電車の乗ることよりも、散歩が目的なんで、歩くことにしました。
線路沿いをてくてくと歩くと、すぐにJR銚子駅も見えましたけど
手前の踏切でふっと左を見たら、鳥居が見え、神社のようです。
さっそく方向転換、そこにあったのは
妙福稲荷・福聚殿(妙福稲荷堂)

桜町上皇より正一位の称号をおくられた霊験あらたかなところで、
特に火伏のお稲荷様として有名だそうです。
明治30年の火災、祖師堂の屋根にお姿が見え、消火して類焼を免れた・・
昭和20年の空襲の際。祖師堂に5発の焼夷弾が命中したものの・・
全部不発弾であったとか。 お参りしました。
この稲荷堂の裏手にも大きなお堂も見えるので、回り込んでみると・・・
妙福寺・祖師堂

堂々としておりますね。
さらに広い境内を歩くと、小ぶりの北辰殿(妙見宮)

銚子の妙見様
能勢の妙見様、墨田区の柳島の妙見様とともに三大妙見なのだとか。
さっきネットで調べると、能勢の妙見以外は別みたいな感じですけど
よしとしましょう。

広い境内には修行用の滝もありました。
ま、修行は遠慮しましたけれど、寶積稲荷堂があったので

ここにお参り、おすそ分けがいただけるでしょうかね。
とにかく広々とした境内のそこかしこに歴史を感じるお寺です。
臥龍の藤と呼ばれる藤棚も、京都御所内にあったもので
南北朝の南朝の忠臣が大阪湾経由で銚子に運んだものであるとか。
樹齢750年におよぶものである古木なんだそうです。
他にも色々ありましたけれども
卒塔婆を持った高齢なご婦人とお寺の方が世間話をしながらゆっくり歩き
墓地へと歩まれているのを見て、しっかりと根付いていることを感じました。
さて名残惜しいですがここも辞しJR銚子駅へ到着。
駅前の広場、ほんと広場の字そのもので広々としますね。

この先には河口が広がっているので、そこまで歩いてみましたよ。

海方向を見たのがこれで、遠くに風力発電のプロペラが
最近、ほんとアチコチで見かけるようになりましたね。
やってきた駅前の通りを1本外れて駅へと戻りますが、
ここもまた広々として落着いた空気、南国特有なおおらかさも感じました。
いい気分転換の散歩になりました。

駅の売店でビール(もどき)を1本購入
銚子13:15発、成田線経由千葉行きの113系電車に乗込みました。
発車までまだ15分、ボックス席を占領して、一人でお疲れさん
さっそく喉を潤しましたぜ。 美味しかった〜

成田線経由のほうが景色に変化があって良かったなぁ。
所要時間も同じく2時間ですから、ぜったいこっちがいいな。
そして千葉からは、総武快速横須賀線ですが
途中の市川で下車、駅前にあるダイエーで買い物ですわ。
そして部屋には18時前に戻ってきました。
風呂に入ってこざっぱりとしてから
犬吠駅の売店で購入した銚子の地酒ワンカップ「祥兆」
ご近所の業務用スーパーで求めたサンマ刺身とともに頂いてお開きです。

「祥兆」230円だったかな、なかなかもって重厚な味
よく見たらアルコール15〜16度、簡素なデザイン、味も質実、よかったですよ。