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2008年02月11日

関西学院交響楽団 第110回記念定期演奏会

kwan-gaku_110th.jpgクールでしかも熱くカッコ良い
関西学院らしいラフマニノフの交響曲第2番
満員の会場も熱く渦巻いていました。

今回の演奏会は、やはりラフマニノフの交響曲第2番の熱演でしょう。 熱演といっても、甘美なメロディ満載のこの曲を、理知的でクールに纏めた指揮者の寺岡さん、それを余計な感情移入を廃して真摯に演じきった関学オケの皆さん、この競演による都会的な演奏でした。 終楽章のフィナーレ、ティムパニの強打からぐいぐいと盛り上がってゆき、寺岡さんが瞬時アッチェランドをかけたと思いきや、すぐに締めてタイトで分厚い終結。 終始きちんと制御された巧いオケらしい見事な 着地でした。 カッコ良い音楽でした。

これに先立って演奏されたドビュッシーの牧神の午後への前奏曲と小組曲、こちらも巧い演奏でした。 透明感の高い弦楽器が軽やかなステップを踏み、管楽器がチャーミングな響きを聴かせます。 暖かさと明るさを持った音楽が滑るように流れてゆく。 ただ、これほど巧いとなると、予定調和みたいでもっと自由度を高く・・なんて思っちゃいました。

そして冒頭は、学生指揮者の渡辺夏希さんの指揮によるシベリウスのフィンランディア、きりっと引き締まった響きの中に若々しさが滲み出た演奏でしたね。 オケの分奏もよく、とても整った演奏で指揮者を盛り立てていました。 渡辺さん、冒頭のフレーズの最後を巻き込むのように伸ばしたりもして、実に落ち着いた指揮姿。 カッコ良かったですよ。

とにあっく満員のホールには若者の熱気が渦巻いていましたね。 自分の大学時代ってどんなのだったのかな・・などと思ってみたりもした熱い演奏会でした。

posted by fronte360 at 23:33| Comment(5) | TrackBack(1) | 05〜12-演奏会にて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする