ラトルのベートーヴェン交響曲全集に完全にハマっています。
とにかく面白い、耳からウロコ状態が続いています。

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
主兵のベルリンフィルではなく、
ウィーンフィルを使っていることに加え・・
最近では珍しくないかもしれませんが
新ベーレンライター版を用い、
古楽器のピリオド奏法も取り入れた意欲作。
最初、そんなことを知らず、今年まだベートーヴェンの交響曲を聴いてないな、
な〜んて思い、軽い気持ちで借りた全集だったのですが・・・
えっ!、あれぇ?、へぇ〜 てな感じで、
もしかして新ベーレンライター版、ウィーンフィルにピリオド奏法???
なんて思って調べたら、まさしくそのとおりだったようです。
新ベーレンライター版か、指揮者の解釈かなんて判るはずもなく、
まったくの当てずっぽうだったんですけどね。
今、2度目を聴き終える間際ですが、とにかく、何度聴いても面白いですね。
超快速で飛ばす第1番のフィナーレ、でも第9のアダージョはやたら遅いし、
耳馴染みのない音型もひっこりと現れることもあり、耳を奪われますけれど、
何より音楽に推進力があり、エキサイティングなのです。
ピロオド奏法を取り入れた新ベーレンライター版
な〜んていうと、かつて本名徹治さんが大阪シンフォニカーで演ったような
精緻な精密機械のような演奏を思い浮かべたりもしますが、
これが正反対、グラマラスな響きで畳み掛けてくるのもまた、魅力的ですね。
英雄交響曲の冒頭もさることながら、葬送行進曲がまたとても濃厚!
腰の据わった感があり、どの曲の、どの楽章であっても、聴きどころ満載・・
そんな感じですね。
今更かもしれませんけれど・・・