今回の帰省で、彼女がテイチク・コンチネンタルレコードに吹き込んだ
全4枚のアルバムを持ってきました。
当時、微美杏里というネーム、ビビアン・リーのもじりですね、
仲の良い松任谷由実さんは呉田軽穂のネーム、グレタ・ガルボですよ、
そんなネームで、作詞もされていました。

コンチネンタルレコードへの最後のアルバムで、
多分、彼女の最後のアルバムですが、
ヨーロピアン・テイストに満たされた
誘惑的な魅力を秘めた作品集です。
モノローグっぽく、やや平板に喋るよう・・
そんな風に歌っているのが、またとても魅力的。
松任谷正隆がサウンド・プロデュース
当時流行のテクノ調ながらも、奥行きと深さを感じさせるアレンジ、
バンド・ミュージックとしても聴き応えがあります。
刺激的な「狂躁曲」「アブラカダブラ」もいいですが
この「ガラスの植物園」は、ちょっと抑えた今の気分にぴったりです。
藤真利子さん、コンチネンタルレコードに吹き込んだこれら4枚のアルバム
いずれも、女優さんの片手間仕事どころか、
日本のポップシーンをリードしていた凄いアルバムと思ってます。
ただし、ほとんど売れかなかったようですけれど・・・
ああ、藤真利子さん、また歌って欲しいですね。