東京タワーを借景に、境内の桜も咲き、ちょっと落着いた花見をしてきました。
浜松町までは京浜東北線
北口改札を出て、東京タワー方面に真っ直ぐに歩くと大門ですね。

とっても分かりやすい。 大門を抜けて更に進むと、三門。

正式名称は三解脱門。
三つの煩悩「(むさぼり)、(いかり)、(おろかさ)」を解脱する門ですが、
大門から三門までの距離も約108間で、108つの煩悩を解脱して境内に入ります。

そして三門から大殿までは約48間。 阿弥陀仏の48願に由来しているとのこと。
また大殿の階段は25段あり、これは25菩薩をあらわしているのだとか。

鐘楼脇のサクラが綺麗に咲いていて、東京タワーと青空に映えてました。

東日本で最大級との鐘は、芝(増上寺)・上野(寛永寺)・浅草(浅草寺)と
江戸三大名鐘のひとつであるそうですね。

大殿にあがって振り返るとこんな感じ。
外国人観光客がとっても多かったのですが、人が少ないので落着きます。

大殿の中では何か法要をやっていたようで読経も聴こえていたこともあり、
焼香をしてお祈りもしておきました。

このあとは境内を散策、西向観音の前に連なる千躰子育地蔵尊

このまま進んでゆくと、徳川将軍家墓所(霊廟)
4月2日〜8日には、無料の特別公開があるようですね。

霊廟前には四菩薩像(右から普賢菩薩、地蔵菩薩・虚空蔵菩薩・文殊菩薩)
もとは地蔵山に安置され、西向観音像に対し東向きに配置され、
この間が参道になっていたようです。
この他にもアメリカのグラント大統領が来日して植えた松・グラント松など
色々とありましたが、大半が戦災で消失してしまったようですね。
日頃、奈良・京都の寺社仏閣に馴染んでいることもあって
驚きはありませんが、都会の中の安らぎの空間として、良いところでしたよ。