、
ここでは、パレーの録音には珍しく、第2ヴァイオリンを右に振り分けていて
より一層、生々しい演奏が耳にでき、驚かされました。
フランスの重鎮マルセル・デュプレのオルガンも重厚感ある音で収録。
演奏ももちろん素晴らしいけれど、この時代の録音と思えないですね。
ここまで書いて気づきましたが
このCDジャケット、ネットから今のを拾いましたけど、
この写真、かつてはラフマニノフとフランクの交響曲が収録されたものです。
ラフマニノフの交響曲第2番はどこに行った??
こちらのラフマニノフ、最近では流行らないカット版による演奏なので、
第1楽章が16分で早く終わることもありますが、やはりストレートな表現、
ぐいぐいときて、カッコ良く感じる好きな演奏なのですけどね。
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