ヤッシャ・ホーレンシュタイン指揮ウィーン・プロ・ムジカ管弦楽団
ベートーヴェンの交響曲第9番ニ短調 op.125『合唱』

エリーザベト・ヘンゲン(アルト)
ユリウス・パツァーク(テノール)
オットー・ヴィーナー(バス)
ウィーン楽友協会合唱団
録音:1956年2月6,7,9日
モノラル録音ですが、ベートーヴェンの音楽にはステレオ効果がなくとも
充分に安心して聴くことができます。
終楽章、コーダのティムパニの乱れ打ちが豪快ですが、
全般的には、整然とした演奏で、帯に書いてあるような
「たたみ掛けるズムと激しい感情、爆発的に前進する音楽は圧倒的」
とは、先のコーダ部分を除いたなら、ちょっと誇大広告じゃないかしら。
でも、ホーレンシュタインは好きな指揮者ですからね、
こうやって録音が続々と出てくることは、まことに嬉しい限りです。