2010年03月25日

サイモン・ラトル、ベートーヴェン交響曲全集

ブログには記載漏れしてますが、3月7日に本駒込図書館より借りた
ラトルのベートーヴェン交響曲全集に完全にハマっています。
とにかく面白い、耳からウロコ状態が続いています。

EMI 7243 5 57445 2 4.jpgサイモン・ラトル指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

主兵のベルリンフィルではなく、
ウィーンフィルを使っていることに加え・・
最近では珍しくないかもしれませんが
新ベーレンライター版を用い、
古楽器のピリオド奏法も取り入れた意欲作。

最初、そんなことを知らず、今年まだベートーヴェンの交響曲を聴いてないな、
な〜んて思い、軽い気持ちで借りた全集だったのですが・・・
えっ!、あれぇ?、へぇ〜 てな感じで、
もしかして新ベーレンライター版、ウィーンフィルにピリオド奏法???
なんて思って調べたら、まさしくそのとおりだったようです。
新ベーレンライター版か、指揮者の解釈かなんて判るはずもなく、
まったくの当てずっぽうだったんですけどね。

今、2度目を聴き終える間際ですが、とにかく、何度聴いても面白いですね。

超快速で飛ばす第1番のフィナーレ、でも第9のアダージョはやたら遅いし、
耳馴染みのない音型もひっこりと現れることもあり、耳を奪われますけれど、
何より音楽に推進力があり、エキサイティングなのです。

ピロオド奏法を取り入れた新ベーレンライター版
な〜んていうと、かつて本名徹治さんが大阪シンフォニカーで演ったような
精緻な精密機械のような演奏を思い浮かべたりもしますが、
これが正反対、グラマラスな響きで畳み掛けてくるのもまた、魅力的ですね。

英雄交響曲の冒頭もさることながら、葬送行進曲がまたとても濃厚!
腰の据わった感があり、どの曲の、どの楽章であっても、聴きどころ満載・・
そんな感じですね。

今更かもしれませんけれど・・・
posted by fronte360 at 21:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 05〜10-CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする