演奏会感想文も遅々として進まない。
しかも昼過ぎより長女の高校の数学のお付き合い
じつは年末の紀伊田原でも2次方程式や因数分解を付き合っていて
今日は図形であってsinθ、cosθ、tanθを使っての計算でした。
理系出身とはいえ、農学系なんで、体力勝負だったんですよね・・
頭が回りませんが、答えを先回りして確認し、なんとかこなしてます。
とにかく今日のノルマは達成
やっとこさステレオに灯が入ってレコードが聴けるようになりました。
疲れた心と頭を癒すには音の数が少ないほうが・・
ということで今日も室内楽。

シューベルトのヴァイオリンとピアノのための幻想曲・ハ長調D.934(作品159)の入ったレコードを取り出してきました。
このほかにヴァイオリンとピアノのための2重奏ソナタ・イ長調D.574(作品162)とヴァイオリンとピアノのためのロンド・ロ短調D.895(作品70)も収録されています。
伴奏はワルター・クリーン、これまたウィーンで活躍していた名ピアニストです。
そういえばシューベルトもまた生粋のウィーンっ子でした。
これら3曲の中ではやはり幻想曲が一番いまの心境には良いみたい。
亡羊として夢見心地のような冒頭の繊細に引き伸ばされたヴァイオリンの調べ
透明感のある伴奏ピアノもまた素敵です。
そしてアレグレットになるとチャーミングになって駆けますしね。
ちょっとだけ心も軽くなります。
なおこれは1978年に発売されたグラモフォン・スペシャル1300のLPレコード。
当時隆盛を誇っていたクラシック廉価盤レコードですね。
同年代のオジさんたちにはお馴染みのシリーズかもしれません。
当時は室内楽にはほとんど見向きもしませんでしたけれど
中古レコード屋で300円で美麗盤が叩き売られていたのを見たら、
救出せねば、との思いが先にたって買ってきたものです。
黒い円盤がくるくると回るのをなんとなく眺めながら
室内楽の調べがスピーカから流れて出てくるの見て楽しむのもまた良いものです。