入新井交通公園を出て、京急線の大森海岸駅を目指して歩きましたが、
海岸駅とは名ばかりで、海はまったく見えません。
見えるのは第1京浜をひっきりなしに行き交う自動車ばかり。
灼熱のなか、第1京浜から旧東海道をたどって立会川へと向かいました。
なお、この旧東海道との分岐点に、鈴ケ森刑場跡があります。
供養塔のほか、磔刑や火炙に使った穴の開いた石なども置いてあって、
写真も撮っていたのですが、なんだか急に気分が重くなってきました。
憑依体質ではないつもりなのですが、のしかかられるような感じもして・・・
心で手を合わせ、大きく深呼吸し、急いでここを離れることにしました。
人通りも少なく、落ち着いた感じのする旧東海道を進みます。
そして旧東海道で立会川にかかるのが「涙橋」です。
鈴ヶ森の刑場で処刑される罪人が、裸馬に乗せられてきて、
ひそかに見送りにきた親族らがこの橋で涙を流しながら別れたということから
「涙橋」と呼ぶようになったそうです。
でも今日は、この橋のたもとの天祖・諏訪神社の例祭なので賑やかです。
境内に入ってみると、社殿に人だかり・・・
神楽でしょうね、中ではお面をかぶった人が軽妙に踊っていました。
写真ではボケてしまいましたけれど・・・
狛犬が堂々としていますね。
刻印をよく見ると、寛永だったかな、江戸時代の作のようです。
そしてここを出てから帰路とします。
タオルで汗を拭きながら旧東海道を更に進んでいると・・・お神輿を発見!!
夏祭り・もう夏が全開って感じでしたね。
当方もずっと歩いているから、いっぱい汗をかいて、夏を満喫しました。
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