2010年08月22日

トリロジー、Beck Bogerd & Appice Live そして ハイドン

昼前の11時、暑いけれども散歩に出発。
汗をだらだらと流しながら、小石川図書館に向って歩きます。

途中、八百屋お七のお墓のある圓乗寺に立ち寄ったり、
播磨坂の彫刻も見ながら登ってゆきましたが、それは別途としましょう。

歩いているときは、愛用のメモリプレーヤで音楽をかけていますが、
こう暑いと、ロックが良いですね。

Trilogy.jpgEmerson Lake & Palmer (EL&P)
「トリロジー (Trilogy) 」
1972年のアルバムですね。

コープランドの曲をアレンジした
「ホウダウン」
ラベルのボレロから着想を得ている
「奈落のボレロ」
クラシック音楽好きな高校生はプログレッシブ・ロックも聴いたものです。

そして、続いて聴いたのは Beck Bogerd & Appice Live
esca5067-8.jpg1973年5月18,19日
大阪厚生年金会館でのライブ盤

ギター大好きで
文京区に住むきっかけも作ってくれた友人が
高校生時代に教えてくれたものです。

彼は実際にこのコンサートに行っており
実際のコンサート・プログラムにそった曲順のカセットテープをくれました。

これも青春の曲ですね。 とにかく、暑い夏にはロック、よく似合います。

そしてクーラーのよく効いた小石川の図書館で借りたのは・・・ハイドン

100822_01.jpg

ハイドン/交響曲第93,94番、バーンスタイン/ニューヨーク・フィル
ハイドン/交響曲第95,96番、バーンスタイン/ニューヨーク・フィル
ハイドン/交響曲第101,96番、オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団
ハイドン/交響曲第44,45番,ピアノ協奏曲、インマゼール/アニマ・エテルナ

名盤との誉れ高いアンタル・ドラティとフィルハーモア・フンガリカの全集
この黒い円盤のレコード全集もありましたけれど・・・
レニーとオーマンディにしました。

ハイドンって、独墺系の滋味な演奏よりも覇気のあるレニーが良いかな、と。
そして、オーマンディは、冒険であります。

自室に戻って、エアコンをかけてまずレニーから聴いていますが
堂々とシンフォニック、ぐいぐいと主張する演奏かな、しばし鑑賞しましょう。

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ゲザ・アンダ、モーツァルト/ピアノ協奏曲第25番

ここ3日ほどエアコンを止めて扇風機で寝ていますが、
さすがに今朝は暑く、5時頃に目覚めてゴロゴロとのたうち回ってました。
でも珍しく二度寝も出来て、慢性睡眠不足もやや解消でしょかね、元気です。

朝7時すぎより掃除をして、洗濯も2回。
この借り住まいで初めてでしょうね、カーテン4枚を洗濯しましたし、
トイレのマットや風呂マットなども洗濯したあと、思い立って、
エアコンのフィルターまでも水洗いして、干しました。

日曜朝、掃除・洗濯を終えて気分スッキリです。

学生時代、日曜日の朝に掃除をやっていたとき、いつも、
ブレンデルとマリナーが組んだモーツァルトのピアノ協奏曲第25番をかけながら
やっていたことを思いだしました。 まるでテーマ曲のようにしてましたね。

くだんのレコードはこちらに持ってきていないので

mgw5189.jpgゲザ・アンダが、
モーツァルテウム管を弾き振りした
レコードを出してきました。

軽い朝食を採りながら聴いていましたが、
この演奏も、日曜朝にはピッタリですね。

ブレンデルのは壮麗さがあって、
せっせと掃除をするのに向いているようにおもいましたが(笑)
アンダのは、軽快でニュアンス豊かな演奏で、食事時に向いているかも。

ゲザ・アンダ、1976年に55歳の若さで亡くなったせいでしょうか、
また昔から廉価盤として出ていたせいでしょうか(このレコードもそうです)、
話題になることのあまりない演奏ですけれど、
いい演奏だと改めて思いました。

さあて今日もまた散歩に出ますかね・・・

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2010年08月21日

まるごと高知は大盛況

今日21日、銀座に高知県のアンテナショップ「まるごと高知」がオープン。
人が少なくなると思って、夕方4時ちょっと前に行ったのですけどね・・・
なんと入るのに40分待ちだとか。

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IMGP1967 posted by (C)fronte360

以前よりネットで読んでいる高知新聞でいつオープンするかが話題になってて
(なかなか計画が進まずに県議会でも話題になっていたようです)
そんな興味もあったので行ってきましたが・・・ 高知人気、すごいですね。

人の多いところは好きじゃないので、今日は諦めました。
築地にあるコウチ・マーケットの方が、市場みたいで、個人的に好きかも〜
とにかく、落着いたら、またやってきましょう。

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慈眼寺、芥川龍之介・司馬江漢・斎藤鶴磯の墓

二葉亭四迷のお墓を見つけたので、
染井霊園に隣接する慈眼寺の墓地にも行ってみることにしました。

ここは前にも来ましたが、芥川龍之介のお墓があるのですね。
芥川家のお墓の隣の四角いのが龍之介のお墓で、愛用の座布団の形だとか。

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IMGP1958 posted by (C)fronte360

あとここには江戸時代の絵師で蘭学者の司馬江漢のお墓もあります。
墓石には江漢司馬と書かれていますね。 何か意味があるのかしら。

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IMGP1960 posted by (C)fronte360

あと江戸時代後期の儒学者で地誌研究家の斉藤鶴磯のお墓もありました。
所沢に住んで江戸時代の地誌「武蔵野話初編」を書かれた方だそうです。

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IMGP1962 posted by (C)fronte360

後者の二人は、都の旧跡となっているようです。
せっかくなので無縁仏さまも以下に貼っておきましょう。 合掌。

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IMGP1964 posted by (C)fronte360

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二葉亭四迷(くたばってしめえ)の墓

東京は大阪と違って街中に緑が多いですね。
武家屋敷を基にする庭園も数多くありますが、墓地が多いのにも驚きます。

お昼まえ、巣鴨に買い物に出たついでに、染井霊園まで行ってきました。
明治時代に言文一致の小説を始めて書いた二葉亭四迷のお墓を見つけました。

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IMGP1954 posted by (C)fronte360

別に目指していたわけではなく、
たんにブラブラ散歩していて発見しただけなんですけどね。

谷中霊園も時々散歩しますけれど、
東京の墓地は緑が多くあって、広々としていて、心が落着くような気がします。

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2010年08月20日

サラ・ヴォーン/アフター・アワーズ(After Hours)

東京は、朝夕ちょっと過しやすくなりました。
昨夜からエアコンを止めて、窓を開け、扇風機ですごしています。
本当は、扇風機も止めたいところですけれど・・・ね。

とにかく、ようやくお盆休み明け、気だるい1週間が終わりました。

昨夜は担当しているシステムトラブルに付き合って帰宅が2時間遅れ・・
本日も、帰宅途中の車中で別システムのにサポート依頼の電話がありまして、
品川よりとって返し、川崎に向っている途中・・ もうよくなった、とのこと。
川崎駅のホームからトンボ返りで戻ってきました。 ようやくこれで週末ですわ。

テレビも面白くなく、入手したレコーダで録画した「ゲゲゲの女房」を見たあと
黒い円盤のレコード鑑賞、こう暑いとアンプに火を入れるのも、躊躇してました。

いろいろとかけたあと、やはりジャズで
サラ・ヴォーンが、ギターとベースを伴奏に
yw-7518-ro.jpg伸びやかに歌う「アフター・アワーズ」

after hours

仕事のあと、仕事を終えたミュージシャンが
クラブなどで気の向くままにリラックスし、
自分たちの楽しみのためのセッション

そんな意味ですかね。

1961年6月ニューヨーク録音、モノラル録音なのですけれど、
使っている能率の低いテクニクスのスピーカーとの相性もあるのでしょうね、
かえって落ち着きを増しているようにも感じます。

なおカートリッジは、ピカリングの V-15 microIV/AT ですね。
太い音で、ゆったりと歌っています。 今宵は、これが良い気分ですわ。
これもアナログ・オーディオの楽しみ、その一端でしょうかね・・・

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アントン・ナヌート、ハイドン/交響曲第44番「悲しみ

メモリプレーヤに収録された第1曲目は、ハイドンの交響曲

ナヌートさんというと、バロックからマーラー、ショスタコーヴィッチなど
守備範囲の広い指揮者ですが、このハイドンもなかなか楽しませてくれます。

これは、かつてバークシャで個人輸入した Stradibari レーベルのCDですが
1989年12月15日にポニー・キャニオンから国内盤としても出ていました。
ほとんど売れなかったと思いますが。

scd6066.jpgさて演奏ですが、

何より、第4楽章のドライブ感
これが素晴らしいですね。

それまでの落ち着いた表現から一転、
気色ばんだ表現でオケをぐいぐいと引っ張り、
まさしく疾風怒涛の表現。 オケも頑張ってます。

もちろん第1〜3楽章も弦楽四重奏の拡大版のような纏まりの良さも魅力的。
やや明るいオーボエや薄く柔らかに響くホルンも控えめで自然な呼吸で、
ともすると、退屈にも感じられることのあるハイドンの交響曲ですが、
指揮者とオケの一体感によって、最後まで楽しめます。

ハイドンを面白く聴かせることができるナヌート/リュブリャナRSO
足腰のしっかりとしたコンビである証でしょうね。

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posted by fronte360 at 05:29| Comment(2) | TrackBack(0) | 05〜10-CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月19日

アントン・ナヌートさんのこと

愛用のメモリプレーヤの中身を更新
指揮者アントン・ナヌートさんの録音を系統的に聴いています。

かつてPILZ系の廉価CDでその名を馳せた廉価盤の帝王ナヌートさんですが、
昨年末、紀尾井シンフォニエッタ東京の定期演奏会に出演されていたことを、
不覚にも、つい最近知ったしだいです。

伝説の巨匠 ナヌートが導く、当団初 堂々のベートーヴェン
と、題された紀尾井シンフォニエッタ東京第72回定期演奏会

091218.jpg2009年12月18日(金)開演19:00(開場18:30)
2009年12月19日(土)開演14:00(開場13:30)

指揮:アントン・ナヌート
独奏:アナ・チュマチェンコ(vn)

曲目:<オール・ベートーヴェン・プログラム>
   「プロメテウスの創造物」 序曲 作品43
   ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61
   交響曲第5番 ハ短調 作品67 「運命」

演奏会の様子について調べてみたら、
ピアニスト久元祐子さんのブログに記載がありました。

「妥協のない姿勢と確固たる意思が感じ取れる堂々だるもの」
だったそうで、練習も繰り返し厳しい要求が出ていたと書かれていますね。

なんとなく予想していたとおりであって、
今更ながら、聞き逃したこと、少々悔しく思っています。
昨年12月18日は、特に理由もなく有給休暇を取得し、
のんびりと散歩などしていたことがブログに書いてありましたし・・・
いやはや、またの来日を期待するしかないですね。

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posted by fronte360 at 22:24| Comment(2) | TrackBack(0) | 05〜10-CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

都立旧岩崎邸庭園

上野公園にほど近く、不忍池の向こう側、池之端にある旧岩崎邸庭園
ここも14日に行ってきました。

1896年(明治29年)に三菱創設者・岩崎家本邸として
英国人ジョサイア・コンドルによって設計されたものだそうです。
現在は、都立の庭園。 入場料は400円でした。

100814_iwasaki.jpgまず本館ともいえる洋館

靴を脱いでレジ袋に入れるようにとのこと、
ちょっと歩いたので、靴を脱いだ足の裏に、
絨毯が妙に気持ち良い感じ。

凝った部屋に、立派な調度類、
柱の並んだベランダなど、立派なお屋敷です。

また西洋建築とはいえ、日本向きなのでしょうか、
どこも風通し良さそうな造りなんですけれども・・・

明治時代はこんなに暑くなかったんでしょう。
もとより冷房装置はありませんから、貸し出し用のウチワが置いてあって、
皆さん、パタパタと扇ぎながらの見学でした。

ぐるっと見て回っていると、自然と棟続きの和室へと続きます。
ここは書院造りを基調にされているそうです。

とにかく暑いので、和室にあるお茶席でしばし休憩。
かき氷の宇治金時を600円を頂き、ちょっと復活しました。

芝生の庭を通って、撞球室(ビリヤード場)
ここはスイスの山小屋風で、洋館から地下道でつながっているとのことでした。

東京は大阪と違って緑の庭園が多いですねぇ。



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2010年08月18日

ノイマン/ゲヴァントハウス、マーラー/交響曲第7番

ヴァーツラフ・ノイマンが指揮したライプティヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
そのマーラーの交響曲の録音は、いずれも素晴らしいものだと思います。

かつてマーラーの音楽を知った頃、ノイマンはチェコ・フィルを指揮していて
古い録音のレコード・・・ そんなイメージしかありませんでした。 でも・・
CD化されたその録音を耳にするようになり、ウロコが落ちるようでした。
今でもそんな頃を思い出しながら、ワクワクしながら聴いています。

0090462bc.jpgこのマーラーの交響曲第7番

つかみ所のない曲という感じもありますが、
この演奏には何より覇気があり、
ぐぃぐぃって進んでゆきますね。
まどろっこしい、そんな思いはさせません。

この曲のファンの方には、明快すぎる・・・ そう思われるかもしれませんが、
決してノー天気な陽気さではなく、正攻法で、グイグイと攻めている感じです。

プラハの春、ソ連の介入に東ドイツが同調、軍を参加させたことに抗議して、
ライプツィヒのこのポストを辞任した、ヴァーツラフ・ノイマン。

ライプティヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団との一連の録音では
チェコ・フィルに移ってからのちょっと神経質っぽい整った演奏とは違い、
辞任した気概をも感じさせるのは、皮肉かもしれませんね。

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posted by fronte360 at 20:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 05〜10-CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする