アルド・チェッカート/ベルゲン・フィルの全集を持っていますが、
これが何というか、しっかりと演奏しているもののイマイチ覇気が感じられず
強弱表現ではなく、もうちょっとリズムを強調して欲しいとか思ってみたり・・・
で、あまり聴き返すこともありません。
小石川図書館でリッカルド・シャイー指揮ゲヴァントハウス管弦楽団による
マーラー編曲版による交響曲第2・4番を見つけ、連れ帰ってきましたが・・
これは良いですねっ!! ジンマンよりも100倍良いって感じ。

シューマンの交響曲ってスコアの問題よりも
演奏に向かう姿勢なんじゃないか・・・
と、常々思っていたりします。
相性もあるのかもしれませんけれどね。
セルの指揮する「ライン」など
終楽章のコーダの音型が違っていたり、
アルミン・ジョルダンはダブル・ティンパニだそうで
けっこう指揮者によって手を入れていたりもするのですが、
それらが奇異に聞こえることなく、納得させられる演奏が結構存在します。
ひとえに、作曲家シューマンへの思い入れではないか、と思ってみたりします。
話をシャイーの演奏に戻して、切れ味鋭くシャープでしなやかですね。
特に第2番、熱くてしかも歌心も失わず、めくるめく世界を感じさせて好き!!
第4番も素晴らしい演奏ですが、スッキリとして軽量級な感じでしょうか。
LGOの渋い響きで綿々と歌われているので、嫌いではありません。
シャイー/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団はよさそうですね。
他のCDも見つけたらまた借りてみましょう。
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