朝から雨模様でしたけど、お昼前にやんだようなので散歩に出発ですよ。
部屋にこもっていても新しいことは何も生まれませんから・・・
まずは、
本郷図書館ここで、千石図書館で借りたCD、DVDを返却して身軽になります。
団子坂では下水道工事をやってましたが、
掘り返した道路を見ると、煉瓦で造ったマンホールが顔を覗かせてます。
立派な構築物、そんな感じでしたけど、これを壊しているみたい・・・
なんか勿体無いなぁ、などと思うのは素人考えかしら。
団子坂を下って、
不忍通りを渡って
谷中方面に進みます。
全生庵というお寺、境内に金色に輝く仏様もいらした大きなお寺です。
なんでもここは、
山岡鉄舟が徳川幕末・明治維新の際、
国事に殉じた人々の菩提を弔うために明治16年に建立したそうですね。
山岡鉄舟本人もここにお墓があるようですし、
落語家の
三遊亭円朝、作曲家の
弘田龍太郎のお墓と曲碑もあるそうです。
「春よこい」「叱られて」「くつが鳴る」「雀の学校」「鯉のぼり」
などの作曲家だそうですけれど、雨が降ってきたので先を急ぎます。
途中、懐かしい感じの日用品・雑貨店を見つけました。
いまでもちゃんと商売されている・・・懐の深い町ですね。
谷中霊園に突き当たったので進路を南、いったん
上野を目指しましたが、
チラリと見た霊園の桜並木が黄葉していたので、進路変更。
霊園の中を抜け、
日暮里から電車に乗ることにしました。
並木に入って、すぐのトイレの脇に説明板があるの近寄ってみると、
明治初期の稀代の悪婦・
高橋お伝のお墓、とのこと。
以下、案内板からの引用です。
最初の夫、浪の助が悪病にかかり身体の自由を失ったので毒殺し、
他の男のもとに走り、その後、各地を放浪しながら悪事を重ねた。
明治九年、浅草蔵前の旅館丸竹で、古着屋後藤吉蔵をだまして殺害、
所持金二百両を持って逃走、京橋新富町で捕らえられ、
同十二年、三十歳で死刑に処せられる。 (以下略)
伝の墓に参ると三味線が上達するという評判があって、
三味線を習う人が花を供えて、花が絶えることがないそうです。
この先には、
川上音二郎の銅像台座もありました。
川上音二郎は「
オッペケペー節」で一世を風靡した俳優・芸人ですが、
お墓は出生の地・福岡にあるようで、これはお墓ではなく、銅像の台座。
銅像そのものは戦時中の金属供出で持っていかれたようです。
そして突き当たりは、
谷中の天王寺天王寺というと・・・
大阪人にとって、動物園とオカマを連想する町なんですけどねぇ
谷中の天王寺というと、
五重塔でしょうか。
幸田露伴『
五重塔』、放火心中事件で焼失して今は無く、残念です。
さて
日暮里から、久しぶりに
常磐線で
上野に出て、
目的地は、先週まちがって来てしまった、
国立西洋美術館。

第2・4土曜日は、常設展がタダ
国税を払っているので還元してもらわなくては。
で、たっぷりと楽しんで出てきたら・・・
あれれ・・・ロッカーの鍵がないよ!
鍵はしっかりとかけたけど、鍵を抜くのを忘れてしまったようです。
あ〜
ボケが始まったのかもしれません。
暗澹たる気持ちで係りのお姉さんに事情を話し
インフォメーションに行ったら、遺失物として届けられていました。
あ〜、よかった、よかった。

ということで
西洋美術館をあとに
アメ横を抜け、
御徒町の
吉池まで歩いて
日本酒を1本買ってしまいました。
奉仕品で、なんと一升瓶で 1,050円なんですよ。
ダメもとで美味しくなかったら燗酒にするつもりですけど
調べてみると・・・
醸造元の新潟県
柏崎市の
原酒造株式会社って
「
越の誉」を出しているところなんですね。
これはたのしみが増えました。
ということで、今日もこれから廃人同様になりますけども、
飲み過ぎてボケがまわらないようにしなくては・・・
posted by fronte360 at 16:41|
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08〜12-東京散歩
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