2008年10月26日

オーケストラ千里山 第14回演奏会

対抗配置に据えられた豊かな弦の響き、これが自然に流れた充実した響きに酔いました。
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メインの指揮者は河崎聡さん、2001年よりこの方の指揮を聴いていますが、オケの自主性を発揮させて充実した演奏を聴かせてくださる、そんな印象が強くあります。 そして今回もまた、オケの各セクションが響き合った素晴らしい演奏でした。

特にラフマニノフピアノ協奏曲第2番、ソリストの吉田衣里さんを巧みにリードしながら、ゆったりとしたテンポで歌わせた演奏。 湧き上がってくる想い入れのある音楽に惹き込まれました。 そして要所、とくにエンディングなどスパっと切り上げたカッコ良さも光っていました。

そして新世界交響曲でも緩急を巧くつけながらも自然体の演奏を展開。 弦楽器が響きあったブレンドされた響きを突ききってくる金管楽器。 充実した響きを堪能しました。 個人的には振幅の大きかった第1楽章が好きでした。

また団内指揮者、藻川繁彦さんによるエグモント序曲もまた素晴らしかった。 集中力の高い堂々とした演奏。 フィナーレでは壮麗さも感じて、とても見事な演奏。 露払いと言うのには勿体ない感じの充実感がありました。 また、演奏が終わって藻川さんの腕が降り、そのあと暫くして響きが完全に消えてから、湧き上がってくる拍手もまた素晴らしいものでした。

なおアンコールは、吉田衣里さんがプーランクの「3つのノヴェレッテ」より第2曲を豊かな情感を持って演奏され、オーケストラはエルガーの「弦楽のためのセレナード」より第2楽章を河崎さんとともに響きを紡ぎ合わせて沁み入るように演奏されてお開きとなりました。 充実した演奏会でした。
posted by fronte360 at 22:26| Comment(0) | TrackBack(1) | 05〜12-演奏会にて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする